| 08年度・島本障害者共働作業所総会 『つどい』資料 |
| 作業所のこの1年・そしてこれからの1年 |
09年度つまり来年度から「障害者自立支援法」の完全実施にともない、少なくとも大阪府の補助金制度はなくなることになっています。 あとのお金の出入りの報告で明らかになりますが、07年度の借入金(赤字)は70万円に増えてしまいました。このような財政状態のまま09年度に突入すれば、とてもしんどいことになるのは間違いありません。 この報告を踏まえて、従業員の“労働者性”を維持しながら、この作業所が生き生きと自由に生き延びる道を話し合っていただきたいと思います。 |
| A. 農産物関係 |
@ 野菜の販売 9月と2月の端境期はひどかったけど、それ以外の時期は順調な収量でした。竹の子も「不作か?」となどと話し合っていたのが5月に入っても採れ続けたし、不作だと実感した作物はなかったようです。ところが、野菜の収益は前年比でがっくり落ちました。今となっては調べようがないのですが、竹の子の売上金を支払う段でミスがあった可能性があります。しかし、この竹の子の分を差し引いても、野菜の売り上げは頭打ちにきていると感じます。 ![]() ここ数年の野菜の売り上げの推移を見ても分かるように、いくら飯田さんが工夫し、野菜の種類を変え、手を変え品を変え生産しても、また私たちがそれをいくら気張って販売しても、「旬の野菜を味わう会」の会員が野菜が足りなくなるほど増加しても、頭打ちのようです。それは限られた広さの土地と、飯田さんと妹さんの赤松さんのお二人だけの労働力で生産される野菜だから当然だといえば当然なわけです。 この頭打ちの現状を打開するには、提携農家を増やして野菜を手分けして生産するとか、野菜の会を解散して、値段の高い人気野菜(イチゴ・トマト・トウモロコシなど)の作付面積を倍以上にしてしまうなど思い切った手を打たない限り無理だと思います。 しかし、野菜の会を組織して安心、安全、美味な野菜という信用を得てきた経過があります。この信用の上に今があるわけで、信用をこちらから返上するような愚はとるわけにはいきません。それに桜井の他の農家も高齢化しており、提携農家を増やすというのは容易なことではないでしょう。 ![]() ![]() 端境期に、徳之島の奥村農園から定期便としてニンジンとジャガイモの提供を受けました。奥村農園とはネットのつながりから始まった提携ですが、ネットを通してのやり取りを傍らで見てくださっていた方から北海道の野菜を扱いませんか?とメールがきました。この方は競馬馬の厩舎を経営しておられる関係で、北海道にしょっちゅう行かれて馬の生産と平行して野菜作りをしておられる農家とかかわりが深いのです。手始めに農協で扱っているアスパラガスを試供品として提供を受けました。 このように、地域を越えて特徴のある野菜や果物を扱う方向で広がりを考えていくことも大切な段階に近づきました。次の果物のところでふれます「タンカン」などはその成功例だと思います。もちろん「せめて省農薬であってほしい」とか「安く手に入れたい」「輸送費を安く上げる」など障壁は次々と出てくるのです。でも、タンカンが成功したように他の作物でも乗り越えられるのではないかと考えております。 A 果物の販売 果物類では、07年度は向井果樹園のイチジクが不作でした。最後のほうは注文を受け付けながらお応えできなくなってしまう事態で、お詫びに追われました。予想外の不作はイチジクの収益が前年度の半分以下に落ち込んでいるのを見ていただくと分かるでしょう。全国的にも不作だったようで、こういうことには手の打ちようがありません。 また、熊本県荒尾市の「おばあちゃんのミカン」は06年度の大凶作で木が枯れてしまったために、07年度も量が採れず送っていただけたのは全部で数十キロ。おばあちゃんのミカンを予約している人たちに配るにも足りない有様でした。 徳之島のタンカンは、昨年5月に徳之島を襲った台風のため、幼い実が傷つけられて市場に出せない傷物が多くできてしまったそうです。