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〜 ジャイアントスクリーン映画のご紹介 〜
〜オーストラリア〜
「不思議大陸」輝きの生命を抱いて
こんな壮大な景色を見たことがあっただろうか。
それは文字通り“鳥瞰図”
= a bird's eye view だ!
監督=デビッド・フラットマン
2002年/上映時間 約40分/
製作=リビング・ピクチャーズ
配給=株式会社さらい
観光客が大挙して目指すスキューバダイビングのメッカ、グレートバリアリーフはここには登場しません。ましてや、モダンな佇まいですっかりシンボリックな存在のオペラハウスなど大画面に映ろうはずもありません。
茶褐色の大地が延々と続く。侵食によって削られたユニークな表情の岩山が切り立つ。大昔、南極につながっていたという世界最長の海岸線……。空撮を多用し、IMAXカメラならではの引き気味のアングルで一挙にとらえた、悠久の大陸が横たわっています。これがオーストラリア!? 一言で広大な大自然、と片づけるにはあまりにも圧倒される景色が巨大画面いっぱいに映し出され、我々の知らなかった“隔絶されたエキゾチックな大陸”オーストラリアの偽らざる姿を目の当たりにします。
飛行機の先端の狭く不安定な場所に据えられたカメラは低く、ゆっくりと乾燥しきった奥地を飛行し、何kmにもわたって果てしなく続く暗黒色の砂丘の映像をとらえ、オーストラリア大陸の記念碑的存在であるレッド・ロックを含む砂漠の諸尖端、その風化した朽葉色のいただきの間や周辺を機動的に動いて映像を写し取った。
恐ろしく大きなクロコダイルが、隠れ家の水たまりからのろのろと怪しげに浮上する。干ばつから胎児を守るために母親カンガルーに備わったユニークな能力を目の当たりにする。それは胎内で赤ちゃんの発育をコントロールして、乾季に生まれてこないようにする、というもの。生命の不思議と力強さを、灼熱のオーストラリアに見る。
 非協力的なオーストラリアの野性の住人と過酷な自然。
しかし撮影隊は千載一遇のチャンス到来に報われた
容赦ない太陽はもちろん、奥地の過酷な地形に幾度となく撮影が阻まれる。しかしそれ以上に挑戦的だったのは、このとてつもない大地を住み家にする、人見知りの激しい野生動物たちだった。警戒心が強い動物たちに近づくための撮影方法にスタッフはあらゆる創造力を発揮した。
 フラットマンはさらにこう続ける。
「奥地において、日照り続きの乾季と、洪水に見舞われるという両極端の気候をとらえ、降雨のあとに訪れる、予想不可能な、まるで堰を切ったような生命の大繁殖を記録する。このことが長年の私の夢でした」。
そして彼の夢は実現した。「最終的に私たちが発見したのは、命にあふれた水辺に巣を作った何百万ものペリカンの群れでした。1世紀に1、2度しか出現しない光景は大いなる驚異でした。今こそIMAXカメラのための瞬間をとらえたと、私たち全員が思いました」。
オーストラリア大陸の気まぐれで極端な気候をとらえるために、彼らは制作になんと2年間を要したのだった。