ベルリオーズの幻想交響曲から第4楽章「断頭台への行進」
■曲名 :幻想交響曲から第4楽章「断頭台への行進」
■作曲者名 :ベルリオーズ(1803〜1869)
■出典 :全音楽譜出版社 zen-on score
■データ作成者 :野良 (nspcvin3@enjoy.ne.jp)
■コメント
ベルリオーズ(1803〜1869)は時期的にみるとベートーベンのすぐ後に出てきた人です。
1832年出版の幻想交響曲の楽譜には次のように書かれてあったそうです。
「異常に敏感な、そして豊かな空想力に恵まれた若い音楽家が、
希望のない恋愛のゆえに深い絶望におちいり阿片を飲む。毒薬は彼を
殺すには弱すぎたが、しかし奇怪な幻想を伴った深い眠りに彼を投げ込んだ。」
この若い音楽家とはベルリオーズ本人のことです。
幻想交響曲を作曲するまえ、ベルリオーズはハリエットスミッソン
という女優に恋していました。しかし当時無名のベルリオーズを有名女優が
相手にするわけがありません。
本当に阿片を飲んだかどうかは分かりませんが、その時の恋愛のもたらした
苦しみがこの幻想交響曲を生み出したわけです。
この交響曲には筋書きがあって、ベルリオーズは幻想の中で恋人を
(ハリエットスミッソン??)を殺してしまいます。
この四楽章では、幻想のなかで死刑を宣告された彼が、ギロチン台に引かれていく様をあらわしています。
5楽章は、悪魔の饗宴を表わしていてもっとハチャメチャです。
自分の心に答えてくれない彼女をグロテスクに表現しています。
私はこのことを本で読んだとき、
「なんちゅ〜〜性格の悪いおっさんや〜。」と思いました。
でもこの交響曲が発表されたのは、ベートーベンの第九の発表の,
たった6年後。ベートーベンが死んでからたったの3年後であることを知ったときは
驚きました。
この曲はポルタメントはあるわ、グリッサンドはあるわ、
ホルンのゲシュトプフトはあるわ、弦楽器のコルレーニョ(弓の木の部分でたたく特殊奏法)
はあるわでとてもベートーベンのすぐ後の人が書いた曲とは思えません。
一言で言うと性格の悪い天才なんでしょうね。
私が初めてこの曲をやったときのことです。
みんなが難しい顔して練習してると、まあ有名な指揮者のTさんが
「いいんです。できなくて・・・・・。どうせキチガイが書いた曲ですから」
ずるぅ・・・・・。
使用楽譜:全音楽譜出版社
この曲ではMIDIでどこまで「バカ騒ぎ」ができるか挑戦してみました。