日本百名山のあれこれ情報

東北編


山 名 地域 標高 説明 温泉
10 岩木山
(いわきさん) 
岩木山・陸奥田代 1625m 秀麗な姿は津軽富士とも呼ばれる。
鳥海山、岩鬼山と本峰の三峰からなるコニーデ型火山。
山そのものが御神体として崇められているため、四方八方から登山道が開かれている。
沢の上部には名水、錫杖清水がある。但し、初夏までは雪渓に埋まっている。山頂には岩木山神社奥宮がある。ここからは八甲田山を始め下北半島や松前半島までも見える。
11 八甲田山
(はっこうださん)  
雲谷・上北・八甲田山  1584m 八甲田連峰は、高田大岳や井戸岳ら10の山々からなる北八甲田と、
櫛ケ峰ら6つの山々からなる南八甲田に大別される。主峰は八甲田大岳。
連峰は那須火山帯に属し、地獄沼やその周囲にはガスを噴出する噴気口が残るなど、
火山の名残が見られる。最大の魅力は広大な高層湿原だろう。
夏には高層湿原ならではの貴重なトンボが多く見られる。
12 八幡平
(はちまんたい) 
八幡平・茶臼岳  1613m 岩手と秋田にまたがる大火山高原。アスピーテ型火山で山頂は岩手県側にある。
茶臼岳、畚岳、焼山、毛せん峠と四方に1300m級の山々が連なるため、山稜に変化は乏しい。
が、日本唯一のアウピーテ火山の火口湖として有名な八幡沼があり、
樹林や湿原、湖沼などの風景は美しい。
また活火山として多くの温泉を抱えるため、白い湯煙を立ちのぼらせ噴湯、噴泥する様子を観察できる場所が多い。
13 岩手山
(いわてさん) 
平館・大更・松川温泉  2038m 岩手県最高峰の山で南部富士とも呼ばれる。
那須火山帯に属する活火山。コニーデ型の形態が美しい山だが、麓から見る角度によって大きく景観は異なる。
山中には美しい湖沼や湿原がある。
高山植物も豊富で高山植物の女王ともいわれるコマクサも見られる。
また不動平には石仏があるなど昔の信仰登山時代の余韻が残る。
頂上には大きな火口があり、その中に二つのカルデラ湖がある。
14 早池峰
(はやちね) 
高桧山・早池峰山  1917m 北上山地の主峰で、日本で最も古い地質のため、早池峰固有の植物が多い。
龍ケ馬場はかなりの難路で、鉄梯子を登り急な岩場を抜ける。
他のルートでも岩場やクサリ場を越えなければならない。しかし頂上の眺望は最高。
岩手山や奥羽山脈をはじめ、360度の展望がすばらしい。
晴れた日には太平洋まで見える。山頂には早池峰神社奥社が鎮座している。
15 鳥海山
(ちょうかいざん) 
小砂川・鳥海山  2236m 秋田県と山形県との県境にそびえる東海地方の最高峰。
山頂は山形県遊佐町。
中央火口丘の新山をはじめ、行者岳、七高岳、東鳥海火山など多くの寄生火山を持つ複式火山。
秀麗な稜線をもち、「秋田富士」「出羽富士」とも呼ばれる。度重なる噴火により変化に富んだ地形が楽しめる。
みごとな花畑や豊富な雪渓、美しい湖沼など風景もすばらしい。
朝日を浴びた鳥海山は日本海に三角形のシルエットを映し「影鳥海」と呼ばれる。
16 月山
(がっさん) 
大網・立谷沢・月山  1984m 朝日山地と出羽山地の中間に位置するアスピーテ型からコニーデ型に近い火山。
湯殿山、羽黒山とともに出羽三山といわれ、古くから羽黒派修験道の中心地として栄え、
現在でも白装束をまとって登山する人が多い。
弥陀ヶ原では、他には尾瀬ヶ原でしか見られない貴重な植物であるオゼコウホネをはじめ、
貴重な高山植物が咲き乱れる。また、積雪量が多く、万年雪も見られる。
17 朝日岳
(あさひだけ) 
朝日岳・羽前葉山・相模山  1870m 朝日岳は山形県と新潟県の県境にある連峰で、主峰は大朝日岳。
連峰は磐梯朝日国立公園の中枢を構成している。
2000mに満たない山並みは限りなく穏やかであるが、冬の偏西季節風をまともに受けるため、
