See you again!

 

 
 
  • また会う日まで

 
    '03/12/23,Tue. --- 術後15日目

今日は祝日にて、先生方の回診なし。
歩行リハビリのため4Fの廊下に行く途中、エレベーター前で当直のAz先生にお会いし、ご挨拶。
歩行リハビリは距離が60m延びて、今日から180m
それを3セット=1日3回、全部こなせる。
歩行スピードはゆっくりなので、それほど息も上がらない。

明後日25日に退院(転院)が決まり、あと1日でこの病院ともお別れ。
入院してから20日余り、後半は自分ひとりでの療養生活となったが、それなりに穏やかに過ごせている。
海と富士もきれいだ。
先生方も優しい。
ここをあとにするのは、とても名残惜しい心境である。

先週金・土に行った心エコー、レントゲンの結果がどうだったのか、心臓周りの血が引けたかどうか、気になっている。
まさかこれから再開胸なんてことはないだろうとは思うが…、まだ心配ではあった。

胸の傷は相変わらず感覚がなく不快で、首や頭部、顔周囲の表皮もなんとなく神経がしびれているような、感覚がうすい感じがしている。
そしてやはり、胸の傷を直視できない
腹部にあるドレーンを差し込んだ傷も、結構大きく見える。まったく、こんな穴をふたつもお腹に開けるなんて!

それから、片頭痛前兆である視界の光るギザギザも、かなりの頻度で出現。
そして一時、部分的に視界が黒く欠ける現象に見舞われる。異変に気づいて思わず焦ったが、その黒い部分は徐々に見え始め、1-2分で元に戻ったので、特に看護師さんやドクターに報告もせずにいた。>報告した方がよかったかも。
ワーファリンは服用していたが、もしかしたら、血栓ができて目(あるいは脳?)の血管あたりで詰まったのかもしれない。
とりあえず、一過性のもので安堵した。

体重4○.8kg。術前の4○.5kgより、1kgちょっと減る。
頬がこけた
そういえば貧血対策の意味でも、S先生からは、アンチ・ダイエット指示が出されていた。
それゆえ昨日は、売店でゲットしたハーゲンダッツ(グリーンティー)を食べたのだった。美味しい。
病院の売店ではアイスクリームが売られていたが、ハーゲンダッツだけは「ハーゲンダッツ」と書かれたシールが貼られて、他のアイスとは別のアイスボックスに入れられ、燦然と輝いていた。ちょっと特別なアイスクリームなのであった。

同室には糖尿で食事制限中のマダム方がいらっしゃるので、彼女たちの面前でそう開けっ広げに食べることはできない。連日でのハーゲンダッツはさすがにためらわれるため、今日は断念。
だが、帰る前にもう一度食べたい。

さて、その同室マダム方だが、糖尿組のOさんとTさんは無事検査を終えて明日退院。残るMさんは、検査の結果、年内にバイパス手術予定となった。

風の噂では、私の退院日である25日の夕方には、若手Az先生(心臓血管外科)とT先生(循環器内科)が、クリスマスでサンタに扮装して病室を回るとのことだった。
ぜひ先生方のサンタ姿を拝見したかったが、その頃私は故郷へ。残念。(^^;)

こうして、術後15日目は過ぎていった。



追記:'03/12/23,Tue. --- 術後15日目

血圧 脈拍 Borg指数
リハ(1)
180m
94/59 89 12
89/53 90
リハ(2)
180m
83/49 90 12
83/50 90
リハ(3)
180m
88/53 90 11-12
85/52 90
 
   
    '03/12/24,Wed. --- 術後16日目

今日は外界はかすみ富士は見えないが、海はおだやかに凪いでいる。

歩行リハビリはさらに距離が延びて、240m×3セット。
いつもはゆっくり一歩一歩をふみしめるように歩いていたが、理学療法士さんに「もう少し早く歩けるか」と言われ、少しスピードアップしてみる。
その結果、1セット240mをおよそ6分、時速2.4km/hで歩く。
息が上がらない。
胸が痛くならない?
信じられない!
術前、時速2.5km/hで歩くのが限界で、それも少し無理をすると、すぐ胸痛やだるさに見舞われてギブアップしていたというのに、手術を終えた今、2週間余りで時速2.4km/hを楽々と歩けている。
なんだかビミョーに良くなっているみたいだ、ということを実感する。

ちなみに時速2.5km/hがどれくらいの速さなのかというと、中学時代の歩行ラリーで先生が教えてくれた体感歩行速度によると、
時速1km/h … すごくゆっくり
時速2km/h … ゆっくり
時速3km/h … ふつう
時速4km/h … やや速め
時速5km/h … 早歩き
といった感じである。
健常者に比べれば、時速2.5km/hなんてゆっくりのうちなのだが、私にとっては、この速さで6分間持続的に歩けることは、すごい進歩なのであった。

さて、朝の回診は、I先生以下数人。めまいは落ち着いていることを報告する。
N先生とは体重OK談義。
どんどん減り続けていた体重が、少し戻ってきていた。
「リバウンドしました」と言ったら、N先生に「このままではマズイと思って何か食べた?」とズバリ聞かれ、「アイスクリームを食べました。ハーゲンダッツの」と答えて、顔を見合わせ笑った。
めまいのことも問うてくれ、PMレートのこともさまざまお話できた。感謝である。
10年後にこの病院に来ても診てくれそうな先生に出会えたことは良かったが、果たしてその先生もこのままここにいるのかどうか、定かではない。
そう考えると、ちょっと寂しい。…すごく寂しい

お昼過ぎ、デザートにまたハーゲンダッツ(グリーンティー)を食べる。美味しい。(^_^)

明日は退院(転院)、群馬に帰省ということで、夜、4Fカンファレンスルームにて、H先生より今回の手術の詳細をひと通り聞かせていただく。
術前のデータ、術後のデータ、レントゲンの変化。
右房を少し修復したこと。右心系は(三尖弁)逆流が止まり、左心系への圧迫が解放されたこと。僧帽弁逆流も修復したこと。
両室ペーシングを入れたこと。両室ペーシング用PMはまだ日本未認可なので、通常のPM(心房リード+心室リード)の心室用リードを、Y型コネクターを使い2本に分岐させていること。そのY型コネクターがある分、厚みをとっていること。
傷口も、タンクトップが着られるように小さく切ったものの、いかんせん私の心臓が大きすぎて中が見えず、普通に切らざるを得なかったこと(>お心遣いには感謝)。私の心臓の大きさは他の患者さんに比べてもチャンピオン級だったこと(褒められたことではないが(^^;))。
手術時間は、実質4時間半だったこと。
執刀医はS先生、H先生、N先生だったこと。
…などなどである。
あとは、薬のこと、今後の生活レベルの見通しなどについてもうかがい、話を終えた。
術後からの謎が、このお話を聞いてやっと輪郭をはっきりさせたのだった。
きっちり仕事を成し遂げてくださった先生方に、深く感謝しながら病室に戻り、最後の晩の床についたのだった。

こうして、術後16日目は過ぎていった。



追記:'03/12/24,Wed. --- 術後16日目

血圧 脈拍 Borg指数
※リハ(1)
240m
86/46 90 11-12
89/54 90
※リハ(2)
240m
82/50 90 11-12
89/56 90
※リハ(3)
240m
85/51 90 11-12
88/50 89

リハの歩行距離が240mになる。
1セットにつき、ほぼ6分で歩く。時速2.4km/h。
服薬:ラシックス、ラニタック、フェロミア、バファリン、ムコスタ、ワーファリン。
 
'05/05/11,Wed.  
   
   
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