「落葉」






「アァァァァァァァァァァ・・・凄いぃぃぃぃぃぃぃーっ!」

梢江は、陽一に背後から強烈な責めを受けていた。

「梢江・・・・君こそ凄いぞ・・・」

「アァァァァ・・・素敵ぃぃぃぃ・・・」

大井陽一、36歳・・・
8年前に、愛妻を病気で亡くして以来、現在まで独身を続けていた。
陽一は、県庁に勤めており、都心開発課で係長を務めていた。

矢野梢江、35歳・・・
3年前に10年連れ添った夫と離婚し息子との二人暮らしである。
結婚前から市庁に勤めており、現在は、緑地推進課で主任を務めていた。


県庁と市庁舎とは隣り合わせで、1年前の県庁主催の講習で、
偶然、隣同士に座った梢江と知り合い、付き合いが始まった。

「・・・だ・・・駄目だ・・・梢江・・・気持ちよすぎて・・・・」

梢江は、後ろを振り向き陽一に叫んだ。

「ぁぁ・・キテェ・・・陽一さん、キテェェェェェェー・・・」

陽一は、梢江の腰を強く左右から掴み肉棒を奥深く突き刺した。

「ウッフゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥー・・・・・」

「ウグッ・・・・」

陽一は、強く目を瞑り、梢江の締め付けに感嘆しながら最後の一滴まで放出していく。

「・・・ァァァ・・・気持ちいぃ・・・陽一さぁ・・・ん・・・」

陽一は、ゆっくりと肉棒を梢江の蜜壷から引き抜いた。
梢江は、スローモーションのように仰向けになると陽一にキスを求めた。

「・・・梢江・・・」

陽一は、梢江の訴えに気づき、身体を引き起こして唇を重ねていった。

「ンゥゥ・・・」

舌が絡む音が悩ましかった。
梢江は、執拗に陽一にディープをせがんだ。

「梢江・・・・風呂に入ろう。」

「・・・ぇ・・・ええ・・・そうね・・・」

胡坐をかいた陽一の股間を覗く梢江・・・・

「アンッ・・凄い出てるぅ・・・」

そう言って萎えた陽一の肉棒に手を伸ばしスキンを丁寧に外し始めた。

「くすぐったいよ、梢江・・・」

梢江は、淫笑な表情でスキンを外すと根元を持って目の前に翳した。

「飲んじゃおうかなぁ・・・」

「馬鹿言うなよ・・・そんな事しなくてもいいよ。」

「フフッ・・・陽一さんのものなら汚いなんて思わないわ。」

「そういう意味じゃ・・・」

「フフッ・・・今秋には、生で毎日出せるわよ。」

梢江と陽一は、再婚を約束していた。

「でも、妊娠したら一年出来ないぞ。」

「妊娠中は、私がお口でして上げる・・・だから浮気は絶対駄目よ。」

「梢江ほどの女性を裏切る男なんていないさ。美人で気立てよくて優しくて・・・」

「ぇ・・・ぁ・・・も・・もぉう・・・恥ずかしいわ。」

しかし、梢江は陽一のそんな言葉が嬉しかった。
事実、梢江は美人であり、プロポーションを見ても
とても、子供を産んだ身体とは思えないほど均整が取れていた。
雪国育ちの梢江は、小さい頃からスキーやスケートで身体を鍛え
高校時代はI・Hにも出たことがあるほどスポーツが万能だった。

そういう生活が染み付いているのか、
普段から身体を鍛えることに苦痛を感じていなかった。
陽一は、梢江の下半身が特にお気に入りだった。
太過ぎず筋肉がつきすぎず、程よく脂肪がついた大腿とセクシーな脹脛・・・
そして、盛り上がった臀部と腰部の境は、芸術的な盛り上がりを見せるほど端正な形で
まるで黒人女性特有のパンサーを思わせるイメージにぴったりと当てはまっていた。

梢江は、分身の入ったスキンを乳房に押し付けながら股間に指を伸ばした。

「ァァン・・・もっとして欲しい・・・」

梢江は、そのまま上体を倒し、陽一のなえた肉棒に唇を被せていく。

「オォッ・・・やめろって梢江・・・くすぐったいって。」

「ングッ・・・ンムゥゥ・・・」

「梢江、風呂に入って休憩してからにしよう。」

梢江は、渋々、肉棒から口を離すと陽一に抱きついて囁いた。

「・・・・わかった・・・じゃ、お風呂で・・・」

「ククッ・・・梢江って貧欲だなぁ・・・」

「だってぇぇ・・・3年間もやっていなかったのよ。」

梢江は、夫との離婚後は、SEXを一度もしていなかった。
陽一との結婚を前提とした本格的な付き合いが、
2ヶ月前から始まり最初こそ遠慮気味だった性交も
徐々に、梢江自身が元来持つ性好きな行動が最近現れ始めていた。

「3年間は、長いだろうなぁ・・・」

「陽一さんは、どうだった?」

「僕の場合は、風俗とかあるし・・・」

「男性はいいわよね、そういうお店があるから。」

「女性だってその気になればあるだろう?」

「でも、息子も小さかったし、仕事終われば直ぐに保育園に向かいに行って
 夕食の準備して、土日は付っきりでしょ。そういう暇もなかったわ・・・」

「そうだよなぁ・・・」

「でも、今は、自由があって本当に幸せ・・・・・陽一さんと出会えたし・・・」

「ハハ・・・僕もさ。」

「本当?」

「出なければ、こうして会っていない。」

「嬉しいゎ・・・」

「そういえば、康一君も、もう5年生だなぁ。」

「ええ・・・塾に行ってるし、帰りなんか私より遅いのよ。
 陽一さんのことも凄く気に入ってるみたいだし、
 お母さん、早く一緒に暮らせば?って言ってくれてるの。」

「そうか・・・康一君がそんなことを・・・」

「私・・・嬉しくて・・・それに早くそうしたいわ。」

「準備もあるからね・・・まあ、あと半年、秋までの我慢さ。」

「ええ・・・待ち遠しいわ。」

「今まで苦労した分、僕と発散すればいいさ・・・」

「ええ・・・こうしてね・・・ウフフフ・・・」

「ハハハハハハッ・・・」

二人は、SEXの相性がぴったりと当てはまっていた。
梢江、陽一、共に性交は嫌いではない。
むしろ、人並み以上に好きといえるであろう。
会えば必ずといっていいほど、こうして愛を確かめ合っていた。

梢江の要望もあり、プレー内容も徐々にハードさを増し、
今では未経験だったプレーにも挑戦し始めるくらいだった。

「さ、入ろう。」

「ええ・・・陽一さんのオ○ンチン洗ってあげる。」

「じゃ、僕は梢江のここを・・・」

そういって梢江の蜜壷に指を当てる陽一・・・
二人は、まるで新婚夫婦のような甘い性動で心を弾ませていた。


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梢江は、仕事を終えて足でランジェリーショップに向かっていた。

先日の陽一との会話の中で、陽一は梢江と下着の話をしていたのだ。

『梢江・・・Tバックとか、透けたショーツとか穿いたことないのか?』

『え・・・それは・・昔は、夫がそういうのを買ってきて・・・でも・・・何故?』

『いや・・穿いて欲しいなと思ってさ。』

『・・・別にかまわないけど・・・いいわ・・・今度、穿いてくる。』

『本当か・・・楽しみだよ。』

梢江は、陽一と別れた後、
帰宅すると直ぐにクローゼットを開けて昔の下着を取り出してみた。

奥に隠れていたセクシーランジェリーを取り出して目の前で広げてみた。
股間部がくり貫かれていたり、フロント部が紐であったりと
どれも、下着の用を足さないような際どいショーツばかりだ。

しかし、梢江は、そのショーツを見ているうちに前夫の事を思い出してしまった。
酒に酔っては自分や息子に暴力を振るう夫に梢江は、何年も耐えてきた。

ただ、SEXのときだけは、非常に優しく、
その悦びを梢江に教え込んだのは夫であることに違いなかった。

しかし、梢江は、何十枚もあるそのショーツを紙袋に押し込み屑篭に放り投げた。

(・・・・フンッ・・・・・思い出したくもないわ・・・)

歩きながら、前夫の思い出を振り払うように軽く頭を振る梢江・・・

(・・・さて・・・どういうのを買おうかしら?)

