渋谷モヤイ像前 街頭アンケート
裁判員に選ばれたら、あなたは死刑判決を出せますか?



昨年5月から裁判員制度が開始されました。今年は、裁判員裁判 において死刑が求刑される事件の審理が予想されます。

アムネスティ死刑廃止ネットワーク東京では、市民が死刑判決に 直面することになるという状況の中で、改めて社会全体で死刑制 度についての議論を少しでも深めてほしいと考えています。

そこで、2010年2月20日(土)の午後1時〜4時に、渋谷駅モヤイ像 前にて「裁判員に選ばれたら、あなたは死刑判決を出せますか?」 というテーマで、街頭アンケートを行ないました(昨年5月にJR高 円寺駅前で実施したのに続いて、2回目の実施です)。



上記の質問に対して、「出せる」・「出せない」・「わからない」 の3つの選択肢からひとつを選び、ボードにシールを貼って頂き ました。また、アンケートにご協力頂いた方に、死刑制度の現状 とアムネスティの死刑廃止の主張をまとめた資料をお渡ししまし た。

土曜日の渋谷駅前、バス停も近く、人々が急ぎ足で通り過 ぎる中、私たちの呼びかけに応じて足を止め、ご回答下さった多 くの皆様、ご協力本当にありがとうございました。



アンケート結果は以下のとおりです(回答総数:240人)。
Q、裁判員に選ばれたら、あなたは死刑判決を出せますか?
「出せる」 110人(45.8%)
「出せない」 97人(40.4%)
「わからない」 33人(13.7%)



240人の方がご協力くださいました。ありがとうございました!


「出せる」が「出せない」をやや上回っていますが、2月上旬に 発表された内閣府の世論調査での、約85%が「場合によっては 死刑もやむを得ない」と回答した結果に比べると、「わからな い」も含めて、自分自身の判断としては慎重にならざるを得な いという気持ちがうかがえる結果ではないでしょうか。





ボードの前では、お友達、ご家族の中でも判断がわかれたり、 意外な発見があったりと、私たちもたいへん参考になりました。



以下に、みなさま方の貴重な声をご紹介いたします。

「悪い奴は悪い!」

「悪いことやったから当然でしょう、私は死刑判決出せます」

「何人殺した人でも死刑にしてはいけない。死刑はいけない」

「死刑はだめ、死刑はだめ」

「私は出せない。みんな自分が被害者になることばかり 考えていて、被疑者になることはないと思っている」

「どんな場合でも、死刑はだめなんだよ。死刑にしてしまっては、 犯人と同じレベルになってしまうじゃないか」



残念ながら、日本では、死刑囚がどのような処遇に置かれている のか、どのように処刑が行われるのか、など死刑制度の現状が ほとんど明らかにされず、死刑制度に関する議論も十分ではあり ません。

アムネスティは、日本政府に対し、死刑制度そのもののあり方 について、きちんとした情報公開を行った上で、死刑廃止に向け た公的な議論を進めるよう求めています。そして、今回の アンケートのような活動を通じて、死刑制度について人びとが改めて考え、 議論できるような機会を作りたいと考えております。

この他にも、死刑廃止ネットワークでは、東京と大阪で毎月「死 刑廃止を考える入門セミナー」を開催しています。日本の死刑に ついての客観的な情報や問題点についてもお話しています。ぜひ、 一緒に考えてみませんか。開催情報はトップページの催し案内を ご覧下さい。
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