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新型インフルエンザワクチン


   新型インフルエンザの本格的な流行の中で、国のワクチン接種が始まろうとしている。

 今回の新型インフルエンザウイルスは、感染力は強いが、かかっても軽症のまま回復している患者がほとんどだ。タミフル等の治療薬も有効で、過剰に反応する必要はないのだが、大多数の国民には免疫力がないことと、基礎疾患のある人、妊婦や小児など一部に重症化する例があることから、こうした人々を中心に死亡例や重症例の発生を予防することと、医療機関での混乱を防ぐためにワクチン接種が国の指導の下で強力に進められることになった。

 今回のワクチン接種での注意事項を厚労省の報道を中心にまとめてみた。

1:ワクチン接種は何回か?
  2009年9月時点では2回となっている。不活性化ワクチンなので1週間あければ2回目の接種ができる。ただ、欧米では1回接種で十分な効果が得られているところから、国内ワクチンでも、専門家の評価を踏まえて1回接種でもよいことになるかもしれない。

2:新型インフルエンザに感染した人でも、新型インフルエンザの接種が必要か?
  確実にPCR検査などで感染が証明された人は予防接種の必要はないが、確認ができない人で希望する場合は接種可能。

3:季節性インフルエンザワクチンと新型インフルエンザワクチンは同時に接種できるか?
  医師が必要と認めた場合は接種可能だが、輸入ワクチンとの同時接種はまだ検討段階にあり、現時点では差し控えることになっている。

4:新型インフルエンザワクチンの接種により起こる副反応はどのようなものがあるか?
  季節性インフルエンザワクチンと基本的に同じと考えられており、比較的多いものとして接種部位の発赤、腫脹、疼痛や、全身症状としては発熱、頭痛、悪寒、倦怠感などがある。まれに発疹、蕁麻疹などワクチンに対するアレルギー反応もある。

5:ワクチンの効果はどのくらい持続するか?
  季節性インフルエンザワクチンと同様に、接種後2週から5ケ月程度と考えられている。

6:妊婦に対してもワクチン接種はできるのか?
  一般的に妊娠中のすべての時期で接種可能と考えられている。ただ、妊婦には一部供給される保存剤の添加されていないワクチンが勧められている。

7:新型インフルエンザワクチンの優先接種対象となるのはどのような人か?
  下図のようになっている。






















8:優先対象者以外は接種できないのか?
  下図のようなスケジュールが想定されており、接種状況や供給量の状況から、優先対象者以外の希望者には接種可能となる。基本的に今回のワクチン接種は個人の意思の判断によるものであり、優先対象者でも希望しない場合は接種しなくともよいとされている。





















9:今回の新型インフルエンザワクチンはどのくらいの費用で接種できるか?
  今回の新型インフルエンザワクチンに関しては、国で自己負担額が決められており、1回目の接種は3600円、2回目は2550円となっている。ただ、自治体によっては補助があるところもでてきており、今後市町村の対応が決まっていくことになる。

(2009.10.11)