梢江は、ウキウキした心持でランジェリーショップのドアを開けた。
色とりどりのセクシーな下着類が壁を飾っている。
ショーツ、コスチューム、セクシーキャミ等、男性が喜びそうな下着が目白押しだ。

梢江は、店内を一周し色々な下着を籠に詰め込んでいた。
ショーツだけで、10枚は購入しただろうか。
梢江のセクシーな下半身には、どれも似合うだろう物ばかりだった。
さらに、数種類のビスチェとベビードール、そして網のボディーショーツも買い込んだ。

(これくらいでいいわね・・・・)

レジで支払いをする梢江・・・

「72,000円になります。」

(え・・・そ・・・そんなに・・・・)

陽一のためと思い、無造作に籠に詰め込んだ梢江は、ろくに値段も見ていなかったのだ。
(ま、陽一さんが喜ぶならいいか・・・)

梢江は、財布の中の金額では足らないと思いカードを店員に手渡した。

「どうもありがとうございます。・・・奥さん、これサービスでつけておきますね。」

店員は、電動式のバイブレーター2種類を下着類と共に袋の中に入れた。

「ど・・・どうも・・・」

少々、赤面しながら梢江は袋を店員から受け取り店を後にした。


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息子の康一が、寝静まった頃、梢江はようやく家事を終え寝室に戻ってきた。

夕方、買った下着類を袋から出し、ベッドに一つづつ置いていく。

(なかなか、いいわね・・・・そうだ・・穿いてみようかしら・・・)

梢江は、思い出したように立ち上がると着ている服を全て脱ぎ捨てた。

ベッドに並ぶ下着を見る梢江・・・・
梢江は、深紅のビスチェをを手に取ると身体につけ鏡に映してみた。

(あら・・・なかなかいいじゃない・・・・・娼婦みたい・・・フフフッ・・・)

さらに同色のガーターとストッキングを穿くと恥丘部分の空いたショーツに足を通した。
(・・・・・意外とイケるわ・・・陽一さん、興奮間違い無しね・・・・)

梢江は、鏡の前でセクシーポーズをとっておどけてみた。

「・・・フフ・・・ウフフフッ・・・」

ベッドに座る梢江・・・・
その時、ヒップに当たる異物に気がついた。

「・・・・ぇ?」

腰を上げると、それは店員がサービスでくれたバイブレーターだった。

「あら・・・これ・・・・」

妙な気分になる梢江・・・・
バイブレーターを見ているうちに股間に疼きを覚え始めた。

「ぁぁ・・・陽一さぁん・・・早く会いたい・・・・」

自然とバイブに唇を当てていってしまう梢江・・・・

「ンゥゥゥ・・・・・ングッ・・・・」

梢江は、仰向けになると両手でバイブレーターを持って上下に動かした。

「・・ンゥゥ・・ングゥ・・・ウグッ・・・」

梢江の体が一気に火照り始めた。
頭の中は、陽一と求め合っている姿が浮かんでいる。

「ァァァ・・・陽一さぁん・・・オ○ンコに入れてぇぇ・・・」

そう呟くと、梢江はショーツをずらして
濡れそぼった蜜壷にバイブレーターをあてがった。

「ハゥゥゥゥ・・・・・」

バイブレーターの亀頭部分を亀裂に沿って動かしていく梢江・・・・
その時、知らず知らずにスイッチを指で入れてしまった。

「キャッ・・・・ぇ?・・・・」

心地良い振動が女芯を刺激した。

「・・・・ぁ・・・・・ァァ・・・・・アァァァァァァ・・・・・」

梢江は、バイブレーターの根元から伸びる枝を女芯に当ててみた。

「!!・・・・ァァァァァァ・・・・イィィ・・・気持ちいぃぃぃぃー・・・」

梢江の、羞恥のスイッチが音を立てて崩れた。
激しく枝部分を女芯に擦り付けていく梢江・・・・

「ウックゥゥゥゥー・・・・・」

一気に快感が襲ってきた。
梢江は、バイブの先を自らの蜜で湿らせると一気に蜜壷に押し込んだ。

「ハゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥー・・・・・」

腰を突き上げ背中を反らしながら絶叫する梢江・・・
声が止むと同時にバイブを激しく上下し始めた。

「クフッ・・ウゥッ・・ウゥッ・・・ウグフゥゥゥゥゥー・・・」

蜜壷からは、湿った摩擦音が耳に突き刺さってくる。

「アヒィー・・・よ・・陽一さぁ・・・・ん・・・ウグゥゥゥゥ・・・・」

梢江は、完全に自慰に夢中になっていた。

その時・・・・
テーブルの上に乗せてあった携帯電話が鳴り響いた。

ビクンと身体を震わせテーブルを見る梢江・・・・

「や・・やだ・・・陽一さんだわ。」

着信音で電話の相手が陽一だとわかる梢江・・・
慌てて電話を取ると息を整えて声を発した。

「も・・・もしもし・・・・」

『やぁ・・・寝てたかい?』

「ぇ・・ぁ・・うぅん・・・まだ、お風呂にも入っていないの。」

『そうなのか・・・悪かったね・・・ちょっと声を聞きたくて。』

「いいの・・・嬉しいわ。」

『ん?・・・どうした・・・ちょっと声が震えてるみたいだけど・・・・』

「え・・・そ・・・そんなこと・・・」

梢江は、気恥ずかしさと焦りで声を詰まらせた。

『やはりおかしいよ・・・何かあったのかい?』

梢江は、陽一を心配させたくない思いで、つい本当のことを口走っていた。

『え・・・今日、買ってきたのかい?』

「・・ええ・・・」

『で・・・いま・・・バイブを使って・・・』

「・・・は・・・恥ずかしいわ・・・・」

梢江は、顔を真っ赤にして受話器を握り締めた。
はしたないと思われるのではないかと胸をドキドキさせている。

『うぅぅ・・・・見たかったなぁ・・・』

陽一の言葉に、梢江は一層赤面した。

「・・・い・・いやよ・・・・とても恥ずかしくて・・・・」

『いや、明後日、会うとき絶対に見せてもらう・・・いいだろう?』

「で・・・でもぉ・・・」

『いいじゃないか・・・夫婦になるのに・・・』

梢江は、早くこの話題を終わらせたいと思いつい承諾してしまった。

「・・・ゎ・・・わかったわ・・・」

『楽しみだよ・・・・あ、今から飯を食うんだ。』

「え・・遅いのね。」

『ああ、君こそ風呂まだなんだろう?・・・・早く濡れたオ○ンコを洗っておいで。』

「もぉぅっ・・・陽一さんったら・・・明後日は覚悟しておいて!
 陽一さんのオ○ンチンを使い物にならないくらいせがんじゃうから。」

『・・・・ヨォーシ、栄養を取っておこう・・・・・ハハハ、じゃ、切るよ。』

そういって陽一は、電話を切った。

「ぇ・・・ぁ・・・・・・陽一さん・・・・・」

(・・・・・おやすみなさい・・・・陽一さん・・・・)

梢江は、電話をテーブルに置くと
唸りを上げてベッドに転がるバイブレーターのスイッチを止めた。

(・・・明後日に、とっておこうっと・・・)

