「あなたの縛りって、こんなもんなの? 意外と優しいわね。」













俺は、SMパブで、知り合った女と酔いの手伝いもあってか、ホテルに来ていた。


そう、会話の延長と趣味に合わせ、SMホテルに・・・・・・・






























やけに、ひどい酔いだった・・・・・・


妙に馴れ馴れしく、命令口調の言葉遣いにウンザリしながら


俺は、ビールを無理やり喉に流し込んでいた。


頭痛がランダムに俺を襲ってくる・・・・・









女は、足を組みながら椅子にもたれていた・・・・
メンソールの煙草を吸いながら俺に話をしてくる・・・・・


「そういえば、あんたも、ネットで、
 何かサイト運営してるって言ってなかったっけ?」



「言ったかな・・・そんな事・・・・」


女は、先程から、SMやアダルトサイトの知識を自慢しているのか
この調子で、喋り続けている・・・・・



いかにも、私は何でも知っているという態度に、俺は、苦笑いを浮かべた・・・・



「ねぇ・・・緊縛サイトで○○○ッチって知ってる?」




「・・・ああ・・・・・その表紙画を描いてる人も知ってるぜ・・・・」



「うっそぉーっ!」



「女房をモデルにして載せてもらったことがあるし・・・・・」



「ホントなの?」



「バックナンバーの、1X○7号が、俺の女房だ。」



「へぇー・・・ねぇ、ねぇ、私の写真も頼んでよ・・・・」



「・・・・どうかな・・・・選ぶのは彼だし・・・・・」



「いいじゃない、送るだけ送ってみてよぉ!」



「・・・・・・・ああ、わかった・・・・」



そう答えたものの、送るつもりなど、俺には毛頭無かった。

それより、俺に与えた屈辱に仕打ちをしない事には、性格上、気がすまない。




その女の歳は、35歳、恐らく経験も少なかったのだろう。

少しばかりの体験で、いかにも玄人を気取っているが、俺の目はごまかせない。




何より、口軽で無能なこの女の軽率な行動で、俺を知る者達が、

俺という人間の見方を変えられてしまう事も無いとはいえない。


いや、この女ならやりかねないかも・・・・









いやしくも、俺は、この女の勘違いを教えてやる必要があった。








女は、ベッドに座る俺に向かって煙草の煙を吹き掛けてきた。

まるで、女優であるかのごとく下手な仕草を演じている。

視線をやや落とし気味に、暫し考えている俺の姿を見て

女の態度に、一層、助長をかけたのだろう・・・・・・




(・・・・・チッ・・・・・この女、・・・本物を教えてやるかな・・)



幸い、女は、俺の素性を知らない。

俺は、滅多に出さない極鋭な神経を研ぎ澄ました。

アドレナリンが、脳を駆け巡っていく・・・・・

血液の熱さが、全身に徐々に伝わってきた。































「・・・・ね、どうする?・・・・・まだ、私、時間いいわよ。」




「・・・・・・」




「でも、あんた、私の考えてたプレーじゃなかったけど、悪くはなかったわ。」



(フッ・・・・とても笑いを我慢できねぇー・・・)



俺は、冷静に、考察し、後々の事までを判断する事を忘れなかった。






(よし・・・いいだろう・・・・落としてやるぜ。)








「アンタを必ず表紙に載せてくれる写真でも撮るかい?

 そして・・本物の緊縛を味わってみろよ。快感だぜ。」





「・・・本物?」





俺は、視線を女に向けて、無表情で言い放った。



「ああ、俺の本性も合わせてな・・・・・・・」





「ぇ・・・」





女は、途切れた声で、先程までとは違う俺を観察するように見つめる・・・






「・・・怖いのか?」



「・・・ぃ・・・いいわよ。」





俺は、心の中で、ほくそ笑みながら、ゆっくり立ち上がると女に近づき言い放った。




「向こうを向け。」




俺の雰囲気に気づいたのだろう。女の目が強張っている・・・・・







(・・・なるほど・・・・・・それくらいは判るか・・・・)









