| 2002年度11月29日 第18号(通算85号) 『作業所だより』最新号より 前号を読まれてない方はここ、84号へどうぞ |
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| 「飯田農園の朝採り無農薬泥付き野菜」 |
| 主張/ラーメン屋の出前 |
12月の日曜日、町内にある特別養護老人ホームへ出かけて、私達島本障害者共働作業所がラーメン屋をやることになりました。この企画は老人ホームの施設長が私達のラーメンのファンでして、彼の思いつきから始まりました。たくさんの思い出をかかえながら、今は社会とはなれて施設で暮らすお年よりたちに、なつかしい屋台ラーメンを経験してもらおうという申し込みです。私達も期待にこたえて、単にラーメンが売れればいいと言うのではなくて、なるだけ施設側の期待に添うようにしたいと考えています。 難しいのがラーメン屋ののれんやのぼりなどの小道具でして、手に入らなくて困っているのですが、なんとか手作りしてでも舞台装置を作るつもり。湯の沸いた釜を運ぶのは大変だし危険ですからそれは固定しておくとして、食材を積んだリヤカーでも引いて、テープレコーダーのチャルメラの音と共に障害者達の屋台ラーメン屋が登場するわけです。 もちろん食の進まないお年よりもおられるでしょうから、お一人お一人にお望みの分量やチャーシューの量のご注文をおたずねして、個別に対応したラーメンを作ります。作ることが条件的に難しい従業員にはお運びさんになってもらい、一人一役で働いてもらいます。 先日の新聞で、障害者が高齢者の介護ヘルパーの資格をとって働き始めた話が載っていました。もちろんそんな大それた事を考えているわけじゃありませんが、老人施設に身を置くお年寄りにとっても、同じ福祉の立場にあるうちの従業員にとっても、はたまた一応リーダー的な立場にある私達にとっても、貴重な経験になるだろうと思います。 だいたい、若い働き手が減っている今の社会で、将来私達が年をとって動けなくなるような時期が来たら、今従業員として働いている彼らに面倒を見てもらわなければ仕方ないかというような話が、結構真面目に交わされている職場なんですから。 このような交流が、単なるボランティアではなくて、商売として採算ベースにのる範囲で行われ、注文を受けた私達も単に美味しいラーメンを提供するだけではなく、要望を聞いてそれに沿う形で取り組むというのは、これまであまり見なかった新しいスタイルだと思います。特別養護老人ホームと言えば得てして無償でサービスして当たり前になりがちなところ、どちらもが精神的にも経済的にも支えあいながら交流するのがいいなあと思います。 孤立しがちな福祉関係の組織や施設が、お互いの立場や長所を生かして対等な立場でつながりあい、交流できるこのような場面は、もっと意図的意識的に作り出していく必要があるように思います。取ってつけたようなボランティア活動ではなくて、いつでも何かあったら声を掛け合い利用し、利用される関係がいいですね。行政辺りがその交通整理役を買って出てくれたら、この街も本当に障害者に開かれた街になるんでしょうが・・・。 |
| ご贈答・お土産にチャーシュー、ラーメンを! |
年末贈答品として 毎日忙しくしているうちに、世の中がそろそろお歳暮のシーズンになっていることを忘れておりました。この夏のお中元に、作業所ラーメンをご利用いただいた企業から「そろそろお歳暮の発送を頼みます」と言われて「そうか!世間はお歳暮のシーズンを迎えているのだった」と気が付いた次第です。 もちろん保冷箱を使い保冷剤を入れ値段はそのままです。しかし包装は素人だし、中身を入れるパッケージもいつもの通りでデパートで注文して発送するような豪華な感じからは程遠いけれど、実質本位であるとは言えると思います。 それに、ご注文によっては作業所便りなども同封し、私たちの日常の活動の報告もお届けいたします。形だけの年末贈答品ではないという印象を贈り先のお客様に感じていただけると思います。 さらに、ご注文で贈り先が企業である場合、従業員の方々に5食ずつとか3食ずつ配られる場合がありますが、ご注文どおりの食数にパックし、袋毎に食数を明記して箱詰めもいたします。 帰省のお土産として 年末ご実家など故郷へ帰省される時のお土産にお使いください。これもご注文によっては保冷処置をした箱を手で下げられるように包装いたします。また、手荷物が煩わしいとおっしゃる場合、到着日に合わせたペリカン便での発送も承ります。 帰省先での土産話の中に、私たち島本障害者共働作業所の話やお客様と障害者とのかかわりなどのせていただけたらうれしいです。もちろんこれも、帰省先の親戚数に応じて食数毎に小袋に分けてセットすることもいたします。 年越蕎麦として 大晦日に蕎麦を食べる風習はいつからのものでしょうか。普通は和蕎麦を召し上がるものですが、若者向けに作業所ラーメンはいかがでしょうか。夜更かしする大晦日の夜食としても好適です。昨年も年越しラーメンを何軒かのお宅で食べていただき好評でした。 少し多めにお買い求めになり、大晦日に食べ残した分をお正月三が日の、お節料理に飽きたころにお昼ご飯として食べるのも目先が変わって喜ばれると思います。お餅など載せて「力持ちラーメン」なんていかがでしょうか。この季節、冷蔵庫に入れておけば一週間ぐらいは大丈夫ですから。 年末最後の売り出しは27日に ちょうど帰省の始まる頃が発売です。もっと押し詰まってから出発する方には保冷箱と保冷剤を別途サービスします。どうぞお買い求めください。 |
