| 2009年9月29日 第13号(通算255号) 『作業所だより』最新号より 前号を読まれてない方はここ、254号へどうぞ |
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| 福祉大会前日準備の方々に仕出しした600円弁当 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 主張/新しい政権の下で | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
来年度の島本町予算編成期を前にする時期になりました。だいたい各部課が予算要求に取り掛かるのが10月くらいから意識され始めるようで、11月には概算要求が出揃うように聞いております。 私たちもいよいよそれへ向けての要求要望の活動を始めています。9月16日には本紙二面に紹介しましたように、島本町長に対する要望書を作成し提出いたしました。私たち島本障害者共働作業所としては初めての行動です。世間的には、何かいつも町に対して要望したり要求したり場合によっては抗議したりしているように受け取られるかもしれませんが、全くそれは見当違い。他の作業所は知りませんが私どもの作業所は、年間頂く550万円の補助金を使うことによって生じる使命を、工夫を凝らして全うし、責任を果たしているだけです。 また、町などの主催する行事やその実行委員会にも、よほどの事情がない限り出席し、協力することで補助金を受け取る立場の責を全うしてまいりました。それは要望書の宛先の町長のお名前「裕」様を「浩」と間違えて提出してしまう失態を演じるほど書類を提出することから疎遠だったということです。 要望書を提出する一方で、私たちの思いや実践が住民から浮き上がった空回り状態ではなかったのかという点検もいたしました。それは、作業所を応援してくださる方々は先号の主張でも書きましたとおりいろいろな方々が大勢いらっしゃいますが、その中で組織されているのは「旬の野菜を味わう会」の会員さんだけなので、野菜の販売についてのアンケートを取るという方法で確かめさせていただいたわけです。 結果は四面に結果のグラフを、五面にその考察と文章でご記入いただいた内容を掲載いたしましたのでご一読ください。要するに、私たちの取組みは住民の中に根付くことができているという結果だったと思うし、私たちの自信にもつながることができました。 このような取組みをしている最中の9月19日に民主党を中心とする連立政権の長妻厚生労働相は、障害者自立支援法の廃止を明言されました。これから廃止後の仕組み作りの検討に入るそうです。この新しい仕組みについては私たちも当事者の立場から発言する場の要求をしていかねばなりません。 私たちは、支援法の仕組みの中ではまさに「アウトロー」の立場に追いやられておりました。新しい法律は、「サービス」の発想を脱却し、私たちのような福祉法人格を取らない弱小の取組みでも、きちんと位置づけるものであってほしいと願っております。 |
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島本町長に要望書提出 |
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障害者自立支援法の完全実施に伴い、私たちのような法の下に入らない作業所には補助金を支払う法律的な義務がなくなります。私たちがいくらまじめにこの島本障害者共働作業所を運営し、障がい者たちと取り組んでいても補助金が止められる可能性が出てきたのです。私たちはそのような事態を避けるため、島本町長宛てに以下の要望書を提出いたしました。 島本町長 2009年9月16日 川口 裕殿 島本障害者共働作業所代表 森 勝也 障害者自立支援法完全実施に伴う要望書 障害者自立支援法の完全実施を控えた過去数年、大阪府を初めとする行政機関からは法に沿った組織改変を促す働きかけを受けてまいりました。にもかかわらず私たち島本障害者共働作業所が小規模福祉法人格やNPO法人格を取得する組織改変を受け付けなかったのは、障がい者の「施設」が全国一律に「サービス提供事業者」に変質させられてよいのかという点に大きな疑問を抱いたからであります。 私ども島本障害者共働作業所には、障がい者が労働しその対価として賃金を得る事を目的にして通ってきております。決してサービスを受けに来ているのではありません。どのような障がいであろうと障がい者は皆、働きたい気持ちを持ち、働く喜びを感じる感性を持っております。そしてその労働こそが彼らを成長させていくのだと、私たちは拙い実践を通して体感しているところであります。 ![]() 最近富みに大阪府の福祉行政からは「工賃倍増計画」なる案内状が送られてきておりますが、私どもはすでに一貫して倍増計画を推進し、町内で唯一「賃金」と言える程度の給料を支払ってまいりました。また、盆と暮れには障がい者同士の話し合いをもとに一か月分弱のボーナスも欠かすことなく支払い、彼らの労働意欲を掻き立ててきたところです。 このような取組みをしながら、国の補助金を受けるためにサービス提供事業者とされてしまい、働きに通ってくる彼らからサービス料を徴収するのは、彼らの理解を超えてしまうシステムへの改変であります。まして、補助金を目的とした作業所への送迎サービスなどを見ると、この法律が結果的には自立を阻止するものではないかと強い不信感を抱くものです。 ![]() 私たちは農産物の収穫や販売といった労働を通して障がい者の自立を促す一方で、島本町で農業生産に取り組んでおられる方々の安全な無農薬農産物を地元で消費する「地産地消」の運動にも取り組んでおります。「旬の野菜を味わう会」として旬の露地物野菜を購入してくださる会員は百名となるまで成長してまいりました。