梢江は、着ている下着を脱ぐと、素っ裸のまま浴室に消えていった。


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「大井君、最近頑張ってるねぇ・・・」

「あ、部長・・おはようございます。」

「んむ、おはよう・・・・」

部長と呼ばれた男は、陽一の所属する部課の直属の上司で
今秋、梢江と結婚する際に仲人を依頼した開発部長の川島だった。

「張り切ってるじゃないか。」

「え・・・ええ・・まあ・・・」

「・・・ハハハ、矢野さんとの結婚が控えているからかい?」

陽一は、梢江との再婚を決めたときに、いち早く川島に報告し
結婚する際は、是非、仲人を引き受けて欲しいと願い出ていたのだ。

陽一は、頭を掻きながら照れた表情で川島に笑顔を作った。

「ふむ・・・・大井君、だとしてもいい事だよ。
 仕事に張り合いを持てる女性と一緒になるってことだからね。」

「恐れ入ります・・・」

「何にしろ良かった。君とは付き合いが長いからね。
 亡くなった奥さんも、今回の結婚は許してくれるだろうさ。」

「はい。」

川島は、陽一の病死した妻との結婚式でも司会をした男だった。
陽一が、県庁に入ったときから現在まで、
ずっと部署を共にする気心知れた仲でもあったのだ。

「頑張りたまえ。」

「ありがとうございます。」

川島は、陽一の肩を叩いてデスクに戻っていった。

仕事を再開する陽一・・・・
その時、その様子を密かに聞き耳を立てていた一人の女性がいた。

(・・・お・・・大井さんが・・結・・・婚・・・・・・)

驚くその女性は、草山奈津子、30歳になる独身女性だ。
草山は、1年前、陽一のいる開発課へ異動してきた。

同じ緑地開発を担当する事もあり奈津子は自然と陽一の人間性や性格に惹かれていった。奈津子は、陽一が再婚をするという話を今の会話ではじめて知ったのだった。

奈津子は動揺を隠せなった。
陽一の妻が新婚まもなく病死したことは知っていたが、
それ以来、再婚する様子もなく、また独身を通してきたことから
気を許す女性もいないと思っていたのだ。

奈津子は、すでに1年前から陽一に対して、自分の結婚を意識する男性と捉えていた。
課の宴会などでも、いつも陽一の隣に座り、また陽一もそういう奈津子の行動を
自然に受け入れていたため、奈津子自身、陽一が自分にも意識を持っていると
思い続けていたからだ。

それには理由があった。
3ヶ月前、陽一と身体の関係を持ったからだ。
それは、課の納会の日だった。互いが酔っていたこともあるが、
3次会までを陽一と行動を共にした奈津子は、
どちらから言うでもなく自然とそういう雰囲気になってしまっていたのだ。

一方、普段から気を抜かない陽一ではあったが、同じ課で仕事をする以上、
陽一もけじめをつけておきたっかたのだろう。
その事実に謝罪するために奈津子に頭を下げた陽一だったが
奈津子の口からは、大人であり私からも望んだ行動なので気にしないでと告げたのだ。
それ以来、陽一とは身体の関係はないが、陽一の優しい性格と、それ以後、自分に接する態度から、いずれ交際を告げてくれるだろうと信じきっていたのだ。

その後も、奈津子は、たまにではあるが陽一と就業後、食事を共にすることがあった。
しかし、陽一自身は、あくまで同僚という意識を持っており
特別な感情を奈津子に抱いているわけではなかった。

その1ヵ月後に、陽一は県庁の研修で梢江と知り合った。
フィーリングがそうさせたのであろう。すぐさま梢江との付き合いが始まり
速いスピードで二人の関係は進展し続け、再婚を決意するまでに至ったのだった。

しかし、奈津子にとっては、
そんな陽一の気持ちや私生活のことなど気づかなかった。
たまに食事もし、楽しいひと時を過ごしてきた奈津子にとっては
他の女性と結婚することなど考えもしなかったことだからだ。

事実、奈津子に対し、陽一は、結婚すると良い奥さんになるとか、
家庭や子供も大事にする性格だねと、褒め称えていたし
奈津子の将来を仄めかすような言動を口にしていたからだ。

奈津子は、得体の知れない怒りと焦躁感が全身を襲っていった。

そして・・・・

//////////////////////////////////////

奈津子は、電子書庫にある男性を呼び出していた。

「何だね・・・奈津子・・・こんなところに・・・仕事場では駄目だと言ったろう。」

「話があるの・・・」

「話?・・・・・深刻そうだな・・・」

「ええ・・・・・」

「言ってみなさい。」

「部長・・・私、先ほど、初めて聞いたんだけど・・・・」

「ん?・・・・何を・・・・」

「部長、大井さんの仲人をするの?」

「ああ、そうだが・・・何で?」

「私・・・・大井さんを好きだったの・・・結婚したかったのよ。」

「な・・なんだとぉー・・・・奈津子・・・お前・・・」

「いつまでも部長の愛人なんかやってられないわ。」

「グッ・・し、しかし・・・よりによって大井君を・・・・」

「部長に頼みがあるのよ。大井さんの結婚を諦めさせてくれない?」

「馬鹿を言うな!・・・大井君は昔から私と一緒に仕事をしてきた
 気心知れた男なんだぞ。いくら上司といえどもそんなことは出来ん!」

「部長・・・3年間、私の身体を弄んだことを奥様に言うわよ。」

「な・・・なにを・・・おい!奈津子・・・・」

「そして、私が浮気をしないように1年前、自分の部署に異動させて・・・
 いつも監視して束縛してきたじゃない。いつまでも独身やってられないわ。」

「・・・な・・・奈津子・・・・」

「まさか部長が仲人をやるなんて知らなかったけど・・・・・」

「私も、お前が大井君を好いてるとは知らんかった・・・クソッ・・」

「とにかく、手伝ってもらうわ。」

「それは絶対に出来ん!」

「なら、奥様と会うだけだわ。離婚、懲戒・そして・・・・人生破産よね。」

「奈津子・・・・お・・・お前というやつは・・・・」

「・・・ね、いいじゃない・・・ずっと愛人しててあげるから・・・」

奈津子は、それだけ言うと、奈津子は川島に飛びつくように抱きついていった。

「な・・・奈津子・・・・・わ・・・私は・・・・」

奈津子は、陰険な笑みを浮かべ
川島の股間に手を伸ばし淫らに指を動かしていった。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


「おぉぉ・・・梢江・・・素敵だよ。」

陽一は、セクシーなランジェリーに身を包みベッドに横たわる梢江を見ながら感嘆した。
「ウフフッ・・・・陽一さんのために沢山買ってきたの・・・
 これから会うたびに違う下着を着てくるわ。楽しみにしてて。」

梢江は、そういうと陽一を手招きしながらベッドに誘った。
陽一は、ベッドに近づくと飛びつくように梢江の股間に顔を埋めた。

「アンッ・・・ァァァァァ・・陽一さぁん・・・・」

梢江も大きく足を開き、股間の開いたショーツを一層大きく広げていく。

「・・・・・ァァァ・・陽一さぁん・・・気持ちいぃぃ・・・・」

梢江は、陽一の髪に手を当て腰をゆっくりと突き上げていく。

「ゥゥッ・・アハァァァ・・・・・」

陽一は、蜜壷から顔を離すと梢江を押し倒して怒張した肉棒を亀裂にあてがった。

「ァァァ・・我慢できないぃ・・・オ○ンチンを早く入れてぇぇ・・・」

陽一は、梢江の足を大きく広げると挿入を確認しながらゆっくりと根元まで埋め込んだ。
「クフゥゥゥゥゥゥゥー・・・・・アァァァァー・・・動かしてぇぇぇぇぇー・・・」

陽一は、梢江の要望に応えながら激しく腰を降り始めた。
結合部の摩擦する音に梢江の性感も最高潮に達していく。

「梢江・・・ど・・・どうだ・・・・・」

「キモチイィィ・・・オ○ンコが気持ちいぃぃぃぃぃー・・・・」

自らの卑猥な言葉に、ますます梢江の激しさは増していく。
陽一が興奮する言葉を恥ずかしげもなく吐いていく梢江・・・

「アァァ・・・オ○ンコがいっちゃいそぉぉぉー・・・・」

「梢江・・・厭らしい汁がシーツを汚してるよ。」

「イヤァァ・・・もっとぉ・・・もっと、オ○ンチン突き上げてぇぇぇぇぇー・・・」

梢江は、遠慮のない言葉を吐きながら乱れに乱れていった。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「さ、梢江・・・オナニーを見せてよ。」

「もぉぅ・・・陽一さんったら・・・」

しかし、梢江は、陽一の前では恥ずかしさは感じなかった。
酒も入り気分もハイになっていることもあるが、農も身体も完全に覚醒している状態だ。
梢江は、バッグから先日、サービスでもらった枝付きのバイブレーターを取り出した。

