えのき茸をとった後の培地は、意外と利用価値の高いものなのです。
現在利用されているものをちょこっと紹介。

1、使用後培地の堆肥利用
 えのき茸をとった後の培地には、まだまだしっかりと栄養を蓄えたえのき茸の菌糸がびっしりと生息しています。培地の主原料はおが屑と米糠です。

 基本的に野菜などは、土壌から栄養をそのまま吸収することは出来ません。一度、微生物や菌体類による分解や変換が無くてはならないのです。
 化学肥料はその吸収可能な栄養素を化学で作り出したものに他なりません。さらに、化学肥料で無い、鶏糞などは、現在の土壌の微生物などの活動を手助けする補助的なものです。

 しかし、えのき茸の収穫後の培地なら、野菜への吸収しやすいものへの分解がすでに行われており。さらに、土壌内の微生物などへの補助的な役割もします。

 さらに、えのき茸栽培は完全有機農法のため、そこから出る残り培地も有機100%なのです!!
 当然、収穫後培地を使った野菜農法も完全有機農法(他のものが使用されれば別ですが)です。

購入する時、鮮度の問題から、えのき茸は培地が下の方についています。いつも皆さんが切り取る部分です。この部分は肥料になりますので、生ごみなどに捨てずに、家庭菜園へ細かくして埋めてみてくださいね。
2、オオクワガタが飼える!?
 知っている方も多いと思いますが、現在養殖されているオオクワガタは『シメジ』の菌糸が蔓延した瓶にて行われています。
シメジの培養瓶(菌糸が蔓延し白くなった瓶)にはブナの木のおが屑と米糠が使われています。

 その中でオオクワガタを養殖すると、手間もいらず、簡単に6〜7cmになるということです。しばらく高かったオオクワガタが安くなった理由はそこにあります。
 シメジの菌糸がブナの木を分解し、オオクワガタが吸収できる栄養素に変えているからです。更にそれが大きくなるのは、その栄養素のバランスがしっかりと取れているからに他なりません。

自宅で、培養瓶を手に入れるのは困難ですが、ペットショップにはすでにオオクワガタの卵の入った培養瓶が売られています。
温度と湿度さえ気を使えば、オオクワガタが手間いらずで、養殖できます!
3、ダイオキシンときのこ
 今たいへん問題となっているダイオキシン。何がいろいろな問題がありますが、一番問題なのは、『自然の微生物などで分解が難しい』ということです。

 しかしながら、最近になって、それを分解できるものが発見されました。

 それは!きのこを代表とする、白色木朽菌。これなんです!!
では、何故なのでしょう???
この白色木朽菌は文字通り木を腐らせる菌体類なのですが、その木の成分にセルロースと呼ばれる、木の細胞を形作っている物質があります。
このセルロース、人が食べても分解できないものですが、白色木朽菌は分解が可能です。

 このセルロースとダイオキシンの構造がよく似ており、白色木朽菌はダイオキシンもセルロースと同じように分解できることが分かったのです!!!

 今のところ、研究ではより多くのダイオキシンを分解できる白色木朽菌を探し、それらを掛け合わす事により、更に強力なものを作り出そうとしています。

 しかしながら、人間が短時間で作り出すものにはどうしても副作用が付き物でかなりそれが心配です。

そこで!!!先ほど、使用後の培地が堆肥となる話をしましたが、これを汚染された土壌に撒く事で、ダイオキシンの浄化にならないのか!?と考えています。どうしても大きな研究機関での研究が必要になることでもあるので、今のところ研究はしていませんが、明らかな結果が出ることは、容易に想像できます。
さらに、浄化された後には、肥沃な土壌も得られるんです!!!これは一石二鳥!

都会に住む方々もご自身の家庭菜園が汚染されてるのでは(?)と思われるようなら、迷わずえのきたけの捨てる部分を使ってみてくださいね!