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ギャラリー誠文堂ブログ
時代の変遷と美術 −現代美術理解のためにー 現代美術は何が書いてあるのかさっぱりわからないという人が多いのではないでしょうか。このため、現代美術はなじみにくいものになっています。 美術を鑑賞する場合、その描かれた時代背景を理解することが重要になると思います。社会が前の時代の価値観を否定して生まれ変わっていくように、美術の世界も同様です。 現代社会では個性尊重が重視され、画一的な価値観が否定されます。 絵画を描く場合でも、ある人は色の持つ感性で表現し、ある人は形を分解・再構成して表現し、またある人はものを見ている人の内面を表現する等様々です。次に時代の変遷と美術の変遷を表にして説明いたします。 時代の変遷と美術
原始社会
封建社会
現代社会
時代の特徴
狩猟、農耕を主体とした原始共産主義社会
土地の支配を仲立ちにした支配層や支配層に結びついた宗教中心の社会
階級制度や宗教の支配を開放した市民中心の社会
様々な個性や価値観を尊重する個人中心の社会
美術の特徴
狩猟の対象となる動物、子孫の誕生をもたらす女性、共同生活を営む住居等生活に直結したものを表現対象にしています。 素直でのびのびとした自由さが特徴です。
権威の象徴たる神・貴族等を理想像として描き、描かれたものを民衆の表敬や憧れの対象にしています。 格式があり、非の打ち所がありませんが、画一的で自由さに欠けます。
理想像に支配された宗教的美術を開放し、現実の姿をそのまま描いたり、外光を取り入れて自然界を自由に描いています。 束縛された社会からの開放感が伺えます。
開放された現実社会の描写から更に個人の内面の世界に入り、様々な表現形態で個人の主張を描いています。同一性を否定した個性的表現が特徴です。
主な作家等
ラスコー洞窟画 アルタミラ洞窟画 縄文式土器等
ヘンリー3世の肖像 アダの福音書 ピサの斜塔等
アングル クールベ ミレー ルノワール セザンヌ ゴッホ等
フォービズム (色彩の自由) 表現主義 (内面の自由) キュービズム (形態の自由) 下記参照