ファルージャ市民からアナン事務総長に 10.16
ファルージャ市民はアメリカのイラク占領を賛成していませんが、それは罪ではないです。

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 ファラージャ市民からアナン氏への書簡 

10月14日
ファルージャ市民代表 ファルージャ人権民主センター
カシム・アブドゥルサタル・アル・ジャマイリ所長より

国連アナン事務総長への書簡
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アメリカ軍がイラクで毎日、大量虐殺を続けていることは、証拠を提出するまでもな
く明らかです。そして、この手紙を書いている今、アメリカはファルージャの街に対
して、この大量虐殺を実施しています。アメリカ軍は自らが保有する中で、最も破壊
能力の高い爆弾をファルージャの市民に向け投下し、罪のない多くの人々をを殺傷し
ているのです。そして地上では、アメリカ軍の戦車が、激しい砲撃で街を破壊してい
ます。
ご存知のように、ファルージャ市の代表とアラウィ政権との間で交渉が続いているた
め、現在ファルージャに軍は駐留していません。またここ数週間、抵抗勢力も行動を
控えています。

しかし、新たな爆撃は、イスラム教の断食月ラマダンで、人々が断食をしている時に
開始されました。その結果、多くの市民が、瓦礫の中に埋まり、外からの援助も断ち
切られている状態です。10月13日の夜、アメリカ軍は爆撃機1機で、民家50件
を破壊、多くの人を殺害しました。これは大量虐殺という犯罪行為ではないのでしょ
うか、それともアメリカ民主主義の教訓なのでしょうか。アメリカ軍は、占領を認め
させるために、ファルージャの人々に対しテロ行為を繰り返しているのです。

あなた(アナン事務総長)は、アメリカとその同盟国が、大量破壊兵器の脅威を口実
に、私たちの国の破壊を続けて来たことをご存知のはずです。彼らは自らの大量破壊
兵器を用い、多くの市民を殺害しました。そして今になって、イラクに大量破壊兵器
はなかったことを認めています。しかし、彼らは自分たちが犯した罪については口に
しようとしません。世界中が沈黙しているのです。イラクの一般市民を殺害すること
すら非難の対象にならないのです。アメリカは、1991年の戦争の後、イラクに賠
償金の支払いを強制しましたが、今回アメリカはイラクに賠償金を支払うでしょう
か。

私たちの住んでいる世界はどうやら、二つの異なった基準があるようです。ファルー
ジャでアメリカとその同盟国はアル・ザルカウィという新しい、正体不明の標的を作
り出しました。ザルカウィはアメリカの犯罪行為を正当化する新たな口実です。この
新しい人物は一年前に、でっち上げられました。そして、その一年の間、アメリカは
民家、モスク、レストランを攻撃し、女性、子供を殺害しました。そして、常に「わ
れわれは、アル・ザルカウィに対する攻撃を成功裡に遂行した。」とだけ言い、決し
て、ザルカウィを殺したとは言いません。言えない筈です、ザルカウィなど実在しな
いのですから。

私たちファルージャの住民は、この人物が市内にいないことを保証します。そして、
多分イラク国内にいることもないでしょう。私たちは、これまで何度も、「誰でもい
いから、ザルカウィを見かけたら、殺せ」と訴えてきました。しかし、今、ザルカ
ウィはアメリカがでっち上げた幻だということがわかりました。
私たちの代表は、これまで繰り返し、市民の誘拐や殺人を非難してきました。私たち
は、非人間的なことをしているグループと何のかかわりもありません。ファルージャ
に対する犯罪行為をやめ、軍をファルージャから撤退させるよう、あなたそして世界
の指導者がブッシュ政権に大きな圧力をかけることを要請します。

ファルージャからアメリカ軍が一時撤退した後、ファルージャは平和で静かな街と
なっていました。混乱はまったくありませんでした。資金不足にもかかわらず、街の
文民行政もうまく機能していました。私たちの唯一の犯した「罪」は、占領軍に来て
ほしくないと主張したことのようです。しかし、占領に反対するということは、国連
憲章そして国際法、また人間としての常識に照らし合わせてみても、私たちが持つ当
然の権利のはずです。
今、あなた、そして世界の指導者が、新たな惨事を防ぐために早急に介入することを
要請します。私たちは、イラクの国連の代表と連絡を取って、このメッセージを伝え
ようとしましたが、ご存知の通り、国連はバグダッドで一番警備の厳しい、外の社会
と遮断されたグリーン地域にあり、立ち入りは許されませんでした。私たちは国連に
ファルージャの状況に目を向けて欲しいと願っています。


ファルージャに住む市民一同  ファルージャ人権民主センター
ファルージャイスラム評議会  教職員組合   部族長会議
ファトワ宗教教育議会etc 


 リンク集

 イラク情勢関係が日記として
 イラク侵略攻撃について
 2004から
現代企画室刊の書籍『ファルージャ 2004年4月』を引き継ぐ形で,同書共訳者2名が
ファルージャおよびイラクについてのニュースなどを日本語で紹介しています


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