恋愛詩集「恋詩織」        多聞の作品集へ



ざ わ め き



歯がゆい想いをいだいて
なにも出来ない男が一人

つまずくようなこの空に
いまも問いかけているよ
10月の雨は顔をぬらし
着替えの暇もゆるさない


せめて最後まで終りまで
恋人のままでいられたら

僕は自分を許してあげる
つきせぬ定めを忘れ去る
本当は僕は通り道だよね
しぐれを降らせた雲の痕


ざわめきは秋の風のなか
10月の雨は添えずの雫

見かえる暇も許さないで
さめた冷たい雨が降った


2002・10・01   TAMON



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