| 身近な化学2 (からだは偉大な化学工場) |
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ヒトに限らず、生物はその体内(あるいは細胞内)にて様々な化学変化を利用して生命を維持しています。植物が水と光からデンプンを生成(光合成)し、動物がそのデンプンを捕食して熱量(ATP:アデノシントリフォスフェート=アデノシン三リン酸)に変換(代謝)します。これら一連の食物連鎖も物質の化学変化によって循環しているわけです。
アミノ酸とタンパク質の項にあるように、肉(タンパク質)を食べるとペプシンという消化酵素(塩酸)で消化(加水分解)され、分解されたアミノ酸が必要な部位に運ばれて、必要とされる形態のタンパク質に再結合(脱水縮合)されてからだが形成されます。
あらゆる生物(単細胞の藻類から哺乳類まで)の生命は、何百もの同時進行する、正確に調整された化学反応に依存して、受胎から、成長、成熟、そして最後の死にいたるまでの生命活動を維持しています。これらの反応はそれぞれに、触媒である特定の細胞酵素によってひきおこされ、制御されて完結します。このように、化学反応は生命活動に深く関わっているのですが、あまりに当たり前に行われているために気がつかないだけなのです。 |
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| 化学で使う数詞(倍数接頭辞)について |
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化学において、物質名に使われる名前に似たようなものが多いのは、元素名または物質名の頭に数詞を付けたものが多いためです。代表的なものは下表をみてください。あまり役には立たないですが、眺めてみると結構おもしろいと思います。
基本は、ギリシャ数詞(本当はギリシア数詞と呼ぶらしい)またはラテン数詞らしいですが、例外や特例も多いのでなかなか難しいです。元素記号などはラテン語の頭文字を1〜2文字で表記されてます。
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化学例 |
・ |
PET(ポリエチレンテレフタレート) |
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ペットボトル、テトロン、磁気テープなど |
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・ |
DHA(ドコサ ヘキサエン酸) |
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今注目の不飽和脂肪酸(下欄参照) |
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・ |
EPA(エイコサ ペンタエン酸) |
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上に同じ |
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他の例 |
・ |
ペンティアム |
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第5世代x86-CPU |
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・ |
ヘクタール |
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100アール |
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・ |
トライアスロン |
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Tri(3)+Athlon(競技)=3種の競技 |
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| 数 |
数詞 |
参考 |
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| 1 |
モノ |
モノトーン、モノクローム・・・
(ラテン数詞ではユニ。ユニフォーム、ユナイテッド・・・)
鉛筆のユニとモノはここからきている。互いに1番を名乗っている! |
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11 |
ウンデカ |
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21 |
ヘン(エ)イコサ |
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40 |
テトラコンタ |
| 2 |
ジ |
ダイと発音することもある、ダイオキシン、ダイアログ・・・
(ラテン数詞ではバイ。バイリンガル、バイシクル・・・) |
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12 |
ドデカ |
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22 |
ドコサ |
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50 |
ペンタコンタ |
| 3 |
トリ |
トリオ、トリプル、トライアングル・・・ |
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13 |
トリデカ |
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23 |
トリコサ |
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60 |
ヘキサコンタ |
| 4 |
テトラ |
テトラパック、テトラポッド・・・ |
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14 |
テトラデカ |
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24 |
テトラコサ |
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70 |
ヘプタコンタ |
| 5 |
ペンタ |
ペンタゴン(五角形)、ペンタデカン・・・ |
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15 |
ペンタデカ |
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25 |
ペンタコサ |
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80 |
オクタコンタ |
| 6 |
ヘキサ |
ヘキサゴン、ヘキサノン(カメラのレンズ)・・・ |
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16 |
ヘキサデカ |
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26 |
ヘキサコサ |
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90 |
ノナコンタ |
| 7 |
ヘプタ |
ヘプダゴン、ヘプタ・ポーダ(海のトリトンに出てくる) |
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17 |
ヘプタデカ |
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27 |
ヘプタコサ |
