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《ルールの確認》
【ルール1】
このPS版ウィザードリィ 「リルガミンサーガ」 はセーブが自由自在である。
ダンジョン内ですら、1歩ごとにセーブが可能である。
本来のウィザードリィを私はプレイしたことは無いのだけど、きくところによれば、ほぼリアルタイムのセーブだったらしい。
したがって、育て上げたキャラクターがモンスターの落とした宝箱の解錠に失敗、テレポーターの罠に引っ掛かって壁の中に実体化→全滅などという悲惨な事態もあった由。
いくらなんでもそれはツライだろう。(^^;)
が、さりとて1歩ごとのセーブ (実際に1歩ごとにセーブするかどうかは別にしても) というのも、あまりにも緊張感を殺ぐ。
そこで (これは3年前のプレイからずっとそうなのだけど) ダンジョン内でのデータ救済を目的としたセーブは、これをしないものとする。
特例として、ダンジョン内での別パーティとの合流を目的としたセーブ、これだけは認める。
もし、ダンジョン内で悲惨な事態に立ち至り、どうしてもリセットかけたい場合は、その探索行の直前のデータまで・・・つまりダンジョンに潜る前のデータまで戻すものとする。
その当該探索行で得た経験値はもちろん、アイテムも放棄することとする。
つまり 「トルネコの大冒険 2」 と同じくらいの緊張感でプレイしよってわけです。
まぁこれでもかなりヌルイっちゃヌルイけど、キャラが消えるのはどうかご勘弁。m(__)m
【ルール2】
このリプレイを書くにあたっては、ゲームで実際に体験したことのみを書くものとする。
実際にプレイして、さまざまな出来事 (主に戦闘) に遭遇するわけですが、その出来事を自分で作ったキャラ設定に照らし合わせて・・・自分でそれを解釈し、書く。
無かったことを創作したりはしない。
たとえば、初期の、さら夫をのぞいて全滅し、回復手段すら無いさら夫がどうやって生還するか?
というのも実際にあった話です。
モンスター集団を前にさら夫がほんのわずかだけHPを残して全滅。
当時のさら夫のレベルからすると到底生きて還れないと思ったわけですが一応チャレンジしてみたところが・・・
なんとまぁ、帰り道、モンスターとの遭遇はわずかに3度。
しかもそのうち2度は 「友好的なモンスター」 との遭遇ですよ。
このデータは使わないわけに行きませんよ。(笑)
きっとそのときさら夫は仲間の死骸を抱えて (どうやって5人もの死骸を抱えていたかは謎ですが/笑) 、ダンジョン内を息をひそめ、モンスターから身を隠しながら必死で脱出したのでしょう。
などと想像するわけです。
あるいはP小隊がアリムラくんの先導で道を迷ったりするエピソードがありますが、これも実際にありました。
PS版はオートマッピングなので本来、道を間違うなどありえないのですが、このときプレイしてて眠くて眠くて。(^^ゞ
ぼうっとしてて、それでつい、エレベーターへ向かうべきを階段を下りてしまったんですな。
これはもちろん、私自身のミスなんですが、リアルアリムラくんには方向音痴というネタがありまして、これはもうこのネタ使うしかない!と。(^^)
それとか、かすみが中立の鎧を着て呪われてしまう話。
あれも実際にありました。
なにせ私、ウィザードリィには (にも?) 詳しくありません。
中立の鎧を初めてみつけたはいいけど、これはいったいいかなるシロモノなのか?
さっぱりわかりません。
そこでギルガメッシュの酒場のステータス表示で、かすみに着せてみたわけですが・・・。
そしたら呪われてしまった。(^^;)
慌ててボルタック商店に飛び込んで呪いを解いてもらったわけですが・・・
ここで想像しました。
いったい、鎧に呪いがかかってて脱げないて、どんな状態???
それを想像して出来上がったのがあの話です。(^^)
あと、角角角さんの転職に失敗する話もそう。
私を角角角をいざ転職させようとして初めて中立キャラでは司教になれないというコトを知りました。
さてこの事実。ゲーム内キャラはどう感じたろうか?
