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「壱萬円の卵」 EGGSHELL COIN STOCKER   仕掛屋定吉, 2000年 3月

 この卵は作品というより、皆様ご自身で作ってみていただきたいネタです。
 卵に溝を刻めば出来ることは、ご覧の通りです。以下に溝の刻みかたを説明します。

道具:
   細目のやすり(平型) または金切り鋸の刃
あったほうがいいもの:
   サンドペーパー、茶碗、爪楊枝、雑巾、醤油少々

 卵の、ここぞと思うところに、道具を当てて、慎重に削ります。 卵の内側の薄皮を残しながら、ゆっくりと。
 溝の形ができたか、または薄皮が破れたら、中身を出します。 爪楊枝で薄皮をおおざっぱに取り除き、ハーモニカの要領で溝の半分を口で覆って 息を吹き込みます。ほっぺたを伝わって落ちる卵の白身の感触をお楽しみ下さい。 卵には黄身が残りますので、爪楊枝(太かったら、細く削ります)で黄身をつぶし、 同様に出します。出した中身は、すぐに食べること。 後からでは、食欲が出ません。

 卵を水洗いし、乾かしてから、サンドペーパーなどで溝の大きさや形を ていねいに整えて、出来上がりです。
 失敗の楽しみや、人の冷たい反応なども含めて、お楽しみ下さい。
 うまく出来たら、五百円玉を20枚入れることに挑戦して下さい。
 卵に人工的な溝を刻むのが、見ていて痛々しいと思う人もいらっしゃるかもしれません。 そういう感受性も、わたしは好きです。

(c) shikake-ya 2000



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