既に濡れていおる蜜壷にバイブレーターの先を当てる梢江・・・
陽一が自分の蜜壷に集中する姿を見て身体が異常に興奮してくるのがわかる。

梢江は、そんな様子を見ながらゆっくりとバイブレーターを蜜壷に挿し込んでいった。

「ァァ・・・ぁァァ・・アァ・・・・・アァァァァァー・・・・」

梢江は、仰向けに寝るとバイブを両手で持ってゆっくりと上下し始めた。

「ウックゥゥゥ・・・」

「こ・・梢江・・・凄く興奮するよ・・・」

陽一の言葉に淫らな気持ちが倍増していく。

「ァァァ・・陽一さん・・・オ○ンチン舐めさせてぇ・・・」

陽一は、梢江の誘いに応えた。
仰向けに寝る梢江の顔の前に怒張した肉棒を突き出した。

梢江は、そんな陽一のいきり立った肉棒を見ると舌を伸ばしながら促した。
陽一は、自ら肉棒を握りこずえの口に近づけていく。

「・・・ンゥ・・・ングゥゥゥゥ・・・・・」

肉棒を咥えた瞬間、梢江は握っていたバイブのスイッチを押した。

「ウンゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ・・・・フゥゥゥゥゥ・・・」

モーター音を響かせながら上下に激しくストロークさせていく梢江・・・

陽一は、梢江の蜜壷と肉棒を咥え
厭らしく舌を動かす仕草を交互に見ながら興奮していた。

「梢江・・・凄すぎる・・・くぅっ・・・」

陽一は、持て余していた手で梢江の乳首を指で摘んで転がし始めた。

「ウッフゥゥゥゥ・・ングゥゥゥゥゥー・・・」

よがる梢江・・・・
ストロークさせているバイブに蜜が絡み白い泡を形成している。
陽一は、異常な興奮に爆発を余儀なくされた。

「こ・・・梢江・・もう、だめだ・・・・」

そういうと同時に陽一の分身が梢江の口の中で爆発をした。

「ングッ・・・・んぅ・・んぅ・・んぅ・・・」

「脈動と共に吐き出される分身を飲み込んでいく梢江・・・・

「お;お;お・・・梢江・・・最高だ・・・・」

梢江は、バイブから手を離すと陽一の肉棒を上下に摩り一滴残らず吸い込んでいく。
蜜壷に挿されたままのバイブレーターが淫媚な動きを繰り返しながら回転していた。

(・・・・梢江・・・・凄い・・・セクシーだ・・・)

肉棒から口を離した梢江が、下から妖艶な表情で陽一を見つめてくる。

「・・・陽一さん・・・・私もいかせて・・・・」

陽一は、蜜壷に嵌るバイブを握り、
さらに枝部分を女芯を覆う薄皮に差込みスイッチを強にした。

「アヒィィィィィィィィィィィィィィィー・・・・」

身体を跳ね上げ快感を露にする梢江・・・・

「いやぁぁぁ・・・それ・・ぁぁ・・・それ、気持ちいぃぃぃぃぃぃー・・・・」

蜜壷の中では亀頭部分を激しく掻きまわし、さ
らに根元の小枝の振動が女芯を直接刺激するため、
梢江は、これ以上ない快感に身体全体を動かしながら悶え始めた。

「ダメぇぇぇぇ・・・イックゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥー・・・・」

梢江は、股間を勢いよく突き上げると潮を噴き上げた。

「ンッ・・ぁぁ・・・ゥァァァァァ・・・・・」

「こ・・梢江・・・潮が・・・・凄い・・・・っ・・・」

二度、三度と潮を噴き上げた後、
梢江はガクガクと足を痙攣させながらベッドに崩れ落ちた。

朦朧とした表情で顔を左右に振っている。
蜜壷からは透明な液体が、トロトロと零れ落ちてきた。

「梢江・・・・梢江・・・」

陽一は、仰向けに寝る梢江の身体に抱きついていった・・・・・・


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


奈津子は、就業後に陽一の後をつけていた。

陽一が食事を取ったあとに梢江とホテルに入るのを確認したのは1時間前だった。

(大井さん・・・・私・・・・)

奈津子は、二人の入ったホテルを前のコーヒーショップに入りながら眺めていた。

奈津子は、絶望感に打ちひしがれていた。
いままでの陽一が自分に接してくれる態度から
好感を持ってくれていると思っていたのだ。
いずれ正式に交際を告げられると信じていたくらいだった。

(許せない・・・私の気持ちを踏みにじるなんて・・・・・)

奈津子は、川島を使い、なんとか陽一の結婚を破談させようと決意を固めていた。

願わくば、梢江から陽一を奪い
自分が陽一の妻に座ることまでを延々と考え続けていたのだ。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

− 翌日 −

奈津子は、陽一を昼食に誘った。
陽一も特に気にすることなく奈津子の誘いに承諾した。
二人は、外に出て飲食街にある行きつけの食堂に入った。

ちょうど入れ違いに入り口から、梢江の同僚、三津屋が食事を終えて出てきた。
三津屋は、梢江の親友で同じ市庁舎に勤務していた。

「あら?・・・大井さん・・・」

「やあ、三津屋さん・・・」

官公庁街ということもあり、色々な役人が食堂を行ききするため
顔を合わせることは特に不思議なことではなった。

「偶然ですね・・・大井さん、今日は、このお店?」

「はは、ええ・・・よく来るんですよ。」

「そうなんですかぁ・・・私もなんです。・・・・あ、そちらの方は?」

「あ・・僕と同じ課で仕事している草山奈津子さんっていうんです。
 草山君、こちらは、三津屋さんといって僕の婚約者の友人なんだ。」

三津屋と奈津子は顔を合わせると軽く会釈を交わした。

「どうも・・・」

「じゃ、大井さん・・・私は・・・これで・・・」

「ええ、どうも・・・」

気を利かしたのか、三津屋も軽い挨拶をして二人の前から消えていった。
陽一は、三津屋に軽く手を振ると店内に入っていった。

「今日はAランチにしようかなぁ・・・・君は?」

「じゃ、私も同じものにするわ。」

陽一は、チケットを2枚買うと空いているテーブル席を見つけ座った。

「大井さん・・・実は・・・ちょっとお話があるんです。」

「話?・・・なんだい、言ってみろよ。」

「ええ・・・・言い難いんですけど・・・」

「ハハハ、君らしくないぞ・・・一度は関係した仲じゃないか。」

奈津子は、心の中でほくそ笑みながら困惑顔で陽一に話を切り出した。

「・・・じ・・・実は・・・そのことなんだけど・・・」

「え?・・・そのことって?」

「あの時・・・大井さん、避妊具を付けていなかったでしょ?」

「ぇ?・・・・ど・・・どういう・・意味・・・・かな・・・」

顔を曇らせる陽一・・・・
実際、スキンをつけたかどうかは、酔っていて全く覚えがない。

「・・・・草山君・・・・俺と君は・・・・そういう・・・」

「ええ・・・確かに私も大井さんに言ったわ。・・・お互いに非があったし
 それに、バージンでもないし正式にお付き合いしているわけじゃないから
 気にしないでくださいと・・・・それは、いまでも本心です・・・でも・・
 私は、大井さんに、ずっと好意を持っていました。それは解るでしょ。」

「え?・・・あ・・・ああ・・・・・それは・・・・」

「いつか、大井さんが、私と正式に交際してくれるんじゃないかと思ってたんです。」

「・・・あ・・・あの・・・草山君・・・僕は・・・この秋に・・・・」

「大井さん・・言いたくなかったんですけど・・・あれ以来、生理が来ないんです。」

「!・・・・く・・・草山君・・・・」

驚愕する陽一・・・・

(そんな・・・・マ・・・マジかよ・・)

