日本百名山のあれこれ情報

近畿、北陸、中国、四国 編


山 名 地域 標高 説明 温泉
87 白山
(はくさん) 
加賀市之瀬・白山 2802m 石川、福井、岐阜、富山各県にまたがる白山国立公園の中心に位置し、白山火山帯に属する。
白山は総合名称で、御前峰、大汝峰、剣ヶ峰などから成る。
日本三名山のひとつとして名高い。頂上部には日本唯一の亜温帯式寒帯湖の千蛇ヶ池や1042年の噴火で生まれたと記録される翠ヶ池など15の火口湖がある。
頂上には、白山を御神体とする白山神社の本宮、白山ひめ神社の奥宮が祀られている。北アルプスの峰々をはじめとする眺望はすばらしい。またハクサンコザクラやハクサンフウロなど高山植物の宝庫となっている。
88 荒島岳
(あらしまだけ) 
荒島岳  1523m 三角錐の頂をもち、そのどっしりとした美しい山容から「大野富士」とも呼ばれる奥越の名峰。
井県大野市の大野盆地の南東にある独立峰で、平安初期の書物にも出てくるほど古くから尊崇を受けてきた山。
春はシャクナゲ、夏にはブナ、冬には霧氷で覆われたダケカンバやブナが美しい。
山頂には一等三角点や建設省無線中継書の建物や電波受信板が立ち並び、荒島大権現奥ノ院の小さな祠がある。
独立峰なので展望はよく、白山はもちろん北アルプスの山々まで遠望できる。
麻那姫湖青少年旅行村
麻那姫湖畔にあるキャンプ場
89 伊吹山
(いぶきやま) 
関ヶ原・美束  1377m 滋賀県と岐阜県の境に位置する伊吹山地の主峰。
関西スキー発祥の地。
近年山頂近くまで通じたドライブウェイにより簡単に登れるようになった。
日本がまだ海底だった約2億5千万年前の古生代に形成された地層は大部分が石灰岩。
1200種の高山植物が自生し、固有種も多く、昔から草本植物や薬草の宝庫として広く知られている。
山頂には測候所がある。また明治時代に建立された伝説の日本武尊の像も立っている。頂上一帯は高山植物に埋め尽くされており、360度の見事な眺望には北アルプスや伊勢湾、琵琶湖から奥美濃の山々まで一望できる。
90 大台ヶ原山
(おおだいがはらやま) 
大台ヶ原山・大杉峡谷  1695m 紀伊山地を南北に連なる台高山脈の南端に位置する台高山脈の最高峰。
西から南へ扇形に広がる準平原。日本でも最多雨地帯であるため、亜高山帯の針葉樹林や高山植物、湿原植物が多い。
東大台は明るい立ち枯れの木立と再生林で構成され、原生林に覆われた西大台には大台特有のものを含めて、ハチハイゴケ、イワダレゴケなど350種類以上の苔が見られる。
山頂にはコンクリート製の展望台があり、その北側に小さなケルンと三角点がある。視界を遮るもののない360度の眺望は豪快。富士山を眺められることもある。
91 大峰山
(おおみねさん) 
南日裏・弥山  1915m 紀伊半島の中央を南北にのびる褶曲山地を指す。
山上ヶ岳を中心として連なる山々の最高峰である八経ヶ岳(仏経ヶ岳、八剣山とも呼ばれる)は近畿の最高峰でもある。
またそれに次ぐ標高の釈迦ヶ岳、山上ヶ岳など高峰が連なり、近畿地方の尾根ともいわれる。
絶景と原生林に覆われた山容はいかにも神秘的。大峰山山域は古来から修験道の道場であり、近年まで女人禁制で吉野から先に女性は入れなかった。
山頂からは真正面に北山川の深谷を挟んで大台ヶ原山、南北に熊野3600峰が波打つように眺望できる。
92 大山
(だいせん) 
伯耆大山  1711m 白山火山帯に属する中国地方の最高峰。
太古噴火によって形成された山で、カルデラ火山の上にトロイデ火山が重なった複合火山であるといわれている。
西側の米子方面から見る秀麗な山容は、冬季に雪をいただくと特に富士山にそっくりで、伯耆富士の名を持つ。また北壁、南壁には荒々しく豪快な岩壁を見せる。
もろい安山岩で形成された山体には大屏風岩、烏帽子岩などの岩場があるが、すべてもろく、今も山頂で侵食が進んでいる。
「一木一石運動」は、大山を愛する人々がはじめた山荒れ対策で、全ての登山者が、一つの石ころでも良いから持って登り、山頂近くで山に返す、という運動。
日本海に面する独立峰のため気象条件は厳しく、特異な高山植物が多く見られる。
標高660m付近から上のブナの森や八合目から頂上にいたる間に密生するダイセンキャラボクは特に有名。古来から霊山として崇められ、船人や旅人の指標となったり、農耕の守護神としての地蔵信仰が卓越していた。雨降山の別名も持つ。
93 剣山
(つるぎさん) 
剣山  1955m 徳島県のほぼ中央に位置する剣山地の主峰。
四国第2の高峰として広く親しまれている。
中世から近年まで信仰のための登山が主流であったが、1967年に登山リフトが完成し、以来観光登山に変貌した。
大剣神社には石灰岩の岩峰が天をさしてたち、それが御神体になっている。
なだらかな草原が広がる山頂は、高山性植物も豊富。目の前には徳島県第二の高峰次郎笈の美しい山容が望まれ、さらに丸石、高ノ瀬、三嶺と続く四国最高の縦走路が見える。
四季それぞれに素晴らしい景観は期待を裏切ることがない。
94 石鎚山
(いしづちさん) 
石鎚山・瓶ヶ森  1982m 愛媛県と高知県の境を東西にはしる石鎚連山の最高峰であり、西日本でももっとも高い山として知られる。西冠岳、弥岳、天狗岳の三山からなる。弘法大師が山中で厳しい修行をしたことで知られる信仰の山で、古くから日本7霊山のひとつに数えられていたという。険しい山容には、矢尻の先のように切り立った天狗岳をハジメ、東側には奇岩、天柱石がそそり立つ。弥山山頂には石鎚蔵王大権現を祀る祠があり、もっとも高い天狗岳山頂からは360度の絶景が得られる。また山中には石鎚固有の高山植物も見られる。