今日の一言 2007年 

今日のひとこと : グレシャムの法則  投稿者:四国の井崎  投稿日:2007年 9月25日(火)06時39分28秒    編集済
  SSユタカさん ありがとうございました。
26日了解しました。


「組織戦略の考え方」- 企業経営の健全性のために- 沼上 幹 ちくま新書 より


● 「ルーチンワークは創造性を駆逐する」
ハーバート・サイモンの言う意思決定のグレシャムの法則 (計画のグレシャムの法則)

そもそも人間は、目の前に大量のルーチンワークを積まれると、その処理に追われ、
創造的な仕事を後回しにしてしまう傾向がある。
創造的な仕事とは、仕事のやり方自体を根本から変えるとか、長期的な展望を描いてみるといった作業のことである。

これは別の本でも読んだ。

「人はなぜ失敗するのか」 ディートリッヒ デルナー (著),

ある女性市長役は、学校問題にすべてを集中した。最後には14歳の少年の問題にかかりきりになった。
この市長は自分の能力を基準に問題を選んでしまった。彼女は解決しなければならない問題ではなく、解決方法を知っている問題の解決を選んだのである。


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本来のグレシャムの法則とは、有名な「悪貨は良貨を駆逐する」でした。
何かちょっとニュアンスが違うなあ。
目の前のものに、片付けやすいことにかかりきりになって
さも忙しい、自分は一生懸命やっていると信じきっていることとは
ちょっと違うんじゃないかな?

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%A0%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%89%87
 


三方一両損  投稿者:四国の井崎  投稿日:2007年 9月 6日(木)07時41分56秒
  競馬では損を繰り返している最近の成績ですが、
こういう言葉は知っていましたが内容はよく知りませんでした。

最近読んだ内田樹さんの「下流志向」に学校でもこんなことを教えるべきと
説いていましたので紹介します。


○ 三方一両損という調停術
 ⇒ こういうリスクヘッジ方法があるのだということを教えるべきと説く

左官屋が三両入った財布を拾います。財布に入っていた印形から落とし主がわかったので、持ち主の大工のところへ
届けに行きました。ところが大工は落とした金はもう自分のものでないから持って帰れと受け取らない。
言われた左官屋も「金が欲しくて届けたわけじゃない」と意地をはって、金の受け取りを拒否します。
この裁きをつけるために大岡越前が二人を呼び出します。
お白州にかしこまった二人に、奉行は自分の懐から一両出して、二両づつを与えます。
二人とも三両入るところが二両となったのだから一両の損。仲裁に入った奉行も一両出したので一両の損。
「これで三方一両損」で無事に仲裁が成り立ちます。

 ⇒ この話は初めて知った

 …
この紛争解決法は争いを「丸く納める」ことを目的としている。
すなわち、調停的仲裁は、紛争当事者のどちらかが「正しい」かを明らかにすること
− 現代の法による「裁判」はこれを目的とするのであるが −
を目的とするのでなく、「丸く納める」こと
− 紛争当事者のあいだに「仲のよい関係」(紛争という「角」がなくなった関係)をつくること−
を目的としている。

(川島武宣 「日本人の法意識」 岩波新書)


⇒ なるほどねえ。日本人ならではの解決法。いい文化だと思う。
 最近の何でも「訴えてやる!」という傾向にはうんざりしているので、こういう調停法をいろいろ
 教えてくれれば、世の中ずいぶんよくなるんじゃないかと思う。
 心がけたいポイントである。
 なかなか実践できないが。調停者自身も損をかぶって納めるというなんぞはできないことだ。
 


ステークホルダーダイアローグを「かきくけこ」で  投稿者:四国の井崎  投稿日:2007年 7月28日(土)20時21分11秒
  自己実現道場でのやりとりを少しお見せしたいと思います。


 日本のメディアがすべてネガティブ報道一辺倒な中で、フランスのルモンド紙が、
 これだけの大きな地震が起きながら、被害が最小限で済んだことは、
 日本の技術、これまでの対策は十分評価していい、とのコメントもありました。