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100 |
ヘクタ |
| 8 |
オクタ |
オクターブ、オクトパス・・・ |
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18 |
オクタデカ |
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28 |
オクタコサ |
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200 |
ジクタ |
| 9 |
ノナ |
ノナ(海のトリトンに出てくる) |
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19 |
ノナデカ |
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29 |
ノナコサ |
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1000 |
キリア |
| 10 |
デカ |
デカスロン(十種競技) |
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20 |
エイコサ(イコサ) |
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30 |
トリアコンタ |
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多数 |
ポリ |
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ちなみに、1〜4以外は語尾に<ン(ne)>を付ければ飽和炭化水素の名称になります。
<例:メタン、エタン、ブタン、プロパン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン・・・・> ガソリンで使われる「オクタン価」とは、オクタン(C8H18)の配合指数のことです。 |
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| ついでにEPAとDHAについて |
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EPA(エイコサペンタエン酸:C20H30O2=C19H29COOH)とDHA(ドコサヘキサエン酸:C22H32O2=C21H31COOH)はご存じのようにリノール酸・リノレン酸・オレイン酸と同じように不飽和脂肪酸です。一般家庭で使われる「油」と同じ系列のものです。
話題になっている理由はご存じの通りですが、これらは「不飽和度」が高いと言う特徴があります。不飽和度とは、一般に脂肪酸の炭素(C)は直列に各一価(1本の手)で結合し、炭素のそれぞれの手には隣り合う炭素か水素がつながっています(飽和脂肪酸)。しかし、不飽和の脂肪酸では、いくつかの炭素の手に水素が付かず、手が1本余ってしまって隣の炭素と2本の手でつながって(二重結合)しまっています。これが不飽和状態です。
この二重結合がいくつ有るかで、不飽和脂肪酸の特性が変わってきます。二重結合の数はオレイン酸が1個、リノール酸が2個、リノレン酸が3個です。EPAとDHAではとても多く、EPAではペンタ(5)個、DHAではヘキサ(6)個もあります。そのため効果が高いわけですね!ちなみにエイコサ(20)とドコサ(22)は炭素(C)の数です。それぞれの脂肪酸の一般的効果は、あちこちに出ていますのでそちらを参照下さい。 |
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| 番外 べき乗に付ける接尾辞 |
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| ヨタ |
Y |
1024 |
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デシ |
d |
10−1 |
| ゼタ |
Z |
1021 |
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センチ |
c |
10−2 |
| エクサ |
E |
1018 |
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ミリ |
m |
10−3 |
| ペタ |
P |
1015 |
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マイクロ |
μ |
10−6 |
| テラ |
T |
1012 |
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ナノ |
n |
10−9 |
| ギガ |
G |
109 |
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ピコ |
p |
10−12 |
| メガ |
M |
106 |
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フェムト |
f |
10−15 |
| キロ |
k |
103 |
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アト |
a |
10−18 |
| ヘクト |
h |
102 |
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ゼプト |
z |
10−21 |
| デカ |
da |
101 |
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ヨクト |
y |
10−24 |
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| 穣(じょう) |
1028 |
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分(ぶ) |
10−1 |
| し |
1024 |
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厘(りん) |
10−2 |
| 垓(がい) |
1020 |
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毛(もう) |
10−3 |
| 京(けい) |
1016 |
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絲(し) |
10−4 |
| 兆(ちょう) |
1012 |
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忽(こつ) |
10−5 |
| 億(おく) |
108 |
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微(び) |
10−6 |
| 萬(まん) |
104 |
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繊(せん) |
10−7 |
| 千(せん) |
103 |
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沙(さ) |
10−8 |
| 百(ひゃく) |
102 |
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塵(じん) |
10−9 |
| 十(じゅう) |
101 |
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埃(あい) |
10−10 |
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