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山河郷愁(安曇野の空によせて)




いつの日か大地より涌きいずることわりありき

それ混頓をして清流を描き空をなして風を聞く

終にはその天空に鋭利なる山岳を浮揚いたす

清流源を起こし生命(いのち)をなし
風生業(なりわい)をいつくしむ

天空あくまで透明にして
大地に雨歌を奏でいるなり

いま億劫にいそしむ営みよ
この優しき故郷たちよ

嗚呼 吾が今上をあわれみ給え
今にしてかくの如くを知りたるを
情けを忘れしおろかなる者を

わが道をいざなう山岳のもとにして
はかなき者の涙に映して



2001・11・24       TAMON



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