うま酒・うま飯おぼえがき…最近印象に残った日本酒とワインをいくつかご紹介。
■うま酒リスト 日本酒の部
| 銘柄 | 種別 | おねだん | メーカー | スペック | 個人的な好みと、いい加減な知識によるコメント |
| 月不見の池 (つきみずのいけ) |
特別本醸造 | 720ml・ 1420円 |
糸魚川 | 日本酒度+5、酸度1.4 「五百万石」55%精白 |
名古屋ではとても有名な銘酒専門店「吉田屋」絶賛の銘柄。あたりが柔らかく、バランスがいい。口に含んだ瞬間は香りも味も「ふわん」とした感じで、男性的なお酒が好きな人はちょっと物足りないかもしれないんですが、じっくり飲んでいくと酸味や旨味がじわじわ広がってきて「う〜む、おぬしやるな」と感服させられます。どんな好みの人にも素直にフィットする器の大きさが感じられます。次回は吟醸も飲んでみたいものです。 |
| 獏 (ばく) |
純米酒 | 720ml・ 1200円 |
名古屋市中川区 常磐醸造 |
日本酒度+1、酸度1.3 「夢山水」65%精白、木曽川伏流水使用 ※全国新酒鑑評会金賞を6期連続受賞蔵で仕込 |
名古屋市昭和区でかなり充実の品揃えを誇るお酒屋さん「ツボイ」で、「『菊姫』好きで、普段飲みのお手頃銘酒をお探しなら、これかな?」と言って勧められたのがこれ。愛知県の山間部で試行錯誤を重ねて栽培された酒造好適米「夢山水」を、実力派の杜氏さんが仕込んだという話題の一本。作り手の熱意とチームワークで、よくぞここまで!というなかなかの名作です。 |
| 天狗舞 | 純米山廃 | 720ml・1.333円 | 石川県松任市・車多酒造 | 「五百万石」60%精白 | 私ごのみの定番酒のひとつ。山廃っていうのは、発酵促進のための酵素などを使わず、自然の発酵力でお酒の旨さをじわじわ引き出す昔ながらの方法なんだそうです。そのせいかどうかはよくわかりませんが「これぞ酒!」というパンチがあると思います。香りが高く、私が重要視する酸味もしっかりしていて、冷でも燗でもおいしい。ややトロッとしていて、山吹色の色味もほんのり感じられます。 |
| 菊姫 | 大吟醸 | 720ml・ 5715円 |
石川県鶴来町・菊姫合資会社 | 日本酒度+5、酸度1.2、「山田錦」(兵庫県吉川町産Aランク米)50%精白 | 私好みの贅沢酒。友人に勧められて、某料理屋で初めてトライしましたが、評判・値段どおり、非常に洗練された旨さでした!香りもすごくいいです。入手困難というのもうなずけますな。 |
| 京・五山の四季 | 純米酒 | 720ml・もらい物なので値段は不明 | 京都伏見・鶴正酒造 | 「五百万石」60%精白、日本酒度+3 | 伏見のきき酒会でお土産にもらった4合ビンのお酒。「おまけだし、きき酒リストにのってなかったし、吟醸でもないしなあ」とあまり期待しないで飲んでみたら、いやあ、おみそれしました。なかなかいい味出してます。名前からイメージするように、はんなりとした爽やかな香りがあって、程よい厚み。常温でも楽しめる肩の凝らない(?)いいお酒です。 |
| 花の舞 | 純米酒 | 720ml・ 970円 |
静岡県・浜北市・花の舞酒造 | 日本酒度+5、「五百万石」60% | 静岡の呑んべえの女友達のところに遊びに行ったときにすすめられたお酒。静岡というとお茶やみかんしか頭になかったけれど、この「花の舞」で意外な酒どころでもあることを再認識。ピシッと引き締まった味と香りは「天狗舞」系のボディを感じさせます。彼女が後日お土産にもってきてくれた「純米しぼりたて」も新酒ならではのフレッシュな香気がパーッと広がり、大変おいしゅうございました。 |
■うま酒リスト ワインの部
| 銘柄 | タイプ | 産地 | ぶどう品種 | あてにならないコメント |
| シャトー・ダッソー サンテミリオン グランクリュ |
赤・フルボディ | フランス・ボルドー サンテミリオン |
メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソヴィニョン | 某リゾートホテルチェーンのギフトカタログのお仕事で取材に訪れた時にレストランでいただきました。サンテミリオン地区はここ10年前ぐらいから急激に評価を上げている、いわゆる「シンデレラワイン」がばんばん出ている産地。このワインもそこそこいいお値段(8,500円ぐらい)ですけど、ふっくらと丸みがある果実味と香り、オーク樽の程よい熟成香、絹のようになめらかな喉ごし…と大変おいしゅうございます。 「あまりワインは得意じゃない」という同行スタッフも口をそろえて「うわ〜、おいし〜」と感心してました。通好みの複雑な味のワインもいいけれど、本当のいいワインというのは、苦手な人をも旨いと言わせる実力を持っているのだ、といういい例だと思います。はい。 |
| カオール ・シャトーピネレー |
赤・フルボディ | フランス・カオール | マルベック85%、メルロー15% | フランス南西部にありボルドーの東にあたるカオール地区。ここで採れるマルベックというぶどうからできるワインは色が濃く味わいもボルドー並みに力強いのが特徴だそう。そう言われる通り、しっかりした味で、メルローがふんわりと優しい感じをかもし出しています。これで1,380円とは笑いが止まらない、お買い得の一本です。 |
| ヴェルナッチャ・ ディ・サンジミニャーノ |
白・辛口 | イタリア・トスカーナ | ヴェルナッチャ | トスカーナっていうと「キアンティ」に代表されるように赤が有名ですけど、これはトスカーナ地区で唯一D.O.C.G.っていう高い格付けをもらってる白ワイン。果実味がしっかりしていながら、酸味も程よくキレのよい口当たりで香りも爽快。しかも驚くことに値段は1200円ぐらい!わけのわからん高いシャブリをどきどきしながら飲むより、ずっとご陽気に酔える、精神衛生的にもおすすめの一本です。 |
| ジャン・ヴェッセル | ロゼ・発泡・辛口 | フランス・シャンパーニュ | 不詳 | 田崎真也氏激賞のシャンパン、なんだそうです。エクストラ・ブリュットいわゆる「超辛口」タイプも相当旨いんですが、お祝いとかパーティーとかなら、このロゼが「はんなり」した感じでよろしおすえ。ロゼのシャンパン、というと、なんだか「フヌケ」っていうイメージもあるのですが、どっこい、これは大人の辛口。ピンクというよりはやや褐色がかった色で、酸味もさわやか。ほんのり「黒すぐり」?のようなベリーっぽい味わいも感じられます。 |
| プチ・ルミエール | 赤・ライトボディ | 日本・山梨 | メルロー | 山梨のワイン「ルミエール」は知る人ぞ知る世界品評会で高い評価を得ている日本でたぶん一番水準の高い醸造メーカー。いろんなラインが出ていますが、メルロー主体のこの「プチ」は、ランチのお供に最高。ハーフボトルで650円、しかも日本産でこの味が出せるのは、本当に素晴らしい。ケース買いしようかと思ったくらいです。しませんでしたが。 |