四国の井崎
そうなんです。
3年前の中越地震で直下で食らった新幹線がぐちゃぐちゃになりましたが、死者は出ず、
日本の技術が評価されたと思います。
だのに原発は…。

「災害防止上支障がないもの」

これが原子炉等規制法第24条の許可基準です。
大量に漏れたりしなければ問題ないのです。
これほどの地震を食らっても、放射線災害上のリスクはありません。(と信じています)

伊方発電所の行政訴訟に20年かかわったものとしては
専門家の意見になってしまいますね。




「専門家」と「一般」の意識のズレ、現状は正にその通りで、典型的な対立構図、コンフリクトです。
相互に相手の物差しが理解できず、結果として信頼関係が構築されていないのです。
これでは言葉が通じず、コミュニケーションが成立しません。
電力会社は「ステークホルダダイアローグ」の必要性を深く認識すべきだと思います。
安心な原子力利用と、必要充分な安全コスト負担の両立のためにです。
その際のキーワードは、「顧客視点」、これに尽きます。


Subject: 「ステークホルダーダイアログ」への「かきくけこ」


Sさん

社会には、「原子力」に関して、まだまだ「不安」が存在します。
「安全」と聞かされても、「安心実感」が伴わないからでしょう。

「ステークホルダーダイアログ」のキーワードは、「顧客視点」であると言うSさんの主張に、私も同感です。
「顧客視点」を最上位に置きながら、ダイアログを、どう進めたら良いと思うかについて、メモしてみます。

●か・・・目的的な対話につく環境を整える。
●き・・・キャッチャーミットで受ける。バットで打ち返さない。
●く・・・繰り返し、繰り返し。
●け・・・結論を急がない。
●こ・・・心を込めて。


私は特に「き」が響きました。
いつも自分はバットで打ち返していないかと強く反省しております。
 

小松原先生の講演より その1  投稿者:四国の井崎  投稿日:2007年 6月15日(金)06時20分2秒
  昨日は電力中央研究所のヒューマンファクターセミナーに出ておりました。
早稲田大学の小松原明哲教授の招待講演が非常によかったです。
その肝部分をご紹介しましょう。



☆☆ 「りんご箱」「みかん箱」組織
   これは非常にインパクトのある比喩であった!

 欧米
「りんご箱」  りんごは頑強、落とすと割れる。
        箱にはポジションが先にあってそれに合うりんごをはめ込む。
        ひとつひとつが隔離状態。
        ひとつ腐っても伝播しない。
        腐ったりんごを取り替えれば組織は健全となる。
        これはISOの世界。

 日本
「みかん箱」組織  みかんはやわらかい。落としても割れない。変形して対応できる。
          稠密状態で箱に収まる。
          しかしひとつ腐るとすぐに伝播してすべて腐ってしまう。
         トップが「みかんの腐るようなことを言う(コスト!)」とだんだん腐ってくる
         みかんの腐れに気がついて早く取り出さないとすべて腐ってしまう。
         文化とは濃縮される。
         トップが現場から離れていると腐れも見つけることができない。

       ◎かようにみかん箱型の日本では上席者の態度が非常に重要になるのだ。

☆ 結婚式の違い
 欧米  神と誓う (本人同士は直接契約していない)
 日本  神様は立会いで2人で誓う。水平的で絶対的な座標軸がない。
     上席者がしっかりしていないと、中心軸がしっかりしていないので、ドドドッと動きやすい。


◎精神論ではあるが、エンジニアリングの対象にして管理していくべきものと考えている。
 

小松原先生講演より その2  投稿者:四国の井崎  投稿日:2007年 6月15日(金)06時17分56秒
  ● Root Cause の誤解

ルートコーズを根本原因と訳しているのはどうも間違っていると思う。
決して誤解しないように。
木の根っこのこと。幹から根は広がっている。
広げて検索してゆくということ。
すなわち、当該事象だけでない、他の事象の抑止力になるようなものを探す。