うちはそのような規格外の商品を受け付けておりますからたっぷりと送っていただくことができました。送ってくださる幸果樹園のタンカンが、徳之島のタンカン品評会で糖度14度という驚異的な記録を出してグランプリに輝いたそうで、今年は美味しいタンカンを販売させていただきました。 ![]() それに加えて、幸果樹園のタンカンが終わる頃、ネット仲間から「高齢の方が収穫しきれないタンカン畑があるが、買わないか」との情報をくださいました。需要がまだまだある段階でしたし、味を見ると幸さんのものには劣るけど確かに美味しいタンカンであるうえに値段も安かったので、買い付けました。どんどん送ってくださり、最後は原価ぎりぎりのダンピング価格で販売しましたが、味の落ちるスピードに間に合わず最後は少し売り残しました。 4月6日の若山神社桜祭りにSサイズ1個10円で出したところ、南の島を旅行してご存知の方が結構多くて、終わってから「美味しかったからもっとほしい」と作業所のほうに30個、50個と買いに来る新顔のお客様が多かった。タンカンを通してよい宣伝になりました。 ただし、タンカンの時期が水俣ミカンの時期に重なり、タンカンの味の前に水俣ミカンがかすんでしまって売りにくかった。来年からは仕入れ量を少し考えないといけないと思います。 B 竹の子の販売 今年は順調に竹の子の販売活動を展開しております。昼前に入荷する朝掘り竹の子を生の竹の子としてそのまま販売し、売れ残りそうなのから順次湯がいてしまいます。翌朝はその日の生の竹の子が入荷するまでに湯がいた竹の子を整理し、小さなのは皮をむいて店頭に並べます。 今年は竹の子の湯がきの一部を「障がい」者従業員に任せることができています。湯がく前の洗浄、寸胴鍋にきちんと入れる、水を張り米ぬかを入れて火をつける、沸騰したのを確認して1時間を計り火を消すという営みがほぼ出来るようになりました。ただし、勤務時間内に出来る回数は限られていますから、大量に湯がくときは従業員の帰った後の店長にしごとではあるのですが。 ![]() 次に、毎年作業所から贈答用として発送依頼する方が固定し増えてきました。「去年の伝票どおり送ってください」とお金だけ払う方、すごい信用なのですが「送ってから集金させていただきます」とお願いしています。 去年から正式に湯がき済みの竹の子の贈答用を作りました。保冷箱をたくさん購入し保冷剤をたっぷり入れて送りますが、沖縄と北海道だけはもしものことを考えてクール便を使いますので、送料を500円だけいただいております。その他の地域は送料込みの値段になっています。 C お米の販売 鷲野農産の無農薬米の販売量が年間を通して300kg弱で固定し、売り上げが全体に増加しております。 これも無農薬という価値だけでなく、米の流通業界に横行する不正な品質表示が流通する米への信用をなくしてしまったことにあるでしょう。鷲野さんのお米は「新米です」と言えば正味100%新米です。お米の選択肢にはスーパーの特売のお米も含めていろいろあってよいと思いますが、消費者にとって信頼できるお米であること、そしてその信頼感がそのまま私たち島本障害者共働作業所への信頼感につながるところがとてもうれしいことです。 |
| B.定期販売食品 |
@そよかぜパンの販売(隔週水曜日) 私が定年退職してとうとう9年を経過しました。9年も経つと職員室の知り合いの教職員の数が決定的に減ってしまっています。新年度の教職員の異動表を見ると、転任した人には知らない名前が多いけど、退職教職員には知り合いばかりの名前が載っています。それにつれて年々パンの売れ行きが鈍ってまいりました。今では卒業生が立ち売りをする二つの中学校での販売個数が、予約注文販売の学校での販売個数を上回っております。 巷には食品添加物だらけとは言え、柔らかで美味しくて値段のパンがいくらでも売っています。