ちょうど3ヶ月前だ・・・・
もし、妊娠しているなら既に4ヶ月目に突入している。
陽一は、運ばれてき定食に手も出さずに奈津子を見つめていた。

「あの・・・大井さん、お食事を・・・・」

「ぇ・・・あ・・いや・・・とても喉を通らないよ。」

「・・・・・・」

「草山君・・・それで、・・・・君、どうするつもりだい?」

「・・・・・・私・・・産みたいんです。」

「う・・・産むって・・・・く・・・草山君・・・・しかし・・・」

「・・・・大井さんさえよろしければ・・私と・・・・」

「お・・おい、草山君・・・・・・・」

奈津子は、下を俯いたまま陽一を見ようとしなかった。

陽一は、困惑した。
梢江とは、結婚を約束している。
既に部長の川島にも仲人を依頼し、式の準備も進んでいるのだ。

陽一は、思い切って奈津子に別の女性と再婚する事を伝えた。

「草山君、・・・・・僕には結婚を約束した女性がいるんだ。」

「・・・・・さっきも言ってましたわね。」

「申し訳ない・・・どんな償いもするから僕のことは諦めてくれないだろうか?」

「ぁ・・・諦めるって・・・じゃ、私のお腹の子はどうすればいいんですかっ!」

「く・・・草山君・・・声が大きいよ。」

「関係ありませんっ!」

陽一は、怪訝そうに見つめる周りを視線を気にしたのか食堂を出ようと奈津子に促した。
「草山君、出よう・・・・」

「・・・・・」

食堂を出た二人は、近くの公園に向かった。

「草山君・・・確かに・・確かに僕の子かもしれない・・・。
 しかし、君と結婚という責任は取れない。他に出きる事が
 あれば何でもする。・・だから・・・だから・・・・・・」

「私は、大井さんと結婚したいの。」

陽一は、妙に拘る奈津子の言動を不信に思った。

(・・・・・おかしい・・・絶対に・・・・)

陽一は、奈津子の心を読み取ろうと必死だった。
奈津子とは、結婚することは出来ない。
梢江との愛は本物であり、また梢江も自分を心の底から愛してくれている。
そんな梢江を裏切ることは出来ないし、するつもりもない。

(しょうがない・・・もし、事実なら正直に梢江に話してみよう・・・)

陽一は、梢江に思い切って奈津子のことを話すことにした。

「わかった・・・草山君、少し時間をくれ。」

「え・・・わかったって?・・・」

「婚約者に君との事実を話す。」

「ぇ・・・えぇぇっ・・・」

「君とのことは、それからにしてくれないか。」

「で・・・でも・・・」

「黙って、婚約を解消なんて僕は出来ない。・・・彼女に嘘をつきたくないんだ。」

「・・・・・」

「それからもう一つ・・・・・」

「え・・・な・・なに・・・」

「妊娠しているという診断書を明日、僕に見せて欲しい・・・」

「・・・ぇ・・・お・・・・大井さん、私を疑ってるんですか?」

「草山君、生理がないといったね。君とは一度しか関係していない。
 もしそれで妊娠しているとすると 既に、3ヶ月か4ヶ月だ。
 僕としても急がなくてはいけない。当然、君も証明をする義務が
 あると思うのだがどうだい?」

陽一は、そういって奈津子の表情を伺った。

「でも・・・証明なんて・・・」

「僕は婚約しているんだ。それを破棄するとなると、それ相応の理由が要る。
 君が妊娠しているという診断書を婚約解消の説明をするため彼女に見せるのは、
 当然、僕の義務だと思うが違うだろうか?」

奈津子は、まさか陽一が、そんなことを言ってくるとは
考えてもみなかったため直ぐには返答が出来なかった。

「草山君っ!」

「ぇ・・あ・・はい・・・」

陽一は、さらに念を入れてカマをかけておくことにした。

「念のために言っておくが、診断の偽装書を作らないことだ。罪になるからね。
 そして、もしそれが嘘言であれば、結婚を強要したという脅迫罪にもなる。
 君のことだ。決してそんなことをするはずはないし、嘘を言ってるとは
 これっぽっちも思っていないけど、婚約を破棄したはいいが、事実でなければ
 僕の婚約者の人生を狂わせてしまいかねない。当然、理解してくれるよね。」

「・・・・ぇ・・・・えぇ・・・は・・・・・・はい・・・」

「じゃ、都合もあるだろうから今週中でいい。診断書を僕に見せてくれないか。」

陽一は、それだけ言うと公園を後にしていった。
何も返答を出来ずに呆然とする奈津子・・・
陽一の毅然とした態度と、あっけない話の結末に奈津子の怒りが沸騰してくる。

(・・・・うぅぅ・・・クッ・・・診断書ですって・・・・・・・)

妊娠などしていない奈津子の魂胆は、この時点でいとも簡単に崩れた。

(・・・こ・・・こうなったら・・・・・)

奈津子は、悔しさと怒りで顔を真っ赤に染めながら陽一の後姿を見つめていた。


///////////////////////////////////////


陽一と梢江は、仕事帰りにレストランで食事を共にしていた。
そして陽一は、奈津子とのことを正直に梢江に話していたのだ。

「えっ・・・陽一さん・・・そんなことが・・・・」

「ああ・・・君と出会う一ヶ月前のことなんだ。」

始めは驚いていた梢江だったが、正直に話してくれた陽一の性格と
自分を思う真剣な態度、そして偽りない愛を確信し、怒ることなく
親身になって自分の意見を陽一に話した。

「でも陽一さん、そういう言い方や態度を想像すると
 私は、高い確率でその女性は妊娠していないと思う。」

「・・・何で、そんなことが判る?」

「女としての勘よ。・・・・」

「だとしても・・・・執念っぽく絡んできそうな感じはするんだ。」

「いくらなんでもそんなことはしないと思うけど・・・。」

「だといいんだが。・・・部長にも、このことは話してきた。驚いていたがね。」

「・・・・・・陽一さん・・・・」

「梢江・・・大丈夫、僕は君を決して君を裏切らないよ。」

梢江は、陽一が正直に話してくれたことも嬉かったが
何よりも、心底から愛してくれているという事実に胸が熱くなっていた。

「ありがとう・・・・陽一さん・・・私、陽一さんを信じてます。」

「梢江・・・・愛してる・・・」

「私も・・・・これからも、ずっと・・・・」

陽一と梢江は、今まで以上の愛を培い始めていった。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


5日後、奈津子は、突然の辞表を出して県庁を退職した。
あの屋上の件以来、仕事を休んでおり
陽一とは一度も顔を合わさないまま退職したのだ。

その事を川島が、わざわざ陽一に話してくれていた。
陽一は、退職届を出した時点で、奈津子の話が嘘であったことを確信した。

「大井君・・・彼女も気の毒だったなぁ・・・」

「ええ・・・やめなくてもいいのに・・・」

「彼女の性格なんだろう。根は正直者なんだよ。
 ただ、ああいう言動を君にしてしまったことで
 居辛くなったんだろうな。一言、私に言ってくれれば
 出先や他の部署に配置替えしたのに。」

「そうですね。」

「ま、君に責任はない。・・・気にせず仕事に没頭してくれたまえ。」

「はい。」

デスクに戻っていく陽一・・・・
川島は、陽一の背中を見ながら困惑顔で顔を顰めていた。

(・・・・・大井君・・・・・私は・・・・・・スマン・・・)

デスクに戻った陽一は、大きくため息をつきながら仕事に取り掛かった。

その時、外線で陽一に電話が入った。
相手は、市庁舎に勤める梢江と仲のいい同僚で三津屋という女性だった。
何度か、梢江と一緒に食事をしたこともあり、結婚式のときにも
友人代表の挨拶をもらうことになっている女性だった。

「やあ、三津屋さん、こんにちは・・・・どうしたんですか?」

『ええ・・・実は、梢江がまだ出勤していないんですよ。
 自宅に電話しても出ないし、ひょっとして大井さん知ってるかなと思って。』

「え、そうなんですか?・・・ここ2、3日会ってないんですよ。」

『そうなんですか。』

「もちろん電話は毎日しますし、昨日も夜に梢江と話しましたが
 特に変わった様子もなかったし、いつものように元気でしたよ。」

『おかしいわねぇ・・・無断欠勤なんて絶対しない人なのに・・・・
 わかりました。他を当たってみます。お仕事中すみませんでした。』

「・・・い・・・いえ・・・」

電話を切った陽一は首を傾げた。

(・・・康一君の学校で何かあったかな?)

