以下、続きは明日。
で、「明日」になりました。(笑)
いやー、すんませんな、昨日はどうも後半、急速にテンション下がっちまって。(^^ゞ
なもんで、今日は少し前に戻ってやりなおします。
そうね、予約取り消しの電話あたりから…。
午後になって降り出した雨は雷まで伴った凄まじい豪雨だった。
これァ、常識的に中止の範疇である。
そう思って、まずは確認の電話を入れたんさ。
そしたら「雨じゃ中止にならない」って言うのよ。
しかも向こうじゃまだ雨は降ってないって。(__)
なるほど、苗場と猿ヶ京じゃ、間に三国峠があるわけで、山ひとつ挟まってりゃ、そりゃ天気も違うさ。
しかし、この豪雨だよ、ほんとに大丈夫かい?
そうこうするうちに、多少収まってきたような感無きにしも非ずと言いながらも相変わらずの雨模様のまま、2時をまわってしまった。
ねこちゃんはソファで寝こんでるし、こりゃやっぱ中止でしょう。
そう思って2度目の電話。
でも、チキンハートなおいらは、これが言えないんだ、予約取り消します、とはさ。(^^ゞ
だから、外郭から崩そうと思って「どんなふうですか?」みたいなことから聞いてみたわけさ。
そしたら「みなさん跳んでます」って。(・_。)
「じゃ、とりあえず行きます」としか言えないじゃないの。ねぇ。(^_^;)
ところが行くことになったのはいいんだけどさぁ、ここでひとつ問題が発生。
ねこちゃんが起きないのよ。
起こしたくもないしねぇ…。(笑)
いや、だってさぁ、知らない人は知らないだろうけどさ、知ってる人は知っている(そりゃそうだって)、この人にはとかくの伝説があって(笑)下手に起こすと目の回りに痣を作ることになるという…。(^^;)
だから俺はこれまで、ねこちゃんを自分で起こしたことって無いくらい。ははは。
しかし、今回ばかりはそうも行かない。
今回のメインはバンジーですからね、いつものように「疲れてるんだから寝かしておこうよ」で済ますわけにはいかない。(ちなみにこれはこれで本音である)
ちゃんとイベントに参加して貰わんことには始まらない。
意を決して、斜め方向から身体を揺すって起こす。(笑)
いやいや、とてもじゃありませんが正面から起こす勇気はありませんて。(^^ゞ
まぁ、わりとあっさり起きてくれたんで助かりました。
目のまわりに黒い化粧するハメにもならずに済んだし。(^^)
でまぁ、雨の中、猿ヶ京に到着。
バンジーの事務所に行ってみると、スゴイんだ、人が多くて。
なんせ事務所に入りきらないくらい。
それでもなんとか隙間をみつけてカウンター前までたどり着いて申し込みをする。
カウンターの上にはバインダー(つーのかね?)に挟まれた緑色の申込用紙が四つ並んでいる。これには「心臓に疾患は無いか?」とか「背骨に異常は無いか?」とかそんなような簡単な設問もあって、そこはかとなくバンジーの恐ろしさを醸し出していて、心臓によろしく無かったりする。(笑)
もちろん、私は全部「異常なし」に丸をつけた。
ここまで来て「これじゃ跳ばすわけにいきませんねぇ」なんてハネられた日にゃ、それはそれで泣けるもんね。
ところで、この申し込みカウンターの前の足元にはなぜかスノコが敷いてあって、これがちょっと「?」なんだよねー。(^^;)
ここで靴を脱がねばならんのか? と。
結局、脱がなくても良かったらしいんだけど、ならなんであんなところにスノコを敷いておくんだろ?
ちょっとした謎である。
さて。
申込書に記入したあとは体重チェックである。
この体重計がまたスノコの上に置いてあるんだよなぁ。(--;)
まぁ、ここで靴脱がなくてもいいことを知らされたわけだけどさ。
この体重チェックだけど、なんでかっていうと、これが料金に関わってくるわけね。
体重が重いほど料金も高くなる。
50キロまでが7000円で、以後10キロ毎にプラス500円。
私は72キロなので8500円。
これに写真撮影までお願いしたもんだから実に9500円。
う〜ん、半端じゃない料金だよねぇ。(--;)
これを適正と思うかどうかは難しいところだろうなぁ。
まぁ、ほかに無いんだから払うしか無いんだけどさ。
…でも、できれば5000円くらいで飛べるといいんだけどな。そう思いますわい。
ただ一方で、このクソ高さがある意味、飛ぶためのモチベーションのひとつにはなるかもしれないな。(笑)
でもそれだって最初の1回だけだよねぇ。
2回目以降は関係ないんだから、やっぱりもっと安くてもいいと思うぞ。うん。
申し込みを済ませたあと、我々はいよいよ会場(?)であるところの水道橋へと赴く。
これはたぶん、渓谷を渡る水道管のメンテ用の橋だと思われる。
いったいどうやってこれの商売利用の許可を取ったものか。
いろいろと謎の多い会社というかオヤジである。(^^;)
それはともかく、これが寒くてねぇ。
我々一行の前に10人くらい順番待ちがいるんだわ。(もっとかな?)
