えのき茸は癌などにも効果があり、またその他にもいろいろな栄養が詰った食べ物です。
ここでは、そんなえのき茸について報告します!!

1、えのき茸とは??
キシメジ科に属する白色腐朽菌の一種で晩秋から春にかけて広葉樹(エノキ、
カキ、コナラ、ヤナギ、ブナなど)の枯れ切り株に発生します。
野生のエノキ茸は地方により、「ナメタケ」「ユキナベ」「ユキノシタ」などと呼ばれ、
名前からも他のきのこ類の発生しない極寒気に発生することが分かりますね。

現在、スーパーなどで見るえのき茸は、人工ビン栽培されたもので、
野生のものとは色と形がまったく違います!!
2、野生えのきとビン栽培えのき

野生のえのきは左の絵のように、傘が径2〜8cmで、皿状です。表面は粘性が強く、黄褐色〜茶褐色です。
裏面のひだは白〜淡いクリーム色です。
柄は2〜9cm×2〜8cmで、やわらかく、表面は黄褐色〜暗褐色をしています。
ぬめりが強く、甘い香りがあって、歯切れも舌触りもよいので、古くから食用とされています。
ビン栽培えのきは左の絵のように、傘が径1cmくらいで、表面にぬめりは無く、白色をしています。
柄はまっすぐに伸びており、太さも3〜4mm程度です。
何故!?これほどまでに野生と人工のビン栽培のもので姿が違うか???
それは、えのき茸の人工栽培の歴史にも秘密があります。
3、えのき茸の人工ビン栽培の歴史
えのき茸の人工栽培といっても、強制的にえのき茸を出すのではありません。
えのき茸の成長しやすい環境を与えることで、安定した生産をするための生産方法に他なりません。つまり、「ユキノシタ」と呼ばれるえのき茸の成長環境を人工的に作り出してあげるのです。四季に関係無く、冷房施設などによりその環境を作り出しているのが現状です。その工程などについては、後で詳しく説明します。

えのき茸の人工栽培の歴史ですが、それを始めたのは長野県で教員をしていた長谷川五作さんでした。
長谷川さんがえのき茸のビン栽培を始めたのは大正12年のことで、零細農家の副業として奨励しました。
この時期は野生のきのこを種として、おがくずなどを詰めたビンにその菌糸を成長させるものでした。この際、成長するきのこは野生のものとはちょっと違って、形はかなり現在のえのきに似ています。色はまだ茶色で、冬の気候を利用した栽培方法でした。

昭和の初期に、今まで牛乳ビンの様なビンで栽培していたのから、PP(ポリプロピレン)のビンに変わり、作業性の効率が上がりました。
また、成長するえのきに紙を巻くことで、すらっとしたまっすぐなえのきを作ることが出来るようになりました。
また、この頃のえのき茸は、光を当てないで暗いところで成長させることにより白いものが作られています。(いわゆるもやしのえのきですね)

しかし、この白いえのき茸が販売されることにより、えのき茸=白いきのこというイメージが固まり、以後、いかにして白くするかの研究がなされてきました。

その後、冷房施設をいれた施設栽培の方法が確立し、大量生産がはじまりました。
(この頃、我が沢柳きのこ園も立ち上がりました。)

また、えのき茸の種類にも変化があり、バイオテクノロジーによる、えのき茸の違う種類同士の掛け合わせなどにより、光を当てても色がつきにくい『白色系』と呼ばれるえのき茸が栽培されるようになりました。
さらに、白色系の中から、光を当てても色がつかない『純白系』と呼ばれる種類が見出され、現在は純白系が主流となっています。
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