全国有数の多雪地帯で盛夏にも多くの残雪がある。
積雪や緯度の影響により主稜線上は峻険を極める渓谷があるなど、まさに高山帯の様相で、中部山岳にも劣らない景観を有する。
山頂からは日本海に佐渡島までも見えることがある。
18 蔵王山
(ざおうざん) 
蔵王山・笹谷峠  1841m 山形県と宮城県にまたがる火山群の総称。
最高峰は熊野岳。南北30kmに連なり、エコーラインを境に南北に分けられる。
北蔵王には火口湖御釜や熊野岳、刈田岳などが含まれ、南蔵王には不忘山や杉が峰などが含まれる。
御釜のエメラルドグリーンの水と、冬の樹氷は有名。
山形盆地を見下ろす熊野岳山頂は広い熔岩台地で、遠く飯豊連峰、朝日連峰、月山などの山々が展望できる。
19 飯豊山
(いいでさん) 
大日岳・川入・飯豊山  2105m 山形、福島、新潟の三県にまたがる大山塊。
大日岳を最高峰とする飯豊連峰の主峰で、2000m級の山々が連なる連峰のほぼ中央に位置する。
雄大な山容が特徴で、山上の湖沼、高山植物群、源頭の流水など景勝地がたくさんある。
いずれの登山コースも長く、秘境の趣を感じることができる。
とくに夏の稜線は、残雪と高山植物が美しい。頂上からは東北南部の山々が一望できる。
20 西吾妻山
(にしあづまさん) 
天元台・吾妻山・白布温泉  2035m 吾妻連峰は、福島と山形の県境に東西約20kmにおよび連なる2000m級の火山群の総称。
東吾妻、中吾妻、西吾妻に大別される。
最高峰の西吾妻山は長く火山活動を休止しているため、山頂は樹木に覆われていて展望には恵まれない。
が、雪と季節風の浸食による湖沼、渓谷、広い湿原や針葉樹と広葉樹の原生林など、
変化に富んだ山岳景観が魅力的である。
21 安達太良山
(あだたらやま) 
安達太良山・二本松・土湯温泉  1700m 元来は安達太良山のみを指したが、現在ではこれを主峰として連なる鉄山、箕輪山、鬼面山などの火山群の総称として呼ばれることが多い。
最高峰は箕輪山。数度の火山活動により、変化に富んだ山岳景観をもつ。
くろがね小屋は温泉のある山小屋として有名で登山者たちに人気がある。
頂上では、南には和尚山など穏やかな山並みが、北には船明神山や矢筈ガ森などの荒涼とした山々が展望できる。
22 磐梯山
(ばんだいさん) 
磐梯山・猪苗代  1819m 会津のシンボルとして民謡にも歌われ、多くの人々に親しまれている。
明治21年の大爆発によって、大小2000もの湿地や湖に代表される風光明媚な磐梯高原が形成された。
秀麗な山容をみせる南麓の猪苗代湖側を「表磐梯」、峻嶮な爆裂火口をもつ北麓側を「裏磐梯」と呼ぶ。
山頂からは360度の展望が満喫できる。
眼下には猪苗代湖の美しい水面が広がり、安達太良連峰、吾妻連峰、そして遠く飯豊連峰までも望むことができる。
23 会津駒ヶ岳
(あいづこまがたけ) 
会津駒ヶ岳・檜枝岐  2133m 山頂から三方に2000m級の山を連ね、南会津の名峰として知られる。
尾根沿いに広がる湿原は、雲上の楽園と呼ぶにふさわしい景観。
全体的に穏やかな山だが、渓谷は深く刻まれている。
登山口の檜枝岐村は、かつては会津の秘境と呼ばれていたほどで、静寂さを失わない数少ない山の一つであるといえる。
山頂からは、燧ヶ岳、至仏山、日光連山が眺められる。また眼下に頂上湿原が大きく広がるのも印象的。
24 那須岳
(なすだけ) 
那須岳・那須湯本  1915m 那須五峰と通称される山々の総称。主峰である茶臼岳を指して那須岳と呼ぶ。最高峰は 2mの差で三本槍岳。那須岳は、那須火山帯が最後に形成したといわれる栃木県で唯一の活火山。いまなお噴煙を上げ、山麓一帯に豊富な温泉を湧出させている。頂上からの36 0度の展望では、那須連峰はもとより、会津駒ヶ岳や日光連山までのぞめる。しかし風向きによっては西面の噴気孔からの噴煙が視界を悪くする。