エッツ!そうなんですか。これにはビックリした。
隣で一緒に聞いていたヒューマンファクターに詳しいお医者様である佐々木先生もえっつそうなの?
誤解していましたよと同じ感想。
初めて聞いた。根本原因は1つというような誤解を私自身もしていた。
ルートコーズは広がりの中にある。すなわち1つということではないのだ。
何か非常にスッキリした気分となった。

対症療法的に見つけるのではなく、計画や経営の意図にまでエラーの根っこを遡れと
理解した。そうすることで、初めて他の事象の抑止力にもなるし、
エラーを起こした人間が進んで話をするようになる。
小松原先生は経営者がコストカットを声高に叫び、そのせいで失って初めてわかる
安全余裕の大切さを切り詰めることが組織事故につながるとの仮説で終始話をされている
ように感じた。
ここでは照明がつけられないことでエラーが発生した。だから安全対策工事として照明設置の
費用を認めることで、第二、第三の同種のエラー発生が防止されるという例をひかれていた。

大事なのは私がいつも言っている、石切り職人の話。
自分たちの人工物システムの本来のミッションは何か
(CSRという言葉をスライドに入れておられたが、本日小松原先生は言及されなかった)
ということを見失わない、これを第一義に置くことなのである。「義は利の元なり」である。
火事が起こらないので消防署はいらない、犯罪が起こらないので警察はいらないというような
暴論も安全の世界では起こりつつあるのである。

みかんを腐らすようなことを言うな!、腐ったみかんはすぐに箱から出せ!
ルートコーズ分析ははみかん箱を健全にするための方策である。
組織事故を防ぐために小松原先生が考え抜いて出してこられたこの言葉は非常にビンビン入ってきた。

日本の組織文化はみかん箱。
いろいろな要求に柔軟に対応できる能力があるが、反面、
中心軸がブレやすく、どこかが腐るとすぐに蔓延するので早めに手を打たねばならない。
そのために上席者の責務は非常に大きいのである。
 




5月3日

ネオン街がなくなる日 松下電工、LEDで看板市場に参入 日経ビジネス 時流潮流 4月16日号

書こうと思っていてできていなかったのを連休中に整理した。

気に入った言葉があったからだ。

 ロウソク、ガス灯、白熱灯、蛍光灯…。暗闇を照らす明かりは約60年ごとにおおきな技術革新を経験してきた。

今回が白色LEDの登場ということなのである。


5月2日

NHKのプロフェッショナルでシリコンバレーのベンチャー企業渡辺社長を取り上げた放送のビデオを本日見た。


そこで登場した言葉

マドルスルー

(司会者の茂木さんが日経ビジネスオンラインで書いてくれている。そこから引用した。)



「マドルスルー:muddle through」がある。
「ブレークスルー」というのは目的指向型で、例えば青色レーザーを作るために努力を重ねた結果のようなものだ。
これに対して「マドルスルー」は方向性や方法論さえも分からない状態の中でもがいているうちに、いつの間にか突き抜けている。
そういうことがシリコンバレーでは意外と多いのだというのが


5月2日

同窓会MLで三菱商事で海外に赴任しているH君からの人生訓でこんなことばを知ったので調べてみたら河合さんの言葉でした。
Win−Winを目指す私の方針とはちと違うが、不運に陥った場合に自分を納得させるために覚えた言葉だとH君は言いたかったのだろう。


ふたつよいことさてないものよ

河合隼雄『心の処方箋』
 河合隼雄『心の処方箋』(1992年 新潮社)

1 ふたつよいことさてないものよ
2 絵に描いた餅は餅より高価なことがある
3 説教の効果はその長さと反比例する
4 道草によってこそ「道」の味がわかる
5 どんな時代であれ、子どもにとって自分が自主的に何かを欲し、自分自身の努力や忍耐によってそれを獲得することが楽しいことには変わりがない。ものが豊かになってくると、このようなことが自然に生じることが難しくなってくる。
6 私が大切にしているのは、…その人の生き方全体の創造であり、「私が生きた」と言えるような人生をつくり出すことなのである。


