死刑制度の廃止を求める  
  著名人メッセージ  





布施哲也さん

  元清瀬市議会議員

【プロフィール】





殺されたくないが、殺したくもない
「殺」を想像してみる。自死は否定しないが、他者に殺されたくはない。そして、他者を殺すこともいやだ。他者を殺さないのなら自分が殺されるという、究極の選択を問われたらどうか。逡巡するだろうが、やはり殺すことはできない。殺されたくはないが、殺すこともいやだ。


人を殺すことは許されない
人を殺すこと、つまり殺人は殺人罪という犯罪となる。もうひとつ、人に罰を加えることがあっても、体罰という暴力を加えてはいけないはずだ。でも「死刑」とは何なのだろうか。それは、国家という権力による究極の暴力に他ならない。国家(権力)は、その国民には、「人に暴行を加えてはいけない。ましてや、人を殺してはいけない」と定めながら、自らは死刑という殺人を犯しつづけている。


国家に報復はたのまない
裁判の争いは、民事事件は民と民だが、刑事事件は、民(被害者)に代わって、国家が加害者に報復を加えることになる。私はその際、死刑は求めない。罪は生きつづけて償ってもらう。ましてや、私に代わっては国家に殺人は頼まない。国家が出張ることは、やめてもらいたい。国家、つまり近代国家といっても、たかだか200年ちょっとの歴史しかないくせに。いやはや。


死刑廃止国際条約
 議員の仕事のひとつとして、内閣や国会に対しての「意見書」提出がある。清瀬市議会が、「死刑廃止国際条約の批准を求める意見書」を採択したのは、1992年9月25日で、全員が賛成した。市議会議員となって2年目のこの時、意見書文を書いて提出した私は、清瀬市が、死刑制度に異議を唱えた最初の自治体議会であることを知らなかった。賛成した議員の中で、今も議員でありつづけるのは、私を入れて3人だけだ。


(2010.10.19 up)


【トップページに戻る】