院長のひとり言
早すぎる親離れ
最近は生後40日ぐらいで仔犬を購入することが当たり前になってきているようです。40日ぐらいで購入したとなると、ペットショップにならんだのは生後何日目でしょうか?さらに母犬から離されたのは生後何日目でしょうか? おそらく生後1ヶ月にもならないうちに親から離されているのでしょう。
本来生後2ヶ月齢ぐらいまでは母親と一緒に過ごすことが理想です。十分な母乳が飲めて、色々なことを母親や兄弟から学べます。
ではなぜ早い時期に親から離されてしまうのでしょうか。これは購入する側にも販売する側にも問題があると思います。 例えばペットショップで生後40日、60日、90日齢の同じ種類・毛色・毛質の仔犬がいるとします。皆さんいかがでしょう、どの仔犬を選びますか? 多分ほとんどの方が40日齢の仔犬を選ぶのではないでしょうか。40日齢の仔が一番小さく可愛らしく見えるでしょうから。そうなると90日齢の仔などは売れ残ってしまいます。したがってペットショップは当然出来るだけ小さい時期に仔犬を仕入れてきて、販売したくなるわけです。
ところが40日齢の仔を育てるとなると結構大変です。ちょっとしたことで下痢や嘔吐をしますし、せっかく飼っても2ヶ月近くは散歩にも行けません。
私なら、生後90日齢の仔を選びます。90日なら多分予防接種も済んでいるでしょうから、すぐに散歩にも行けますし、多少乱暴に扱ってもそんなに簡単には調子を崩さないはずです。それに90日齢ぐらいの仔は価格も少し下がっているはずです。
90日齢の仔だからしつけが入らないということはまったくありません。盲導犬などがあの大変な訓練を受けるのはもっと大きくなってからです。
買う側がもう少し知識を持って、少なくとも2ヶ月齢以降の仔犬を選ぶようになれば、早い時期に親から離される仔犬たちの数が減るはずです。仔犬が親と過ごせる時間が少しでも長くなるために皆さん考えてください・・・・             

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