安全で安心して食べられる無添加パンとしての存在を、もっと宣伝し、小学校での立ち売りも考えていかないとますます売れ行きは鈍るような気がしております。 作業所が今の食品を扱い始めたきっかけになったパンの販売ですから、もう少していねいに扱いたいと思います。しかし、年をとるにしたがい、二週間に一回の早朝からの箕面通いがしんどくなりつつあるのも現実です。 Aラーメン・チャーシューの販売(毎週金曜日) これも去年に引き続き販売数が落ちております。今かろうじて成り立っているのはイベントの時のラーメン屋とお中元お歳暮のシーズンのまとまった注文だけ。日常的には販売日の注文数は30食前後。少なくて太陽麺からの配達の方がお気の毒になるほどです。 ただし、徳之島のネット仲間が「ラーメンパーティー」を開いてラーメンを紹介してくれたところ好評を博し、一度に170食以上、しかも大盛りが多かったために300玉ほど送るという出来事がありました。ネットを通じて奥村農園、幸果樹園とていねいに付き合っているところから派生した注文でしたが、直接「買ってくれ」とお願いするよりも、付き合いを深める中で広がっていくという効果のほうが大きいのかもしれません。 |
| C.仕出し弁当 |
|
ここで去年の経営委員会で決めた弁当を引き受ける基準を再掲しておきます。 @ 目安は、単価が800円以上で食数が30食以上を引き受ける。(要するに総額の問題) |
| D,イベント関係 |
07年度も予定していたすべてのイベントに参加しました。それに加えて、高槻上牧の本澄寺のイベントにも何回か参加しました。これはお寺の行事であったり、街の運動家の主催するコンサートであったりしたのですが、人出があまり多くなくて、ラーメンを持ち込んだけどたくさん売り残してしまったので、それ以来規模を縮小しておでんや焼き芋など少人数で取り組めるもので出店しています。それに1万円余りの売り上げのために休日や夜の行事に「障がい」者従業員を駆り出すと代 休を保障せねばならず、店長を始めとする「有志参加」の形態をとりました。ありがたいことに、応援団の有志がいつも大勢助っ人にあらわれてくださり助けられました。![]() この「有志参加」は本澄寺の催しだけなく、若山神社の桜祭り・紅葉祭りへの参加も同じようにしました。ただし、有志が参加すると決めたとたんに「障がい」者従業員の参加がめったになくなってしまいました。「明日の休み、作業所の店出すけど若山神社行かないの?」と声をかけると「行かへーん」と。この点は「愛社精神の欠如」というよりも休日に対するこだわりなのでしょう。 町内のイベントでは例年通りの食数を持ち込みほとんど完売しましたが、先日の桜バザーでは例年より減らして600食持ち込んだのに数十食売り残しました。桜の満開の時季をはずし葉桜になっていて去年よりもさらに人出が少なかった。問題は年々桜バザーの人出が減少傾向にある点です。桜バザーの体質が変わりつつあることではないかと、少し心配しております。 次に、町文化祭が実行委員会形式で運営されるようになって10周年だとかで、11月3・4日の両日にわたって開かれました。二日目の4日は出店が少なく、うどん屋もなかったので作業所がうどん屋とおでん屋をしました。やっぱりうどんはラーメンに比べて人手がかからず簡単ですし、利益率もよろしい。 |
| E.生協関係 |
毎月第4木曜日の生協店頭販売日は、今年も「障がい」者従業員だけでこなしました。ただし、11月から4月までの焼き芋だけは焼き芋の管理に走らねばなりま せんが、それさえしておけば彼らだけに任せても大丈夫です。しっかりしてきたものです。ただし、持ち込む商品が原則ラーメン・チャーシュー・手作りナッツケーキに限られてしまっていますので、売り上げの金額は売り手が誰であろうと落ち込み気味です。何か新しい販売品を考え出さないといけない時点にきております。 めーむ広場のメンバーは、昨年通りの数で、少ないけど安定して購入を続けております。 |
| F.広報活動 |
|
|
| G.その他のこと |
@ 従業員について |