陽一は、梢江の息子、康一の通う小学校に電話を掛けてみることにした。

『え?・・・矢野幸一君は、元気で登校してきましたよ。』

「・・・そうですか・・・あの、幸一君の母親から何か連絡は?」

『いえ、別に・・・幸一君も特に変わった様子はなく元気で授業を受けていますが。』

「そうですか・・・わかりました。ありがとうございます。」

陽一は、訳の解らない不安が湧き上がってきた。

(おかしいーな・・・・)

妙な胸騒ぎを覚えた陽一は、事情を部長の川島に説明し早退を願い出た。

「なに・・・梢江さんが?」

「ええ・・・役所にも出勤していないというんです。
 息子の幸一君は、元気で登校したそうですし。」

「・・・んーっ・・・わかった。大井君、自宅をまず見てきたまえ。」

「ええ、そうします・・・・部長すみません、私用で早退を。」

「早退というのは、私用で取るんだよ。早く行きたまえ。」

「はい。」

陽一は、庁舎を出ると電車には乗らずタクシーを使って梢江の自宅に向かった。

ここから梢江の家までには、30分くらいの距離にある。
陽一は、焦る気持ちを抑えながら梢江の安否を願っていた。

朝の渋滞ラッシュもなかったため30分もかからずに梢江の自宅に到着した。

陽一は、運転手に代金を払うと急いで玄関に足を運んだ。
ドアに手を掛ける陽一・・・・

(閉まってるな・・・・)

陽一は、裏に回り庭のサッシ窓から部屋の中を覗き込んだ。

(ん?・・・・)

リビングのソファに梢江のいつも使っているバッグとスーツが置かれている。

(梢江・・・・)

窓は鍵がかかっていない。
陽一は、サッシ窓を開けてリビングに入った。

「梢江・・・梢江っ・・・いるのか?」

1階には、梢江の姿はなかった。
2階の寝室に上がっていく陽一・・・・

その時、微かに寝室のドアの隙間からすすり泣くような声が聞こえた。

「・・・?・・・梢江・・・」

陽一は、僅かに開く寝室のドアから、そっと中を覗き込んだ。

「・・・!・・・こ・・・梢江ぇぇぇぇぇーっ!」

梢江は、真っ裸で全身を縛られ両手も後ろで緊縛されていた。
両足は長い棒で固定され大きく開かれている。
陰毛は綺麗に剃られ、股間からは男の精液が大量に零れ落ちていた。

梢江は、寝室に飛び込んできた陽一の姿を見て大声で泣き叫んだ。

「イヤァァァァァァァァァー・・・・イヤァ・・・イヤだぁ・・・・
 ・・・・み・・・見ないで・・こんな姿、見ないでぇぇぇぇ・・・」

明らかに強姦された形跡が残っていた。
引き千切られた下着が床に落ち、頬も殴られたのであろう・・・
痣が痛々しく、口唇からも流血が見られる。

「・・・・こ・・・梢江・・・」

陽一は、縛られている紐を解くと痛ましい姿の梢江を力強く抱きしめた。

「梢江・・・梢江ぇっ・・・」

「ウワァァァァァァァァァァァァー・・・・ごめんなさいぃ・・・・
 ウゥゥゥ・・・・陽一さ・・・ん・・・ごめんなさいぃぃぃ・・・ぅぅ・・・」

「誰だ・・・誰にやられた?」

泣き叫ぶ梢江は返答がままならない。
陽一は、梢江を抱き上げると急いで浴室に向かった。

跪く梢江の全身に湯を当てていく陽一・・・・
その間、浴槽に湯を溜めていく。

「梢江・・・辛いだろうが・・・身体をよく洗うんだ。」

「・・・・ゥゥ・・・・・・・・・・」

「こ・・梢江・・・外で待ってる・・・」

陽一は、梢江を浴室に残し外に出た。

隣のキッチンで頭を抱えながら唸る陽一・・・・

(くそったれぇー・・・・・だ・・誰が、こんなことを・・・)

陽一の脳裏に奈津子の姿が浮かんだ。

(・・・ま・・・まさか・・・いくらなんでも彼女がここまで・・・)

その時、浴室から梢江の泣き声がこだまし、陽一の思考を途絶えさせた。

(・・・梢江・・・・・)

キッチンテーブルを思いっきり叩く陽一・・・・
陽一は、歯を食いしばりながら椅子から立ち上がると
梢江の勤める市庁舎に電話をし、安否の確認を同僚の三津屋に伝えた。

『そ・・そう・・・良かったわぁ・・・てっきり事故にでも遭遇したのかと思って。』

「ええ・・・ご心配掛けました。」

『それで・・・梢江は大丈夫なんですか?』

「え・・ええ・・・でもひどい熱でして・・風邪かもしれないです。
 暫く、休みを取らせますので、上司の方に伝えておいてくれますか?」

『解りました。私が手続きしておきます。大井さん、梢江をお願いします。』

「わかりました・・・ご心配をお掛けしました。」

陽一は、梢江の職場に電話をすると、仲人の川島にも電話を入れた。

『な・・・なんだとっ!・・・それは本当かね、大井君・・・』

「は・・・はい・・・」

『警察はどうする?』

「いえ・・・まだ本人と話もしないといけませんし・・それに・・・」

『わかった・・・大井君、梢江君が落ち着くまで仕事に来なくていい。』

「え・・・」

『一緒にいてあげなさい・・・一人だと、一層辛くなる。息子さんにも影響するから。』
「部長・・・ありがとうございます。お言葉に甘えさせていただきます。」

『こっちは、心配するな。』

「はい。」

陽一が、電話を切ったと同時だった。
梢江が、背後から陽一の名をか細く呼んだ。

「・・・よ・・・・陽一さ・・・ん・・・」

振り向く陽一・・・・

陽一は、梢江に近づくと力強く抱きしめた。

「梢江・・・もう、心配は要らない・・・僕がいる。」

「ゥッ・ゥッ・・・・陽一さん・・・ごめんなさい・・・こんな事になってしまって。
 もぅ・・・もぅ陽一さん・・・私のこと嫌いになったでしょ・・こんな事になって。」

「何言ってるんだ・・・そんなことを言うんじゃない。」

「だって・・・だって・・見知らぬ男に・・・それも何人もの男に犯されたのよぉっ!」
興奮気味に叫ぶ梢江・・・

「梢江、君に何が起ころうと僕の君に対する愛は変わらない。」

梢江は、陽一を見つめて涙を流した。

「・・・ほ・・・本当に・・・本当に・・・陽一さん。」

「当たり前じゃないか・・・・・・さ、座るんだ。」

「・・・ええ・・・」

陽一は、キッチンテーブルの椅子を引き梢江を座らせた。
熱い紅茶をいれ、ブランデーを少々垂らした跡にミルクも足して梢江に差し出した。

「・・・・ありがとう・・・・」

「梢江・・・・詳しく話せるかい?」

梢江は、大きく息を吸うと陽一に話をし始めた。

「今朝、康一を見送った後だったの・・・・いきなり、数人の男が入ってきて・・・」

「数人?」

「はっきりとは判らないの。覆面を被ってて・・・・
 直ぐに目隠しをされて・・・口も塞がれて・・・」

「君を知ってる風ではなかったのか?」

「たぶん・・・・でも、この女だなって一人の男性が言ってた。」

「・・・・・・」

「とにかく、延々と男たちに・・・・・その・・・感覚から4人は居たと思う。」

「よ・・・四人・・・か・・・」

「陽一さん・・・私・・・・」

「梢江、さっきも言ったが、俺の愛は変わらない。
 辛いだろうが、交通事故だと思って忘れるんだ。」

「・・・・・ゥゥゥ・・・・あ・・ありがとう・・・・陽一さん・・・・」

「梢江・・・僕は君を愛している・・・・」

「・・・陽一さん・・・・・・私も・・・・私も・・・・」

陽一は梢江を抱き寄せ、背中を優しく撫でていった。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


「ウゥゥゥ・・・な・・・奈津子・・・たまらんよっ・・・」

奈津子は、男性の肉棒を巧みに刺激しながら舌を亀頭に絡めていた。

「フフフッ・・・気持ちいい?」

「ま・・・まあな・・・・・」

「・・・どうしたのよぉ・・・ァァァァ・・・」

奈津子は、仰向けに寝る川島の顔に下半身を持っていった。
シックスナインの形になると奈津子は、再度、川島の肉棒を刺激していく。

川島は、奈津子の蜜壷の肉襞を指で開き無造作に舌で突いていった。

「アフゥゥゥ・・・ァァァ・・・いやぁ・・・気持ちいぃぃぃ・・・」

川島は、奈津子の女芯を勢いよく吸い始めた。

「フングフゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥー・・・・アァァァ・・・最高ぉぉぉ・・・」

