■塗装についてver1.0.2

◇下地処理

・塗装面を整える

【塗装面に傷などがある場合】
これでは塗装がきれいにいきません。そこで塗装面を整えてやります。具体的には、傷がある場合はささくれをやすりできれいにとって塗装面の脱脂のあとパテなどで埋めてやります。


【塗装面に傷などがない場合】
この場合は、600番ぐらいのやすりで全体を軽くこすります。塗装されているものの場合は下地が出ないように注意すること。(これによって塗料を密着させるための足つけ(注1)になります。)

*私の場合なるべく銀色のパーツを手に入れて塗装します。そうすればこの作業だけで下塗りが必要なくなります。また傷のないものが一番よいのは言うまでもありません。塗装されているパーツをペーパーがけするばあい下地が見えるまでやると意味がありませんので、あくまでもかるくになります。

・塗装面の脱脂

塗料をきれいに塗るためには、素材に油分や汚れなどがあってはなりません。そのために、洗剤を使って水洗いをします。その後、アルコールなどで脱脂をします。
よく乾かして水分が残らないようにします。この処理をした後は手で直接触れないように注意します。(手の油分が付くため)

*私の場合は、マジックリンで洗浄と脱脂をいっきにやってしまいます。

 

◇下塗り

素材によっては専用のプライマーの塗布が必要になります。(金属やPP材など)ABSはそのまま塗れなくもありませんが、色によっては下地の色付けが大切になります。
特に明るい色は下地にシルバー系やホワイト系を塗ることになります。(塗る色によって変わります)また、密着を高める為にいわゆるプラサフで塗ってしまうのもよいかもしれません。
ただし乾燥後もう一度軽くペーパーがけ(注2)をする必要があります。

*ここまでは塗料を垂らさないように塗ればそれほど神経質になることはありません。下塗りは、完全に乾いてから塗装面を整えましょう。(1日以上)

*塗装は、かどっこや奥まったところなど塗料が薄くなりがちなところから塗り始めましょう。

◇本塗り

塗料の種類や塗る色によって重ね塗りをしたりしなければ本来の色が出ないものがあります。ソリッドカラー(単色)は比較的塗ったままがその色になりますが、メタリック・パール系は最初に塗る色とその上に塗る色の濃淡具合によって出来上がりが変わってしまう物が多いです。
この辺は練習しないと説明ではわからないかもしれません。
塗り方としては、よく言われますが一気に塗ろうとせず少しずつ吹きかけて塗ってゆきましょう。
一箇所にとどまるのは1秒以下です。また塗装面との距離も25cmぐらいは開けましょう。

*あせりは禁物です。重ね塗りする時は少し時間を置いて、乾いてから塗りましょう。

◇クリア塗装【重要】

実はこれが一番緊張します。これですべてがおじゃんになることがあります。クリアで艶を出すといった感じになるので、慎重に作業します。
塗り方のコツは塗料が垂れる一歩手前まで塗ります。この感覚は場数をある程度踏まないとわからないかもしれません。塗料が垂れても触ってはいけません。そっと持ち上げて垂れてゆく反対側へ傾けるぐらいしかできません。
ここで使用するクリアはウレタン系のクリア塗料です。
ラッカー系のクリアは「捨てクリアー」といってウレタン系クリアーを吹く前に一度塗り、乾燥後軽くペーパーがけして塗装面を整える場合に使用します。

*ウレタン系のクリアで仕上げないと、ガソリンがかかった時塗装面ははげます。
*ウレタン塗料をラッカー塗料の上に塗る時は、ラッカー塗料が完全に乾いてからにしましょう
(理由は塗料の説明書をよく読みましょう)
*ウレタン塗料は完全に乾燥させてからの二度塗りはできません。

◇仕上げ

ウレタン塗料をうまく塗れれば必要ないかもしれません。ただしプロでもない限りクリアだけできれいに仕上げるのは難しいため、大抵の場合仕上げをします。
クリアが完全に乾いた後(だいたい1週間後)2000番以上のコンパウンドで軽く磨いてやります。
 
◆注意

  • 完成を急いではいけません。1日や2日でやっちゃおうと思うとたいてい失敗します。
  • 冬場の塗装は、乾燥に時間がかかります。初心者は避けましょう。
  • 雨が降っているような湿気が高いときも塗装には向きません。
  • 風が強い時はぜったいだめです。塗装面がごみだらけになるでしょう。
  • スプレーはいきなり吹き付けてはだめです。よく振ってまずから吹きしてから塗装しましょう。特に2度塗り以降は重要です。(塗料がダマになって出る場合がある)
  • 塗装は換気のよい場所で行いましょう。また、塗料が埃のようになって空中を舞うので防塵マスクをしましょう。
  • (注1):やすりで塗装面に引っかき傷をつくり塗装の密着性を高めること
    (注2)
    :紙やすり(耐水ペーパーやすり)などでやすりがけをすること。
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