これも、枝先で完熟したトマトやイチゴなどリスクが高くて流通機構に乗せることが出来ないものを、障がい者自身が直接消費者にお届けすることから広がってきたつながりであります。 障がい者の多くが求めているのは決して「サービス」ではありません。「労働の場」であります。ただ、悲しいかな生産性が極めて低い人たちであるがゆえに、私たち専従や行政の手助けが必要な段階にあるわけです。私たちの知恵と工夫によって、毎年わずかずつでも彼らの出来ることが増え、生産性が上がり、利益も少しずつ上がりつつあるところであります。これは彼らがサービスの受け手ではなくて、自ら主体的に労働することによって成長してきた証しであろうと私たちは考えております。 ![]() 障害者自立支援法の傘の下に入らないからと、行政からの一切の補助金を打ち切られた場合、島本障害者共働作業所の存続は非常に困難なものになり、早晩閉鎖を余儀なくされることは間違いないでしょう。当然彼らの賃金をカットして運営費に回さざるを得なくなり、何よりも彼らが労働意欲を喪失することになるのが一番怖いことです。 彼ら障がい者も日本国民であり、基本的人権が憲法によって保障されています。とりわけ「労働する権利」は大切なものであります。どうか私たちがそのような視点に立ってここに要望書をお届けさせていただくことをご理解ください。 このような全国一律の障害者自立支援法の枠からはみ出す取組みが、この島本町で行われていることにご注目いただきたい。また世の中では「政権交代」が行われ新しい政権は障害者支援法を廃止するとマニフェストでうたっております。今後このような取組みが全国に広がることを期して、2009年度までと同じように行政としてのご支援をたまわりますよう要望いたします。 (そして、要望書の添付書類として私たちの仲間が生き生きと畑で収穫作業をしたり、枝豆の葉を落とす作業をしている写真をアルバムにしてつけました。ここではその一部を貼り付けておきました。) この要望書を提出したことを踏まえて、10月の初めに福祉課との話し合いを持ち、来年度の予算編成にこれまでどおりの補助金をつけていただくよう要求します。それですんなりいくかというと、島本町も財政難を理由に実現までには大きな壁が立ちはだかると思います。福祉課は私たちの取り組みに対してそれなりに理解してくれていますが財政担当の方々はほとんどご存知ないわけで、そんな財政的ゆとりはないとカットにかかると想像できます。 そこに町長がどのような判断を下されるのか、その一点にかかっていると思われるわけです。 私たちの言い分は、島本町の公的作業所に支払われる年間予算を在籍者数で割ると、一人当たり数百万円の金額を毎年費やしているわけです。私たち島本障害者共働作業所に支払われてきた年間予算は、大阪府と町を合わせても550万円。これを在籍者数で割るなら数十万円となるのです。私たちはここで障がい者に要する経費が多いことを問題にしているわけでは決してありません。私たちはこの現実に対して不平不満を申し述べたことは、過去に一度もありません。 ただ、これが仮にゼロになるとすれば余りにも理不尽ではないでしょうか。同じように障がいがあるがゆえに就職が出来ず、毎日作業所に通ってきている障がい者です。行き所を奪われることにつながり、憲法に保障された基本的人権の保障の問題であると言う切なる訴えがこの要望書であります。 |
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野菜の会アンケート結果 |
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| 野菜の会の会員アンケート結果について | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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20日、福祉大会が終わりました! |
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作業所が忙しかったのは大会の二日前、18日の金曜日からでした。19日の準備に集まる方々へのお弁当の仕出しの仕込から、私たちの「大会」は始まりました。19日は早朝から応援団のご協力を得てお弁当76食を作り、配達が終わると今度は福祉大会の模擬店・ラーメン屋の仕込み作業。買出しをしたり味卵を200個作ったり、それが終わると鍋釜を借り出して現場にセットし、本番が始まる前に疲れてしまいました。 今回から、これまでの諸物価の高騰によって利益幅が小さくなっていましたことと、スタッフの高齢化のためにたくさんのラーメンを作ることが難しくなったので、食数を200食に減らし、単価を100円だけ上げさせてもらって一杯500円としました。そのため、小さな変化ではありますが、めんまを載せたり味卵を一個丸ごと載せたりと小さなサービスをいたしました。 その他、例年の焼芋に加えて野菜入りのベーグルパンをこちらから委託して販売させてもらう方のパンも初めて販売しました。なんと、この新顔のパンが昼前に完売してしまったのです。これからほうれん草パンやニンジンパンを作ってもらいますが、幸先の良いスタートでした。 全体に例年より参加者が少なく、200食のラーメンを完売するまでに1時過ぎまでかかりました。主催者に聞くと出演予定だった中学校のブラスバンドが新型インフルエンザのため中止になるなど、インフルエンザの影響が大きいのではないかとの事。いやいや、200食に減らしておいて良かったと思いました。焼き芋もラーメンと同じ頃に完売できました。3時からの後片付けを終え、今年の福祉大会も恒例の三本締めで無事終わることができました。 |
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