[03/03/01 福井]
3年生の最初の単元,つまり子ども達が初めて理科という授業を受ける記念すべき単元が
「1.植物を育てよう」です。東京書籍の教科書では次のような構成になっています。
植物のそだちかた(1)
1.植物をそだてよう
1.たねをまこう(ホウセンカ・ヒャクニチソウ)
たねはどんな形をしているかな。
花がさいたら,虫もたくさんくるかな。
どんなめが出るかな。
はやくめが出ないかな。
●たねのまきかたとせわのしかた
●記ろくカードのかきかた
2.どんなめが出たかな
めをかんさつして記ろくしましょう。
このあとどんな形の葉が出てくるのかな。
植物のそだちかた(2)
3.植物のからだをしらべよう
1.そだちかたをしらべよう
ホウセンカやヒャクニチソウは,どのようにそだってきたでしょうか。
そだっているようすをかんさつして記ろくしましょう。
葉がたくさん出てきたね。
どんな形の葉が出てきたかな。
葉が6まいぐらいになったら日当たりのよい花だんや大きい入れ物にうえ
かえてそだてましょう。
●なえのうえかた
2.植物のからだをしらべよう
植物を入れ物から出すと土の中に白い根が広がっています。
植物のからだしどんな部分からできているのでしょうか。
ホウセンカやヒャクニチソウのからだのつくりをしらべましょう。
しらべたことを発表しましょう。
アサガオをそだてて,からだのつくりをしらべてみましょう。
植物のからだはどれも葉・くき・根からできています。
葉はくきについていて根はくきの下から出ています。
[03/03/06 福井]
3年生の「1.植物を育てよう」の問題点は,
1.生活科で学習した教材(ホウセンカ・ヒャクニチソウ)を用いるので,子供にとって
目新しさがない。
2.たねまきの方法も世話の仕方も生活科と同じ。
3.記録(学習カード)を書くことも生活科と同じ。
ただし,生活科は『願い』を中心に書くのに対し,3年生理科では『事実』を中心に書く。
4.双葉を観察させるが,そのままでは子供にとって驚きや感動のある事象の観察とは言えない。
このような点から子ども達が初めて理科に出会う単元としてもう少し工夫がいるのではないか,
というのが福井の問題提起です。何か良い意見をお持ちの方は気楽にアイディアをだして下さい。
[03/03/06 津下]
理科と最初に出会う単元,ということで,「理科における基礎基本」を身につける場としてとらえ
てはどうでしょうか。例えば,
観察カードには,日付と場所,天気,気温を記入する。
ふしぎに思ったこと,はてなをたくさん見つける。
二つのものを比較して,類似点と相違点を見つける。
そういった要素をふまえて単元を構成したらどうでしょう。
> 4.双葉を観察させるが,そのままでは子どもにとって驚きや感動のある事象の観察とは言えない。
ホウセンカとコスモスを同時に育てる。同じ双葉なんだけど,同じところも違うところもある。
そういうところに気づかせながら,自然のふしぎや興味関心をもたせてはどうでしょう。
参考までに,植物を育てる実践例として
http://homepage2.nifty.com/toss-fuksima-science/newpage4.htm TOSS関連のサイトです。
[03/03/07 福井]
そうですね。これは重要なポイントですね。
教材の目新しさではなく,取り組み方で生活科と理科は違うのだと子ども達に
分からせる。科学の初歩なんだと…。
[03/03/07 松本]
津下先生の > 二つのものを比較して,類似点と相違点を見つける。
> そういった要素をふまえて単元を構成したらどうでしょう。
に便乗してこんなんどうでしょう。
その1 何が出るかな案
ホウセンカ、ヒャクニチソウ、アサガオの種を名前を言わずに配る。
個人に3種類でもグループに3種類でもよい。
で、「どんな葉っぱが出るかな」とか「どんな花が咲くかな」と投げかける。
その2 仲間分け案
3種類の種を仲間分けする。グループごとにやったら、違う分け方が出てくるかもしれま
せん。で、植えてびっくり、違うと思っていた種から同じような芽が出てくる。
しかし、双葉が出るとやっぱり違うと言うことがわかる。
[03/03/08 津下]
おもしろそうですね。
どの単元,教科でもそうですが「意外性の原理」を取り入れると,授業はグッと引き立つような気が
します。で、「植えてびっくり」に一票。ある程度成長したあと,一種類に着目して,根,葉,茎を
おさえる。
そのときに,子供たちに「3つの部分にわけてごらん。」と投げかけてみる。
さて,子どもたちはどのように分けるでしょうか・・・。
[03/03/08 福井]
石浦先生は,単子葉のイネやトウモロコシも一緒に観察させたらどうかとおっしゃっていました。
発展学習として,小鳥のえさとして売られているタネ(ヒエ・アワなど十数種類のタネがミックス
されている)を発芽させてみるのも面白いかも。
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3年生「1.植物を育てよう」(4時間)
1.ねらい ・理科との出会いを印象づけ,理科に対する期待感を持たせる。
・観察カードの書き方,二つのものを比較して,類似点と相違点を見つけるなど
「理科における基礎基本」を身につけさせる。
・種子を発芽させ,タネから根・茎・双葉がでることを観察させる。
2.主な発問 ●生活科ではどんなタネを植えましたか?(既習経験の想起)
タネの植え方と芽が出てきた時の様子を教えてください。
ホウセンカとヒャクニチソウのタネを育苗ポットに植えましょう。
●脱脂綿の上にもホウセンカとヒャクニチソウのタネを植えます。
1コマ目にタネを,4コマ目に双葉を描いて4コマ漫画を作ります。
2コマ目,3コマ目を想像して描きましょう。(発芽の予想)
●芽が出る様子を観察しましょう。
観察カードには,日付と場所,天気,気温を記入しましょう。
ふしぎに思ったこと,はてなをたくさん見つけて発表しましょう。
●ホウセンカとヒャクニチソウの双葉で同じ所,違うところを見つけましょう。
●好きなタネを持ってきて脱脂綿の上に植えてみましよう。
(先生はイネとトウモロコシを持ってきました)
芽が出る様子はホウセンカやヒャクニチソウと似ているでしょうか?
●ここに小鳥のエサがあります。どんな芽の出方をするでしょうか?
●植物の芽の出方についてまとめましょう。 |