あくまでも田中の独断による趣味のきき酒メモ

●2003/3/16  伏見の清酒「蔵出し新酒きき酒会」

伏見酒造組合が毎年3月に開催している一般向けのPRイベント。私は昨年に続いて2度目の参加です。
各メーカーおすすめの22種の銘柄の中から、規定の銘柄2種と自由選択2種が選んで飲めます。
が、ペアで参加できるので、相方とシェアすれば、都合最大8種類まで楽しめるというわけ。
今回は京都で「世界水フォーラム」が開催されていた時期と重なったため
水に恵まれた伏見の運河を「十石船」で巡るというミニクルーズや、
「伏見みなと広場」での粕汁の振る舞いもあり、お得感も2倍!
来年もたのしみだにゃ〜。(例年、伏見酒造組合のサイトで1月頃に募集告知あり。みんな見逃すな!)

銘柄 メーカー 特定名称 メーカーコメント 私の感想
月桂冠 月桂冠(株) 大吟醸 フレッシュでフルーティー、華やかな吟醸香とふくらみのある深い味わいが特徴 大手メーカーの量産品のイメージを覆す、予想以上の仕上がり。ふだん「ちょっとおいしいお酒を飲みたいな」と思ったときなどにも、結構いけるかも。
鷹取 (株)山本勘蔵商店 純米大吟醸 お米の旨味を生かした、香りの華やかなすべりのよいお酒 メーカーのコメントどおり、お米の味わいが嫌味なく楽しめます。
井筒屋伊兵衛「極」 斎藤酒造(株) 純米大吟醸 京都の酒造好適米「祝」を35%まで磨き、豊かな吟醸香りとふくらみのある味わい。
蔵人入魂の逸品。
精白度めちゃ低い!たしかに上品。スイスイいける。
桃の滴 松本酒造(株) 純米大吟醸 兵庫県産の特等「山田錦」で仕込んだ純米大吟醸の極意。素晴らしい調和のとれた美味さと香りが特徴です。 私が伏見ブランドを見直すきっかけになったお酒がこれ!名前のごとく本当にフルーティーで豊潤な香り。
ネーミング担当者に感服いたします。
京の伝承初しぼり原酒 三宝酒造(株) 特別純米酒 京都産「五百万石」を60%まで精白し、伝承の技で造った生原酒。含みのある深い味わいが特徴。 原酒。ガツンときます。ボディがあって、うまいです。
純米大吟醸 豊祝 (株)豊澤本店 純米大吟醸 「祝」を、伏見七つ井のひとつ「白菊水」をそのまま使って醸造した天然水仕込の純米大吟醸 キレがいいです。天然水仕込のうたい文句に乗せられてるのかもしれないけど、さらりときれいな印象が…。
上撰 名聲 メイセイ酒造(株) 普通酒 兵庫県産米を原料に昔ながらの手づくりによって生み出されています。 子供の頃、白黒テレビを見ながらお父さんが晩酌してた風景とか、ひなびた居酒屋の風情とかが頭をよぎる、懐かしい味!
高級地酒がもてはやされる時代だけれど、こういう「誠実」な味のする大衆のお酒も大切にしなくちゃね。
名誉冠 名誉冠酒造(株) 大吟醸 最高級の「山田錦」を50%精白し、長期低温発酵させた、まろやかでフルーティーな吟醸酒です。 ふっくらとした味わい。
大吟醸だけど、しみじみとしたうまさ。
都鶴大吟醸 山田錦(新酒) 都鶴酒造(株) 大吟醸 この時期だけの限定商品、フレッシュでフルーティーな味わいをお楽しみください パーッと香りがたって、シャープな口当たり。
なんたって新酒ですものね。
花清水 
吟醸原酒
花清水(株) 吟醸 伏見の名水と最高の原料米「山田錦」を60%精白、低音で丁寧に醸造した端麗な酒 桃の滴にちょっと似た印象。
こっちは原酒だから、も少しパンチがあるけど。

●2003/4 愛知大学エクステンションカレッジ「日本酒を味わい楽しむ」 <第1回・「久保田」のみくらべ>

エクステンションカレッジ、いわゆる大学のカルチャーセンターみたいなものですが
なんと、試飲と称して教室で堂々と酒が飲めて、おつまみの寿司折までついてきちゃいます!
しかも残った試飲のお酒は、受講者のじゃんけん争奪戦によりお持ち帰りできたりして。
1回あたり5,000円の受講料ですが、先生の話も非常にためになるし、お酒好きにはたまらない講座です。
で、一回目は、かの「久保田」を用いてテイスティングしながらお酒の種別についてお勉強(?)いたしました。

商品名 特定名称・製法 日本酒度 酸度 田中の感想
萬寿 純米大吟醸 +2 1.2 高い香り、きれいな味。上等にまとまってますが、
田中的には、ちょっぴりそっけない感じがしなくも…。
碧寿 純米大吟醸・山廃仕込 +3 1.5 米の香りがたってます!パンチが効いていて飲み応えあり。
久保田6種の中では、田中のいちばん好きな味。
翠寿 大吟醸・生酒 +6 1.1 フレッシュな香気がパーッと立ち昇る。
かろやかで引き締まった感じの味わい。いわばドライ?
紅寿 特別純米酒 +3 1.4 やや黄みがかった色で、米のまろみが感じられる旨口。
千寿 特別本醸造 +6 1.2 紅寿の米の味わいをおとなしくした感じ。
百寿 本醸造 +6 1.2 萬寿にくらべると、香りはかなり控えめ。落着いた味わい。

ここで問題になるのが、「日本酒度」ってやつですが、これは水を0とした時、比重がどれだけあるかという目安で
糖分が多いとマイナス、アルコールが多いとプラスに傾くのですが、
お酒の旨みは、もっといろいろな成分が複雑に関係しあってできているため、
一概に「甘い」「辛い」を表わしているわけではないのだそうです。
なるほど、同じ酸度1.2でも+2の「萬寿」に比べて+6の「百寿」が辛口かというと、そんなに違わない感じがするもんなあ。
どっちかっていうと、酸度の数字が高いと、辛口傾向なんだとか。
そういえば6種の中で一番酸度の高い「碧寿」は日本酒度は低くても、ビシッと来る味がしてますねえ。

●2003/5 愛知大学エクステンションカレッジ「日本酒を味わい楽しむ」 <第2回・「正義桜」ができるまで>

この回は岡山県倉敷の蔵元「正義桜」の社長さんをゲストに迎えて、日本酒の製造工程についてお勉強。
南部杜氏の丁寧なつくりと米へのこだわりによって生まれた、香りとキレのよい同社の自信作3種いただきました。

正義桜 大吟醸 香り華やか。口に含むとフルーティーでやさしい甘味も感じられる。
契約栽培された備前山田錦を使用しているとのこと
鯨正宗 純米 山吹色がかった色合い。米の香りが高く、しっかりした味。
だけど飲み口すっきり。日本酒度+10、酸度1.7。
備前あけぼの65%精白米を使用。
ラベルもいい味出してます!
鯨正宗 純米吟醸 上記の純米にくらべて、まろやかで、やさしい味わい。
備前雄町60%精白米使用。