サンクッカーで太陽の動き



国府小 松本 総 伊島小 福井広和 3年生の「日なたと日かげをくらべよう」という単元の中に,太陽の動きを調べる学習があります。この観察は通常,棒のような物を日なたに置き,地面にできる影の位置と太陽の位置との変化の関係をとらえるようにするのですが,「太陽の位置−影を作っている物−地面にできる影の位置」という構造が理解しにくい子供もいて,レディネスの影響を受ける学習だと言えます。ここで紹介するサンクッカーは,太陽熱を利用して物を温めるための段ボールとアルミホイルでできた道具で,「サンシェフ」という名前で商品化もされています。季節・天候などの条件が整えば,肉を焼いたり湯を沸かしたりすることも可能です。冬季に教室のベランダで行った実験では,約3時間で焼きイモを作ることができました。 サンクッカーを太陽の動きを調べる学習に利用する第一のメリットは,本体を直接太陽の方向に向けるので,影の動きから類推するよりも子供にとって理解しやすい。第二に,焼きイモなどを食べたいという目的意識から,興味・関心が非常に高くなるという点です。,子供達は休み時間ごとにベランダに出で,神経質と言えるほど正確に太陽の方向にサンクッカーの向きを合わせようとします。そして「ああ,また動いとる!」とか「だんだん高くなってきた。先生,下に置く辞書を貸してぇ」というように,ごく自然に太陽の動き方に気付きます。さらに,太陽エネルギーの大きさに驚き,エコロジーについて考えるきっかけにもなります。 写真のような色々な形のサンクッカーを作らせて,その性能を比べさせる活動は総合的な学習や夏休みの自由研究としても面白いです。 |