川島の肉棒が一段と強さを増していった。

「な・・・奈津子・・・私はもう・・・」

「ぁぁ・・いいわ・・・入れさせてあげる。」

奈津子は肉棒から手を離すと四つん這いになって川島に挿入を促した。

「ぁぁ・・早く入れてぇぇ・・・・ブチ込んでぇぇ・・・」

川島は興奮気味に奈津子のヒップを左右から掴むと怒張した肉棒を蜜壷に突き立てた。

「ハゥゥゥゥゥゥゥゥゥー・・・動かして・・もっとぉ・・もっと激しくぅぅぅー・・」
悶える奈津子・・・
自ら腰を激しく振り快感を露にしていく。

「ぅぅ・・・・・奈津子・・・・」

「くふぅぅ・・・イィィ・・・オ○ンコが気持ちいぃぃぃ・・・」

「・・・・・ウッ・・・」

「どうしたのよぉ・・・ノってないじゃないぃ・・」

「くっ・・・奈津子・・・大井君を裏切った私の気持ちも考えろよ。」

「ァァ・・・あいつを不幸にすれば気が済むのよぉ・・・アフゥゥゥ・・」

「・・・女は・・・・怖い・・・・?」

「あいつの不幸を見届けるまで付き合ってよ、部長・・・・。」

「私は・・・」

「もう、安心して!奥様には言わないから。・・・・ァァァ・・・」

「・・奈津子・・・そんな問題じゃ・・・・大井君を裏切った・・・ググッ・・」

「男でしょ、気にしないの・・・ァァァ・・・いい・・もっと突いてぇぇ・・」

「グッ・・お前というやつは・・・・・」

川島は、奈津子の蜜壷に怒りを込めるように激しく突き立てていった。


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梢江が強姦されてから、既に4日が経った。
梢江の顔の腫れも引き、来週からは仕事に復帰するとのことだった。
陽一は、何とか落ち着きを取り戻して仕事についていた。

週末、陽一が帰宅しようと大通りに足を踏み入れたときだった。

「大井さん!」

「・・・あ・・・三津屋さん・・・こんにちは。」

「こ・・・こんにちは。」

三津屋は、伏し目がちな表情で表情で大井に近づいてきた。

「お・・・大井さん・・・昨日、梢江から・・・・真相を聞きました。」

「え?・・・・そ・・・そうなんですか・・・」

「私にだけは、全てを話しておきたいって。あの・・・大井さん・・・・
 それでも梢江の気持ちを理解してくれて・・・私、貴方を凄く尊敬します。」

「い・・いえ・・・僕は、梢江を愛しているだけです。」

「梢江の親友として、私も本当に嬉しいわ。」

「・・・ありがとう、三津屋さん。」

陽一は、心の底から三津屋に礼を言った。

「あ・・・それより大井さん・・・ちょっと込み入った話があるの。」

三津屋は、周りを見渡すと、小声で陽一に囁いた。

「今回の梢江のことなんだけど・・・・」

「え?」

「あの・・・関係ないかもしれないけど・・・・仲人をされる部長さん・・」

「ぇ・・ああ・・・私の上司の川島ですか?」

「ええ・・・実は、梢江から話を聞いた後に思い出したんですけど、
 先日、大井さんと飲食街の食堂でお会いしましたでしょ?」

「ええ・・・・そういえば・・・」

「その時、大井さんと一緒に居た女性・・・・」

「ぇ・・・ええ・・・梢江から聞いたかもしれないけど、
 つまり・・・その彼女が三津屋と言う女性でして。」

三津屋は、小さく頷くと少々間を置いて話を聞かせた。

「私、偶然、仕事帰りにその女性と部長さんがホテルに入るのを見てしまったんです。」

「な!・・・・・なんですってぇぇー!」

「・・・それも・・・・梢江が・・・強姦された日にです。」

陽一は、頭の中が混乱した。
しかし、三津屋のその話が事実だとすると
高い確率で梢江の強姦は二人の仕業であると判断できる。

「・・・・三津屋さん・・・・」

「大井さん・・・疑いたくはないのですけど・・・・二人が梢江を・・・」

「・・・ええ・・・・可能性は・・・しかし、川島部長は
 僕を落とし入れるような人では・・・昔から世話になってるし
 いつも、僕を可愛がってくれた恩人でもあるんですよ。」

「・・・・大井さん・・・川島部長さんもその女性に脅かされたんじゃ?」

「・・・ありえるかもしれませんね。しかし・・・・事実なら部長といえども・・・」

陽一は、平静を装いながらも拳を強く握り締め怒りを彷彿させていた。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


陽一が、出勤をすると、幹部の連中が慌しく庁舎を駆け回っていた。

首を傾げながら部署に足を運んでいく陽一・・・・
部屋に入った陽一に課長が大声で呼びかけた。

「大井君っ・・・ぶ・・・部長が・・・・」

「は?・・・部長が・・・って・・どうしたんですか?」

「ぶ・・・部長が・・・今朝方・・・じ・・・自殺したらしい。」

「!・・・な・・・・何ですってぇーっ!」

驚愕する陽一・・・

「とりあえず、今から管理職が集められるが・・・そこで話を聞かされるはずだ。」

「そ・・・そうですか・・・」

「大井君・・・・心中察するよ・・・・君の仲人だったのに・・・」

「・・・・・・」

陽一は、間違いなく奈津子とのことが原因だと思った。
ざわめく部課の連中を宥め仕事に取り掛かるよう支持する課長・・・

陽一も、気を落ち着かせようと必死だった。
いつものように機械的にパソコンを起動させる陽一・・・・

(・・・・・・ん?)

何気に見たパソコンに新規メールが届いている表示がされる。

(・・・・・・!・・・・ぶ・・・部長っ!)

メールの送り主は、部長の川島からだった。
時刻を見ると朝方の4時02分だった。
周囲を気にしながらメールをクリックする陽一・・・・

《大井君、すまない・・・本当にすまない。私は、君に合わせる顔がないのだ。
 私は、男として、いや、人間としての尊厳を失ってしまった。この気持ちを
 持ったまま、生きていくことは出来ない。・・・私は・・・・・・・・・》

陽一は、身体を震わせながらメール文を読んだ。
奈津子に脅迫されたこと、彼女と愛人関係であったこと。
奈津子の企みで、梢江が強姦されるのを知っていたこと。
梢江に脅しを掛けられ、陽一に話が出来なかったこと等を延々と書き綴られていた。

歯を食いしばりながら全てを読みきった陽一・・・・・

(・・・ぶ・・・部長・・・・・さ・・・さぞかし・・・お辛い目に・・・・グッ・・)

陽一は、死を持って陽一に詫びた川島の気持ちが痛いほど理解できた。

(く・・・草山め・・・許さんぜ・・・・必ず部長と梢江の敵を取らせてもらうぞ。)

陽一は、目に涙を溜めて死んだ川島の冥福を祈った。


///////////////////////////////////////


陽一は、川島の復習をするために何日も掛けて奈津子と接触する機会を待った。

そして、3週間後、遂にその機会を得ることに成功した。

奈津子は、友人であろう女性と食事を取ったあと、
さらにパブに入りその日を楽しんでいた。
一人になるのをじっと待ち続ける陽一・・・
すでに奈津子を地獄に落とすための準備は整っている。