ひとりあたり4〜5分かかるもんだから、なかなか順番が来やしない。
こんなに待たすんなら事務所で待たせろよ凸(--#)、と思ったが、それはまた別の話。
そうして待ちに待って、いよいよ我々の順番である。
私が一番手で飛ぶつもりだったのだが、ここへ来て横槍が入った。
体重60ンキロ以下の者、先に並べと言うのである。
なに〜!?(!_+)
なるほど。
確かに、なぜかバンジー用のロープは2本あったわけだが、その使い分けはそういう理由だったのか。
そういえば、先ほど体重チェックのときにも、体重をマジックで各人の手の甲に書いたわけだが、その色が青と緑の2色があったのはそういうワケであったか。
得心するものの…ちょっと待てや、体重順だと俺いちばん最後?
そりゃマズイって。マジで。
周りに他人しかいないところじゃ俺、飛べんぞ。(T-T)
そんな私の当惑をよそに「じゃ、はいはいはい、ボク一番手行きま〜す」ねこちゃんが勇んでフェンスを乗り越えて行った。
果たして、さら夫の運命やいかに!?
以下、明日!!!
(まだ続くんかい(^^;))
とは言うものの…明日はちょっと、書く時間を取れそうに無いので頑張って今日中に仕上げねばなるまい。
く〜〜〜、アーマードコア2もやりたいんだけどなぁ。(^^;)
さてさて。
前半の細いロープのひと3人が終わったところで、オヤジにきいてみる。
「私、72キロなんすけど、いちばん最後じゃないとダメ?」
「別にかまわねーよ」
やった!(^O^)
強権発動!!!(笑)
5番手にゴリ押しで割り込む。
フェンスを越え、椅子に座ると、オヤジが私の両足首にストラップを巻き付ける。
けっこうキツイ。
「思ってたよりキツイんですね」かなんか言ったら「俺は別に緩くたってかまわねーんだよ」とニベもないオヤジ。(^_^;)
そりゃそうだろうけどさ〜、こっちはそれなりに緊張してんだから、もそっと当たり柔らかくしてくれてもいーんじゃねーの? と、ちらっと思う。
しかし、意外であった。
椅子に座っている俺ってば、まもなく飛ぼうとしているのに意外と冷静である。
もっと怯えてしまうんじゃないかと懸念していたが、まるっきり平静だ。
これなら飛べる。
自分に自信を持った。
装具を付け終わって、椅子から立ち、一段低いところへ降り、オヤジたち係員の安全装具用のロープをくぐって、いよいよ飛び込み台の上に向かいながら、前方を何気に見やり…
突然!
そう、それは突然にやってきた!!
飛ぶことがいよいよ現実となったその瞬間にすべての光景が突如として強烈なインパクトを伴った別物として襲ってきた!!!
瞬間、軽い目眩に襲われたのかもしれない。
景色が傾いで見えた記憶がある。
そして突如として、心臓の拍動が異常な高ぶりを発した。
ばくん!ばくん!…
尋常ではない!
心臓が脈打つごとに胸郭が、肋骨ごと5センチは膨らんでいるのではないか?
おそらく、うしろから見ていても私のからだが心臓の拍動ごとに膨らむさまが見て取れるに違いない。
そう思えるほどの異常な拍動だった。
そう。
恐怖!
恐怖が私の心と体を鷲掴みにしていた。
それは理屈でも理性でもない。
理屈では危険など無いことを承知している。
自分の順番の前に何人もが飛ぶのをこの目で見ている。
ひとり、川面に頭を突っ込んだヤツがいたが、基本的に危険など無い。
安全なのだ。
それはわかっている。
頭ではわかっているのだ。
なのに、なんだ、このどうしようもない恐怖は?
