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a@4 2002.1.25
アルコール(1) 一般にアルコールと呼ばれるものにはエチルアルコール(エタノール)とメチルアルコール(メタノール)があり,前者には消毒用アルコールや飲料用アルコール(!)が含まれ,後者には燃料用アルコールが含まれます。終戦直後の物資不足の時に飲料用に転用した人が失明したのでメチル(目散る)だ,なんて言う人もおられますが,どちらのアルコールも人体に悪影響がでることには違いはありません。 飲んべえのお父さんを見れば,そのことは一目瞭然ですよね。 このことを少し科学的に説明するならば,写真で犬に似ているのがエチルアルコール,キョロちゃんに似ているのがメチルアルコールですが,単純に言うと,「分子の小さなメチルアルコールの方がエチルアルコールに比べてが吸収が速いために,人体への影響がでやすい」ということです。6年生で光合成によるデンプンの生成を調べる実験があり,葉っぱの葉緑素を取り除くためにアルコールで湯煎をします。この時,湯煎の温度はアルコールの沸点(エチルアルコール78.3℃,メチルアルコール64.7℃)以上で行うのですが,当然有害なアルコール蒸気がでてきます。上記の理由で,多少なりとも安全なエチルアルコールを使用するのですが,決して安全なわけではないので,アルコール蒸気を吸わないよう指導を徹底してください。 蛇足ですが,アルコールでの湯煎を直火でやって火だるまになる事故が毎年のように全国どこかで起きています。できればこの実験は教師実験にするか,あるいはたたき染めで児童にやらせるようにして下さい。 |