
はじめに
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『トスカ』はプッチーニの作品の中でも『蝶々夫人』、『トゥーランドット』と並んで
有名なオペラですね。
世界中で愛され、あらゆる国でよく上演されています。
3幕仕立てのオペラで、時は1800年、ナポレオン戦争の頃、場所はローマ。
美貌の歌姫トスカは画家カヴァラドッシの恋人でしたが、
ローマの警視総監スカルピアはトスカに横恋慕し、脱獄した政治犯を匿った罪で捕らえた
カヴァラドッシの釈放と引き換えに思いを遂げようとします。
トスカは恋人に対する拷問に耐えられず覚悟を決め、スカルピアに我が身を差し出すことで
恋人カヴァラドッシを助けようとします。
空砲による偽処刑の約束を取り付けて、脱出後の通行証も書かせますが、いよいよとなると
迫るスカルピアをとっさに果物ナイフで刺し殺してしまいます。
処刑場で刑の執行の前にカヴァラドッシに会って、殺された振りをするようにいいますが、な
んと目の前で彼は本当に銃殺されてしまいます。
スカルピアには最初からカヴァラドッシを助けてやる気などなかったのです。
総監殺害が知られ、追手迫るトスカは、城壁から身を投げます。
(サルドゥの原作戯曲も新潮社から出ている新潮オペラCDブックで読むことができます。)
こんな悲劇的お話ですが、舞台上でひとつ狂うとどうなるかという例もたくさんあります。
ここではそんな『トスカ』ばかりをご紹介してみましょう。
なぜか第1幕でのハプニングが少ないようで、山場の第2幕に集中しています。
第1幕でカヴァラドッシが壁画を書いている脚立から落ちたというような話をご存じの方はぜひ
お知らせ下さい。
本稿はオペラ関係者の苦労や歌手の人柄を偲ばせるものとしてお読み頂ければ幸いです。
尚、この資料は私の多くの友人達の協力でまとめられました。
ここに感謝の意を捧げます。
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