日本百名山のあれこれ情報

南関東 編


山 名 地域 標高 説明 温泉
45 両神山
(りょうかみさん) 
長又・両神山  1723m 秩父多摩国立公園の北端に位置する埼玉県随一の名峰。
鋸の歯のような岩峰の連なりが特異で奥秩父の異端児の異名を持つ。山頂直下にある両神神社にはイザナギ・イザナミが祀られている。
別の尾根に龍頭神社があるため龍頭山とも呼ばれる。
両神山は信仰と伝説の多い山で、そのためかいたるところに石神があり、その種類も多い。
山頂からの眺めは、奥秩父、日光、八ヶ岳など素晴らしい。また両神神社奥ノ院の祠も建っている。また天下の絶景といわれる「大ノゾキ」や奥秩父随一と名高い丸神の滝や昇竜の滝などの名所もある。
両神温泉薬師の湯
両神山の麓に湧く山里の湯。両神村ふれあいセンターは展望風呂や大広間を備え、気軽に温泉が楽しめる。泉質は単純硫黄冷鉱泉で神経痛、冷え性、糖尿病、筋肉痛に効果がある。
46 雲取山
(くもとりやま) 
雲取山・丹波  2017m 東京、埼玉、山梨の一都二県にまたがって位置し、東京都の最高峰として知られる。
本来、三峰山は妙法ヶ岳、白岩山、雲取山の総称であり、江戸時代には信仰登山が盛んであったと伝えられる。
多摩川支流の日原川と後山川、荒川の支流である大洞川との分水嶺で、深い渓谷が山肌を刻んでいる。
山頂には遮るものがないので大展望が開け、富士山や奥多摩、奥秩父、大菩薩、南アルプスなどの山々、房総の海までも一望できる。また山頂直下には7月下旬から8月中旬にかけてヤナギランなどの高山植物が咲き乱れる。
47 甲武信岳
(こぶしがたけ) 
居倉・金峰山  2475m 長野県、山梨県、埼玉県の境に位置する奥秩父連山の一つ。
甲武信ヶ岳とも呼ばれる。
すぐ近くに木賊山と三宝山というボリュームのある山が並ぶため、遠目に見るとこじんまりとした山に見える。
山中からは千曲川(信濃川)、荒川、笛吹川(富士川)のそれぞれの源流が流れ出ている。
山頂は展望が開け、黒々とした奥秩父の山々と、その向こうに北アルプス、八ヶ岳、中央アルプス、南アルプス、富士山など、日本を代表する名峰が40山以上も見ることができる。
48 金峰山
(きんぷさん) 
居倉・金峰山  2599m 山梨県と長野県の境に位置する奥秩父連峰の盟主。
瑞牆山、朝日岳などの周辺の山々とともに金峰山塊を形成し、広大な山域を誇る。
古くから信仰の山として栄え、多くの登拝路が整備されている。
またアルペンムードの漂う岩稜と原生林や高山植物の美しさは多くの登山者を魅了する。山頂にはシンボルの五丈石が、南側に少し下った平地に立っている。
雄大な眺望で知られ、奥秩父連峰随一といわれる展望には、上越の山々から北・中央・南アルプスの山々、富士山までが一望できる。
49 瑞牆山
(みずがきやま) 
瑞牆山  2230m 奥秩父連峰の西端に位置する。奇岩巨石の岩峰が数多く立ちならび地元ではコブ山のなで親しまれていた。
とくに南面から西面にかけては、侵食と風化による無数の岩峰や石柱が奇環を成している。
山頂は東西二峰に分かれており、東峰には三角点と祠、西峰には弘法岩がある。展望は絶景として名高く、富士山・南アルプス・八ヶ岳などが名画のように見事だ。
また眼下に連なる岩峰と原生林は、水墨画を思わせる幽玄的な風景。山裾には林道が整備されており、瑞牆山を眺めに訪れる観光客も多い。
増富温泉
ラドン含有量の高さを誇る放射能泉で、武田信玄が金山開発の際に発見したといわれる。明治頃には金泉湯と呼ばれた。
50 大菩薩嶺
(だいぼさつれい) 
大菩薩峠  2057m 鶏冠山から滝小山へと続く連山を大菩薩連山または大菩薩山塊という。
その最高峰が大菩薩嶺。山容は、西側と東側の斜面は急峻だが、南面はゆるやかな草原で全体に丸みを帯びている。
山頂である二等三角点の周囲は樹林に囲まれているため展望はない。が、山頂近くの雷岩からは甲府盆地や秩父山地、富士山が一望できる。
また峠までの尾根上に続く草原では、富士山や南アルプスの山々を展望しながら歩く。明るいカヤトの原や豊かな森林、岩場の山道など、コースも変化に富み、四季を通じて楽しめる。
塩山温泉
塩山駅の側にあり、「子宝の湯」として知られる。600年の歴史をもち、泉質はアルカリ泉。貧血諸病、胃腸病、各種リュウマチに効果がある
51 丹沢山
(たんざわさん) 
大山・秦野  1673m 丹沢山塊は一般に東丹沢と西丹沢に分けられる。
東丹沢には主峰の蛭ヶ岳を中心に丹沢主脈から成り、西丹沢は蛭ヶ岳から西へ三国山へいたる。
丹沢山塊のほぼ中央にある丹沢山の山頂には山荘が立ち、一等三角点がある。周囲に木々が繁るため、展望はほとんどない。
また最高峰の蛭ヶ岳山頂には傍らに薬師如来の祠が祀られており、富士山はじめ南アルプス、八ヶ岳や奥秩父の連山などを望むことができる。四季を通じて日帰りハイキングや沢登り、小屋泊まりの縦走などいろいろな登山が楽しめる。
52 富士山
(ふじさん) 
須走・富士山  3776m 日本の最高峰。富士火山帯の主峰でもあり、典型的なコニーデ火山で、その秀麗優美な山容は海外でも日本のシンボルとして知られている。
噴火口は直径約500m、深さ220m。宝永山など寄生火山は60前後と見られている。
富士山頂には、剣ヶ峰から時計回りに白山岳、久須志岳、大日岳、伊豆ヶ岳、成就ヶ岳、駒ヶ岳、三島岳と八つのピークがある。
山頂を一回りするコースを「お鉢巡り」といい、日本一の大展望を楽しむことのできる魅力的なコースだ。
53 天城山
(あまぎさん) 
天城山  1406m 伊豆半島中央部に位置する複合火山で天城山はその総称。
基底は直径15kmの円錐形、頂上部分の山陵は直径6kmのカルデラを囲む環状の壁となっている。
中央火口丘の白田山、外輪山には万二郎岳、万三郎岳、箒木山など、十五の火山からなる。全体が美しい原生林におおわれており、登山道にもアセビやヒメシャラ、シャクナゲ、ブナなどの林が続く。
4月から5月にかけてはシャクナゲ、アセビ、ヤマツツジなどの花が咲く。最高峰の万三郎岳も三角点のある万二郎岳も、頂上は灌木に覆われており、展望はほどんど得られない。