陽が傾き 山は橙に燃える
澄んだ青空に 暖色がにじむ
葉を落とした 山の枯れ木が
生命の存在を示し 白く輝く

来たる春を目指し
吹きすさぶ針風に耐え
白いつぶてを背に受け
大地を踏みしめて

全身で陽に向かって 大きく
剥き出しの手を 伸ばしつづける
春の気配を わずかでも逃さぬように
せいいっぱい 伸ばしつづける

 
(99年1月3日)