それを膨らませたのがあの話です。
はたまた、ニンジャになったかすみが地下6階でさら夫を待ち受けていた、という話がありますが、これもホントにあったこと。
きたえあげたかすみを単独で地下6階まで潜らせ、最初の部屋まで入ったところでセーブをかけました。
もっとも、そこでの戦いは、これだけは唯一 「実際には無かったこと」 なんですが。(^^ゞ
そういうわけで、基本的に 「実際にあったこと」 しか書いてません。
もっともそれをやっていく関係上、自由のきく 「酒場での話」 が多くなってしまうという問題点 (?) 無きにしも非ず、ですがそこはひとつ、どうかご容赦ください。m(__)m
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勘弁してよ大苦戦 (2003/04/29)
体力魔力とも十分な余力を見込む主義である。
4階探索中のこと。
そろそろ引き返して出直そうかと思っていた矢先、宝箱の罠解除に失敗してしまった。
かすみがその卓越した(笑)ニンジャ能力でもって罠をテレポーターと見込み、べちょのカルフォでもテレポーターと判断。
そこで当然かすみはテレポーターの手順で解錠を試みたわけだけど・・・
かすみって、けっこう不器用なんだよね。
パーティ内ではかすみの罠を調べる能力は信用しないのが通例になってるほど。
だから、べちょがわざわざカルフォをかけて確認したんだし。
とは言うものの、それでもかすみがパーティ内でいちばん手先が器用なのもまた事実だから、一同はかすみが解錠するのを息を呑んで見守っていたわけだ。
ところが例によって大失敗。
見知らぬ場所に飛ばされてしまった。
マップで確認すると、いまだ未踏破の、ぽつんと離れた場所だ。
困ったことになったと思ったけれど、ものは考えよう。
いずれ探索しなければならないのだ。
しかし、常々 体力魔力とも十分余力を見込む主義である。
一気にこんな場所まで来れたのはむしろチャンスというべきか。
ポジティブシンキングの一行は早速そのブロックの探索を開始した。
そうこうするうちに、いかにも妖しげな小部屋を発見。
テレポート後、既に何度かに渡る戦闘でだいぶ消耗してきてはいるが、それでもまだまだ余力は十分。
よほどのことが無い限りそうそう遅れは取るまいて。
「行くぜ!」
さら夫を先頭に一行は部屋になだれこむ。
果たして中にいたのは
デルフ1体
デルフズミニオン7体
いずれも初めて遭遇するモンスターだ。
どうやら、 「よほどのこと」 に立ち至ったらしい。
どんな技を使ってくるのか?
いや、確かめる必要なぞ無い、全力で殲滅する!
さら夫の頬に凶暴な笑みが刻まれる。
右手に構えた剣を振りかぶり、背にまわした左手が仲間達に指サインを送る―――
送れなかった!
敵の行動の早さはさら夫たちを凌駕した!
剣を揮う間もなく一瞬にして、さら夫と かすみが石化されていた!!
モンスターの恐るべき技だ!
歪王は歯噛みしながら柄にかけた手に力をこめる。
魔法を使うか?
剣で斬りかかるか?
瞬時に要求される判断。
歪王の魔力はこのダンジョンに入ってからというもの大きくレベルダウンを余儀なくされ、かつてのようにティルトウエイト連発というわけにはいかない。
さら夫とかすみを一瞬で石化した強力な魔法属性。
この敵はマハリトでは倒せまい。
歪王は判断をくだした。
居合い一閃、デルフめがけて斬りかかる。
頼む、べちょさん、角角角さん、あんたら高位魔法でデルフズミニオンを倒してくれ、デルフは私が倒してみせるから!!
それに呼応するかのように、べちょが、けん1が、角角角が呪文を詠唱する。戦闘時の高速圧縮言語による詠唱が周囲の空気を震わせる。
いずれもデルフズミニオンを狙って放たれる攻撃の念!
だが!
震える空気が、さらに新たな振動に侵される。
モンスターの放つ詠唱だ。
モンスターの唱える圧縮言語がこちらの詠唱に干渉し、魔法の発動を阻害する。
いや、それどころではない。
一部の詠唱は逆にこちらを圧倒し、敵を1体も倒せぬまま、べちょまでもが石と化す!
パーティに動揺が走る。
あっと言うまだ。
あっという間に3人までもが無力化された。
どうすればいい?
だがここで焦っても益はない。
勝利を信じて最後の一瞬まで全力を尽くす。それしか無い。
一瞬。
混戦の最中、震える大気を圧して角角角の詠唱が氷の刃のように響き渡った。
角角角の思念が優った瞬間だ。
デルフズミニオン7体の総ての体細胞が一瞬にして求心力を失い、爆裂。
塵と化す。
光明が見えた。
残るはデルフのみ!
もうもうと舞う塵の中、歪王の檄が飛ぶ。
「こいつに魔法はききません、武器で戦って!」
歪王の指示のもと、けん1、角角角と総勢3人がかりでデルフを取り囲んで斬りかかる・・・。
とどめは角角角の杖だった。
「へへへ・・・最近、杖術習ってんですよぉ〜」
ほんまかいな?
ふたりの視線をしりめに、へたりこみながら冷や汗を拭う角角角。
しかし問題は・・・
「どうやって生還するか、ですなー」
歪王がつぶやく。
それをきいて、けん1と角角角も頷く。
ステータス異常を治すことの出来るべちょも、チームの戦闘力の要たるさら夫とかすみも石化したこの状態で、果たして生きて還ることが出来るのか?
3人はマップを見て最短ルートの検討を始める。
石のスタチューと化したさら夫の頬に刻まれた凶暴な笑みはそんな3人を試すかのようだった。