今日のひとこと  投稿者:四国の井崎  投稿日:2007年 4月19日(木)12時00分16秒
  日経新聞の私の履歴書は セブンイレブンの鈴木敏文さんで興味深く読んでます。
今度鈴木さんの本も読んでみることにしました。

本日のRより

毎週開催する全国からの召集会議

80年当時で店舗数は千店を超え、会議に億単位のカネがかかった。

(これをやめようとしなかった鈴木さん。そこには強い信念があった。)

単なる情報伝達なら別の方法もあった。
だが、互いに考え方や価値観を共有するにはフェイス・トゥ・フェイスのダイレクトコミュニケーションに勝るものはない。
これはIT時代の今も変わらぬ私の信念だ。

 → これには強く共感します。



今日のひとこと  投稿者:四国の井崎  投稿日: 3月30日(金)12時18分6秒
  原子力学会誌2月号に東工大原子炉工学研究所創立50周年記念講演として
中曽根康弘さんが18年10月31日に行った講演録が掲載されており
いまさっき興味深く読んだところ。(学会誌を廃棄しようと思ってパラパラみていたのでした)


ウラン235予算として2億3500万の予算を昭和29年に作ったことは
あまりにも有名ですが、

わが国の原子力の創生期に心がけたこと
嵯峨根遼吉博士からの助言(下段のことば)


1 国策をしっかり立てろ
  国策を確立して揺るがないものにすること

2 法律と予算をつけろ
  法律と予算をしっかりつくって国家的政策として確立すること

3 良い人材を見つけ変なものを入れるな
  学者を厳選すること

という3原則が強調されていましたが、これはどんなことにもあてはますなあと
感じた次第です。

しかし出るわ出るわの不祥事報告にはこのような言葉はむなしく響くかも知れません。

不可思議とは数の単位  投稿者:四国の井崎  投稿日: 3月13日(火)18時35分6秒
  不可思議とは数の単位とは知りませんでした。
藤田田さんのユダヤの商法を読んでいたら書いてありました。

ネットで調べると書いているところがあったので引用します。

仔犬@HOMより抜粋

「不可思議 (ふかしぎ)は 大きな数をかぞえる単位」

元の朱世傑による『算学啓蒙』において極以上の他の単位とともに初めて登場した。
不可思議は仏教用語からとられたものである。
当時はすでに中数が使用されており、無量数は那由他(10112)の万万倍で10120となる。


一 | 十 | 百 | 千 | 万 | 億 | 兆 | 京 | 垓 | {禾予} | 穣 | 溝 | 澗 | 正 | 載 | 極 | 恒河沙 | 阿僧祇 | 那由他 | 不可思議 | 無量大数


藤田さんはこう書いている
不可思議はケタが非常に大きいが、無料大数よりは小さな数字である。
ところが数字に弱い日本人は、不可思議が数字の単位だと答えることの
できる人が果たして何人いるだろうか。
 ⇒ 今日まで知りませんでした。

ユダヤ人は、必ずカバンの中に対数計算尺を持っている。
彼らは数字に対しては絶対の自信を持っているのだ。

ユダヤの商法。
ユニクロの柳井さんとソフトバンクの孫さんが推奨していたので
読んでいるが、何か金儲けだけ書いていて違和感あるなあ。

http://hello.ap.teacup.com/koinu/246.html



2月22日

プレジデント 2007年2月12号
 
小林栄三(伊藤忠社長)VS水田浩(VEセンター理事長) 特別対談
 
「内部統制」と上手に付き合う法
 
(水田)
多くの企業はITへの投資があまり上手ではない。
情報投資額は米国も日本もあまり変わりませんが、生産性は日本が米国の半分と言われています。
これは企業の業務内容が、全体最適ではなく、部分最適にとどまっているのが原因です。
例えば、下部組織が情報がデジタル化されていても、上部組織まで流れると、
紙ベースに変わってしまうというような会社が多く、
せっかくの情報化投資があまり生きていない。




2006年

2005年

2004年

2003年