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遠い世界に [2001/05/23]
こどもが入学した学校の「今月の歌」に、五つの赤い風船が歌った「遠い世界に」があった。えッ、この曲ってそういう歌だったっけ?
ムスメが小学校で歌うずっと前、私が中学・高校生の頃に歌っていた。
「遠い世界に旅に出ようよ。悲しみや苦しみもない、そんな世界に行こうよ。だけど、私が今いるこの国は、私の生まれた国。つらい気持ちもあるけど、自分の国を見据えて生きていこう。」そう歌っていた。
だけど、「こんなとこじゃない、もっと別ないいところがあるはずだ。そんなところに行っきたい」と、ずっと思っていた。
あのころはうつうつとした気持ちをいつも抱えていたから、どんな歌を歌っても、反抗的なものとして感じていたのかもしれない。
だけど、学校で歌われるような歌ではナカッタゾ。
同じように、「翼をください」も学校で歌われるような歌ではナカッタゾ。
時と共に歌のもつ意味合いも変わる、ということだろう。
"イエスタデイ"が音楽の教科書に載ったと話題になったのは、もう何年も前だ。いい曲だから教科書に採用されたと思っていた。でも、本来持っていたる毒を消してしまおう(この歌を歌うことにより、志気を高まる効力を奪ってしまおう)という意味もあるのではないか、と思った。考えすぎか。
今、「翼をください」を歌っている人達は、私が中学・高校の頃に感じていたのとは別なものに対して、「自由な翼がほしい」と歌っているのかもしれない。
でも、けっして「血まみれの鳩」が歌われることはないだろうな。
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