俺は、胸縄縛りから、後ろ手緊縛を荒っぽく編んでいく・・・・
出来れば、高手小手縛りをしたいところだが、この女では、到底無理と判断した。



「・・・・イッ・・・・」


「ん?・・・・痛いのか・・・・・でも、これがいいんだろう普通は・・・」


「・・・・・ぇ・・えぇ・・・」


俺は、笑いを隠しながら、そのまま、フックが固定されている位置に女を移動させた。
後ろ手にロープを掛け、フックに通し引き上げると、女は、やや前傾に倒れこんだ。



更に、右膝にロープを固定し、丸環に通した後、
同様に引き上げて片足吊りで羞恥体を晒させる・・・




SMホテルだけあり、フェイスフックも置いてあった。

俺は、女にノーズフックを装着し醜顔を作り上げていく・・・・



「・・・・や・・・やめ・・・」



「・・・・ん・・・本物を味わいたいんじゃないのか?・・・そうしてるんだぜ。」



女は、言葉が出なかった。



筒状のマスクを口にはめ、後頭部でマジックテープを止めた。

もはや、呼吸と喘ぎ声だけで言葉は喋れない・・・・



女は、急に咳き込み始めた。
ギャグボールと違い舌を操る事は出来ない。


やはり、初めてなのだろう、唾液が気管支に入ってしまったのだ・・・・



(ククッ・・・・調教は、最初が肝心だ。)



つま先・・・それも片足だけで支えているため

咳き込むたびに縄は食い込んでいく・・・・


俺は、女の肘を掴んで身体を回した・・・・・
痛みを逃れるため足に力を入れ、体重を支えようとしていた。








「・・・・はぁぁぁぁ・・・・・・アオォォォォ・・・」





何を喋っているかは判らないが、痛みと恐怖を感じている事は読み取れる・・・


俺は、煙草を咥えながら籠に入ったクリップを二つ持ち乳首に挟んだ。


「・・・・ンアァァァー・・」






そして、カメラを持ち、女の前に立った。

真下から歪んだ肉唇を中心に全身を撮っていく・・・・・




「・・・・おい、なかなか・・・いい顔してるぜ。」


女は、首を振り始める・・・・・


「なんだ・・・どうした?・・・・・・そうか、もっと刺激が欲しいんだろ・・」


俺は、女から視線を外した。
女は、違う・・・と激しく首を振っているのが視界に入ってくる・・・・・





立ち上がった俺は、真後ろの壁にある大型の鏡の扉を開いた・・・・・


俺は、女を鏡に向かせて、自分の姿を確認させた。




「どうだ・・・あんたが見たサイトの写真は、こういう感じだろう・・・・・」



そう言うと真後ろから股間に手を滑らせていった。

全く、遠慮せずに内部に指を挿入し、女芯の裏側を見つけて擦りつけていく・・・・




「グガ・・・・・・アガァァァァァァァ・・・・・・」




筒状のマスクから、一直線に唾液を垂らし始めた。




支えている足が、異常に痙攣している・・・・








俺は、女から離れると、浴室に置いてあった中型のシリンジに

グリセリンを入れて、女の場所に戻った。

鏡越しに俺が持つシリンジを見て、顔を振りながら涙を流し始めた。




俺は、無表情で女の菊門に先を挿し、一気に全部を注入した。

女の全身が、一瞬、硬直したのがわかった。



「さてと・・・・・そろそろ、本番に入ろうか・・・

 ・・・・・・・こういうのを期待してたんだろう?」





そう言うと、俺は、冷蔵庫から残り1本になった缶ビールを取り出し
咥えていた煙草に火をつけた・・・・・



テーブルに座り、女を真後ろから眺める・・・・・





(苦痛が快感に変わるまで辛抱しろよ・・・・)





鏡に映る女の女の表情をみて、俺の肉塊は、いつの間にかブロンズに変化していた。





「どうだ・・・自分がイカすだろう・・・・・・・」



「・・・・・アワ・・・ァァ・・・」



「あんた、ナンシー・アザリアって言う女を知ってるか?

 
 羞恥や醜姿を自由自在に快感に変えれるって本を書いた女だ。


 アンタも、それを経験してみるがいい・・・・・


 そうだ、お前の事をこれからナンシーって呼んでやるぜ。」





「・・・・・・・・・・・ァォォ・・・・・」






女は、ついに、嗚咽を漏らし始めた・・・
相当、下腹部が苦しいのだろう。






「さてと・・・俺は、シャワーでも浴びてくる。」








ナンシーと、名づけた女を残し、俺は何事もなかったように浴室に向かった・・・・・・