陽一は、川島の自殺の真相を梢江に話したときのことを思い出していた。

《・・え・・・や・・・やはり・・・あの女性が?》

《ああ、川島部長からメールが来てたんだ。》

《ひ・・・ひどい女性・・・・川島さん・・さぞかし・・・・・》

梢江は、目に涙を浮かべて陽一の話を聞いていた。

《梢江、何としてでも部長の敵をとりたい。
 そのためには・・・僕は、鬼になる覚悟だ。》

《・・・・陽一さん・・・・でも・・・どうやって?》

《色々、考えたんだ。・・・・実は・・・》

陽一の案に梢江は、相当驚きを表していた。

《で・・・でも・・・・そんなことをしたら陽一さんが・・・》

《残された部長の家族のことを考えたらいてもたってもいられないんだ。
 梢江・・・・大丈夫・・・・心配しないで・・・僕の手は汚さないよ。》

《・・・わ・・・わかったわ・・・・川島さんのためにも・・・》

陽一は、奈津子を何とか説得し承諾させた。

陽一は、梢江とのやり取りを思い出しながら、
車の中で奈津子が出てくるのを根気よく待った。

陽一が乗る車は、タクシーだった。陽一の姿も運転手の格好になっている。
眼鏡を掛け、付け髭もたくわえて変装は完璧だ。

そして、午後0時になりかけようとした時、
奈津子はかなり酔った状態で店から出てきた。
連れの女性とは、その場で別れたようだ。

相手の女性に手を振り、一人、駅の方向に歩いていく。

陽一は、携帯電話で梢江に連絡を取った。

「・・・もしもし・・・僕だ。」

『あ、陽一さん・・・どぅ?』

「いま、やっと一人になった。・・・駅に向かっている。
 やはり、タクシーに乗るようだ。」

『そう・・・気をつけてね。』

「ああ・・・・ところで何人くらい集まってる?」

『・・・・・チラッとしか見ていないけど・・・100人以上は居たわ。』

「そうか・・・・分かった。」

陽一は電話を切ると、奈津子に気づかれないように車をスタートさせた。
空車マークを点滅させると路地を曲がり奈津子を追い抜いた。

そして、時間を見計らい対面から奈津子の前にタクシーを走らせて行った。
距離にしておよそ100メートル・・・・・

(・・・・手を上げろよ・・・・)

陽一は、祈るようにして奈津子が歩く方向に車を走らせた。
かなり酔っているのだろう・・奈津子の歩く足はかなりふらついている。

奈津子が、直ぐに空車マークに気づいたようだ。
道路に躍り出るようにして陽一の乗るタクシーに向かって手を上げた。

陽一は、心内で安堵の意を示しながら奈津子の横に車を停車した。
後部座席を開けると奈津子は転がり込むようにして乗り込んできた。

「・・・・ちゅ・・中央区の霞マンションまで、行って頂戴・・・・」

「はい、わかりました。」

酔っていることもあってか、タクシーの運転手が陽一とは全く気づかない。
それどころか、行き先を告げると奈津子は、すぐさま寝入ってしまった。

(・・・・好都合だぜ・・・・)

陽一は、ルームミラーで奈津子が完全に寝入ってしまったことを確認すると
街の郊外にある森林公園に向かってタクシーを走らせて行った。

10分くらい経っただろうか・・・・
陽一の運転するタクシーは、公園前の歩道裏にある高架下の空き地に車を停めた。
高架下には、無数のテントが横一列に並び異様な雰囲気を漂わせている。
テントのさらに裏は、堀を隔てており一段下の空き地にも手作りのテントが並んでいた。
行動からは、まったく奥が見えない造りになっている。
ここは、浮浪者が多く集まり生活する場所だった。
当然、そういう場所であることから人通りも少なく、明かりもほとんどない。

陽一は、車から降りるとテント前で酒を飲みながら
騒いでいる数人の男たちに向かって歩き出した。
一人の浮浪者が陽一に気づき立ち上がった。

「・・・本当に来たんだな・・・」

浮浪者が、陽一に向かって声を上げた。

「俺は、嘘は言わないさ。・・・・女は車の後部座席に乗っている。」

「・・・本当か?」

「ああ・・・車は、ここに置いていく・・・処分は頼むぞ。」

「・・・わかった。」

浮浪者は、陽一に陰険な笑いを見せると数人の浮浪者を連れてタクシーに歩き出した。

「おぉー・・・別嬪じゃねぇか・・・・・おい・・・」

男が顎をしゃくると、仲間の浮浪者が
奈津子の口に猿轡を掛けてタクシーから引きづり降ろした。
目を開ける奈津子・・・・

「・・・・ングッ?・・・・ぅぅ・・?・・・!!ンゥゥゥゥゥゥゥゥーっ!」

奈津子は、酔いながらも状況に気づいたようだ。
暴れながら抵抗を開始するが、男たちの力にかなうはずはない。

奈津子を抱えた男たちがテントを通り抜け、濠に近い場所に移動すると、
そこには、100人を超える浮浪者たちが酒を飲みながら騒ぎまくっていた。

奈津子を連れた浮浪者が、その連中に声を上げた。

「おぉーい、みんな聞けっ!」

一斉に振り向く浮浪者たち・・・奈津子を抱える姿を見て一気に歓声が沸き上がった。

「どうしたんだ・・・道に落ちてたのかぁーっ?」

一斉に笑い声に変る浮浪者たち・・・・・・・

「ケケッ・・・神様がご褒美をくれたのさ。この女を自由にしていいってな。」

浮浪者たちの目が、今の言葉で一気に豹変した。

「本当かっ!」「おい、嘘じゃねぇだろうな!」「おい、犯していいのかっ?!」

奈津子は、酔いが一気に冷め顔面蒼白になっていく。

「・・ンゥゥー・・・ウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥーっ!」

叫ぶ奈津子だが、猿轡をされているため呻き声にしかならない。
血走った目で奈津子を取り囲んでいく浮浪者・・・

「よし、みんな直ぐできるように脱いでおけ・・・」

その声に奈津子は全身が一気に震えだした。
浮浪者たちは、ズボンだけを脱ぐと我先にと奈津子を触りだす。

「おい、慌てるなっ!・・・時間はたっぷりある。順番だ。」

そういうと淫乱な目つきで奈津子を見つめ服を引き千切りだした。
一斉に奈津子に群がっていく浮浪者・・・

奈津子は、これ以上ない恐怖に失禁を開始した。

「おい、おい、ねーちゃん・・・漏らすにはまだ早いぜ。・・おい、押さえろ。」

浮浪者の一人が、そう言うと仲間の浮浪者が
奈津子の両手両足を押さえ込んで身動きが取れないようにした。

一人の浮浪者が、既に怒張している肉棒を
大きく開かれた奈津子の蜜壷に遠慮なく挿入する。

「!・・・・・フングゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥー!」

「こ・・こりゃ、たまらんぜぇ・・・20年ぶりのオ○コだぁ・・・くぅぅ・・」

リーダー格であろう浮浪者は、そう言って腰を降り始めた。

「ヒギィィィィィィィィィィィィィィィー・・・・・」

言葉にならない声を上げる奈津子・・・

奈津子を取り囲む男たちの股間は今にも爆発しそうな勢いで怒張している。
次々と奈津子の身体に入り込んでいく男たち・・・

陽一は、その様子を煙草をふかしながら見つめていた。

(部長・・・・・・・)

男たちは血気盛んに奈津子を犯していた。
順番を我慢できない男たちが、奈津子の菊門にも挿入をし始めていく。
奈津子は、絶叫をし続け遂に喉が枯れたのか、全く声が出なくなったようだ。
猿轡を取り、口にも肉棒を挿入されていく。
遠慮なく分身を注ぎ込まれ激しく嘔吐する奈津子・・・・
しかし、男たちは、全く遠慮する気配はない。

半数程が、奈津子を犯しただろうか・・・・
しかし、まだ全員が奈津子の身体に触ってはいない。
既に分身の匂いが周りに漂い始めている。

100人を超える浮浪者が満足するには朝方までかかるだろう。

(生きたまま地獄を味わえ・・・・)

陽一は、と心の中でそう叫びながら煙草を指で弾き、その場を立ち去っていった。