2004年度、小金井市では、半年間、一般会計予算が成立しない、と云う異常事態が起きました。 なぜか、と云うと、市議会がいったん成立させた予算を、稲葉孝彦市長が、 「武蔵小金井駅南口再開発や東小金井駅北口区画整理の経費が削除された。」 と言って、拒否権(再議)を発動して予算全体を無効にしてしまいました。 このため、小学校の耐震工事が来年度以降に延期されたり、市立図書館の蔵書が買えないなど、市民生活に影響が及びました。
【違法再議住民訴訟】 2004年10月1日、私は稲葉市長の拒否権発動の違法性を問う住民監査請求を提出しました。(11月29日付けで棄却。) 2005年1月4日、棄却を不服として稲葉市長を被告とする損害賠償等請求訴訟(住民訴訟)を起こして、同年12月6日、以下の判決が下りました。
・原告敗訴。 ・大筋、被告市長側の主張を追認するが、1回目の再議の成立は認めず。 ・評価:松竹梅で“梅マイナス”か?再議の効力に疑問符がついた点は評価できる。 ・よって、再開発経費を含む9月可決の予算は、違法・無効の疑いが生じる。
【偽装予算住民訴訟】 この判決を受けて、本年1月11日から2月8日にかけて市民計32名で、9月可決予算の正統性を問う住民監査請求を提出しました。(3月10日付けで棄却。監査委員は理由を示していません。) 4月7日、棄却を不服として、共産党を除く野党的立場の市議5名を含む計8名で、稲葉市長を被告とする損害賠償等請求訴訟(住民訴訟)を東京地裁に起こし、現在、係争中です。
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