| 定休日の変更を考えています! |
島本障害者共働作業所ができてからずっと、土曜日・日曜日を営業し、定休日を月曜日にしてきました。その理由は、ずっとリサイクルをやっていたために、お客様の休みの日に開けておいてお待ちするというのが一つです。実際、ウィークデーよりも日曜日の売上が多かったものです。 もう一つは、企業に就職している「障害」者たちが、休日になっても行く所がなく、作業所に来てしゃべったり遊んだりできればいいと言うのも、日曜日に開業していた理由でした。 ところが、リサイクルから撤退し、食品の販売の仕事を中心に置くようになって、この態勢がしんどくなってきました。まず、日曜日に開けていてもいわゆるお買い物のお客様はほとんどありません。「休みだからぶらりと商品をのぞきに行こうか」と言うような店ではなくなったからです。家にいても暇だからとおしゃべりに来られる方はありますが…。で、社会が動き始める月曜日、私たちが休んでいる間電話もつながらないからと留守電やファックスで連絡を取られる方が大勢おられ、火曜日に出勤するとその整理に追われます。 休日に遊びに来るはずの企業で働く「障害」者たちも、土日が連休の人や水曜日が休みの人もいて、別に日曜日だからと言うのではなく、金曜日の夕方や土曜日の昼にやってくることの方が多いように思います。 作業所で働く「障害」者たちを考えてみますと、「日曜日に家でごろごろされたらたまらない。作業所に行ってくれるから助かる」と言う家庭もあるかもしれないけど、「日曜日なのにお弁当を作らなければいけない」と言う家庭もあると思います。また「作業所が休みでないから一緒に遊べない」とわざわざ月曜日に休みを取って一緒に出掛けるという話を聞いたこともあります。 総合すると、今作業所の土日は忙しかった月曜日から金曜日までの骨休みの日となっていまして、あまり電話もかからず緊張感なく過ごしている事が多いのです。で、月曜日休んでしまうものだから、火曜日の朝から野菜の配達・注文票の回収と大忙しで始まることになります。 日曜日にイベントが行われることが多く、日曜日に休むことになると代休の割り振りに振り回される事になるのでしょうが、それは今でも交替で月に一回日曜休日を取っていてそれぞれの代休に振り回されています。ところが全員が日曜出勤するようになれば、全員で代休を取ればいいのですからむしろあまり考えなくてもすむようになるわけです。 そんなこんなで「定休日を日曜日にしようか」と言う話が起こっています。そうなれば、散髪やパーマに行きやすくもなりますし、競馬にも大威張りで行けますしね。 |
| 昼食提供日余話 |
今年の1月末から始まった『昼食提供日』、もう10カ月経ちました。一度だけここで取り上げたことがありますが、その後も快調に続けております。毎週木曜日がその日でして、それぞれの家庭も弁当作りをしなくてもすむ日であり、「障害」者にとってはあまり経験のない食べ物に挑戦する日になっております。 食材はメインの物は購入しなくてはならないのですが、野菜などは飯田農園の売れ残りの野菜や、傷の付いたリンゴなどを使い、結構季節感のあるメニューになっています。4月には「タケノコご飯にテンプラ」とか5月には「エンドウ豆ご飯にタケノコの揚げ物」9月には「サツマイモご飯に豚汁」11月は「ロールキャベツ」「白菜ナベ」と言った具合でした。 みんなが昼食代として一回食べる毎に300円支払いますが、当然利益が出るわけでその利益の合計がこれまでで45000円にもなっております。コンビニでお弁当を買っておればこれ以上のお金がコンビニに流れて行くのに、おかげできっちり作業所の会計を潤す結果になっているのです。 この取り組みによって、野菜料理をあまり好きでなかった人が、結構喜んで野菜を食べるようになりました。家で作られる料理とはちょっと違う味と言うこともあるしみんなそろってできたての熱々を食べるおいしさもあるのだと思います。 また、意識して魚料理を出しております。これは、喉に骨を引っかけてはいけないからと食べさせてもらえなかったり、手の発達が遅れていて魚の骨を取り除くのが下手だったりで魚嫌いの人が多いからです。初めのうちは、出された魚料理を前にため息をついている人もいましたが、今では慣れてしまって「おいしい」と喜んで食べるようになっています。近いうちに「鯛のアラ煮」に挑戦してみようかとたくらんでおります。 まだ10カ月の取り組みだけど、忙しい中取り組むだけの値打ちがあるなあと実感しております。 |
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