「ちょちょちょちょっと待って、たんまたんま、ちょっと待って!」
こうして私は冒頭の無様なシーンを見せるに至ったわけである。
もう恥も外聞もあったもんじゃない。
生理的な恐怖心はどうしようもなかった。
しかし、この恐怖心は二重構造を持っていた。
このとてつもない高さに立つ生理的恐怖心と、
今現在私を襲っている心臓の異常な拍動と、である。
いや、まったくもってこの動悸はただごとではない。
こんな状態で足を踏み出したら、私の心臓はその恐怖に耐えられないのではないか。
真剣にそう思った。
これはヤバイ、と。
なんとかこれだけは静めなければ、とてもじゃないが飛べない。
てゆーか、危険すぎる。
静まれ、俺の心臓!
このとき、
もしオヤジが「…やめるか?」と聞いてきたなら、おそらく私は止めていたに違いない。
これまで成人男子でドタキャンは3人いたそうだが、私は甘んじて4人目の称号を受けたことであろう。
それくらい怖かった。
どうしようもなく怖かった。
しかしオヤジは…
「両手ひろげて、深〜く息すってぇ〜、吐いて〜…」
オヤジは後から私の腕をとって深呼吸させてくれた。
これで、少し…少しだけ心臓がおさまった…ような気がする。
そうだ。
俺は飛ぶんだ。
背後のギャラリーから歓声が飛ぶ。
飛ぶ度胸の無い臆病者にはオヤジが手を振って、ギャラリーに歓声をあげさせるのだ。
俺もそのひとりとなったか。
脳裏にかすかに悔しさがよぎるがそんな場合じゃないって。
とにかくコワイんだから。
気持ちを前向きにしなければならない。
後ろ向きでは飛べない。
俺は飛ぶんだ!
「行っくぞ〜〜〜っっっ!!!!!」
絶叫する。
もう泣きたい気持ちというか、ヤケクソである。
何がなんでも踏み切って飛ぶんだ!(泣)
「3・2・1・バンジー!」
かけ声と共に宙に向かって飛び出した…つもりだったが、実際には足がすくんで、ただ踏み出したにすぎなかった。
情けないがしょうがない。
それでも、足の下から板は消え、私のからだは空へと踊った。
目の前を正面の渓谷の壁がするすると上昇していく。
かすかに「あ、失敗した」と思う。
きちんと飛び出せなかったために、頭が上のまま落ちているのだ。
そして、ロープの長さいっぱいのところで、がくんと反転する。
怖かったのはこのへんまでだ。
反転と同時に、オヤジに言われていた通り、膝の裏を抱えてからだを丸める。
こうすることで、何度も続くリバウンドの際にからだがくるくる回るのを抑えられるのだそうだ。
膝を抱えて空を見上げる姿勢になる。
ふわふわとした妙な感じだ。
ふわ〜〜〜っと、飛び降りたはずの橋が近づいてくる。
不思議なもんで、自分が移動しているという感覚は無い。
周囲が(と言っても橋しか見えるものはないのだが)ふわふわと近づいたり遠ざかったりしてるみたいに感じられる。
実際には自分がびよんびよんヨーヨーみたいに上がったり下がったりしてるわけだが、そんな感じは全然しない。
なんだか不思議な浮遊感で、妙に楽しい。
それはもう本当に「妙」としか言いようがない。
なんていうかこう、世界と切り離されてしまったような、というか、なんだか変にハイな状態だ。
世界の中に宙づりにされたまま、笑い出したくなるような、ほんわかした不可思議な楽しさが心を満たしていく。
もう、恐怖感はどこにも無い…。
やがて、下の川で待つボートにおろされ、私の初バンジーはあっさりと終わりを告げる。
妙な高揚感だけを残して。(^^)
とまぁ、これがおおむねの顛末である。
だがこの話はもうちょっとだけ続くことになるだろう。
あの不思議な高揚感はなんだったのか?
その解明をしたい。
実は…妙なことに気づいてしまったのだ。
けど、それについてはまた後日、ね。(^^;)
ところで、それはそれとして、この話を読んでいただいてありがとうございました。
いかがでしょう?
多少なりともバンジーに興味を抱いていただけましたでしょうか?
私としては、ぜひとも1度、お飛びになることをオススメしたい。
絶対、面白いですって。(^^)
ほんとほんと、マジで。
たぶん、バンジーの怖さっていうのは、飛んでる最中には無いんですわ。
飛んでるときはもう、ひたすら楽しいだけ。(^^)
怖いのは、飛び込み台に立つこと。
そしてそこから「踏み出す」こと。
なんだか実人生みたいですな。(笑)
ま、とにかく面白いですから、ぜひ1度お試しあれ。(^^)
なお、猿ヶ京バンジーにつきましては近日中に「飛天の巻物」にURL入れときますんで、興味のあるひとはそこから行ってみてください。