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特 定 の 島 の 本

北海道・日本海の島
書名 著者 出版社 評価 コメント
無人島は語る 林知己夫 共立出版 ☆☆☆☆ 渡島大島に調査に行った科学者の共著による本。学術的な本で読みにくい場所も多々あるが、非常に興味深い内容である。一般人の渡島することの出来ない渡島大島についてこれだけまとまった情報を得られる本は他にない。
海女の島<舳倉島> F・マライーニ著/牧野文子訳 未來社 ☆☆☆ 今から約40年前の舳倉島に取材に行った著者が地元に受け入れられるまでの様子が面白い。当時の海女の写真も多数。訳はちょっと読みにくい。
隠岐の嵐−隠岐騒動ものがたり− 寺井敏夫 松江今井書店 ☆☆☆☆ 少々読みづらいと感じたが、これはぼくの歴史に関する知識が貧弱すぎるからだ。日本版パリ・コミューンとも言われるこの江戸時代末期の離島での画期的事件を、その背景・終息までを含めてまとめ上げた力作である。
津波に襲われた島で 今井雅晴 高文研 ☆☆☆☆ 奥尻高校の若い教師が書いた、津波とその影響の記録。等身大で本音を書いているのが好ましい。ちょっと考え方が若い気もするが、そこで背伸びしないところがこの本の特長でもある。
         

東京都の島
書名 著者 出版社 評価 コメント
東京近海・島の寫生紀行 横井弘三 博文館 ☆☆☆☆☆ 戦前の伊豆諸島や小笠原への旅日記。お台場、江ノ島から始まって、伊豆諸島、父島、母島に精力的に行った壮絶な旅の記録。著者は画家で、情感豊かな絵も多く収録されている。特に表紙の裏の、「小笠原母島夜景禮(礼)賛」と題する作品は感動ものである。当時の小笠原行きの船は月に一度の硫黄島行き。二航海ぶん、一ヶ月半の小笠原母島行きは、実は著者二度目の小笠原(前回は父島滞在)で、東京から母島まで海が荒れたこともあり一週間以上かかっている。今とは桁違いの重大な決心をして初めて実現した島旅なのだろう。旧字体・旧仮名遣いなのは別にしても多少読みにくい部分はあるが、記録としても非常に貴重かつ、読んで楽しいすばらしい本である。
ふるさとはヤギの島に 漆原智良 あかね書房 ☆☆☆☆ こちらは八丈小島の集団離島の物語。子供向けの新しい本だが素晴らしい内容を含んでいる。氏の作品、「黒潮の瞳とともに」とあわせて読むと感慨深い。集団離島から29年、とうとう鳥打の小中学校校舎が崩れてしまった前後の写真や、30年の節目を迎えて当時の島民が再び集まって全員で島に渡った写真、島が元気だった頃の運動会の写真もある。子供向けと言うことで、表現に多少の美化が感じられるけれど、これからの八丈小島への旧島民の夢を読むと目頭が熱くなる思いがする。
黒潮の瞳とともに 漆原智良 たま出版 ☆☆☆☆☆ 副題は「八丈小島は生きていた」。小学生高学年にも読めるように平易な文章で書いてあるので、ちょっとなんだか文章がかえっておかしい部分もあるけれど、素晴らしい本だ。ちょっとしたエピソードそれぞれに長編小説一本分の重みがある。
 内容はちょうど八丈小島の集団離島の頃、学校教師をしていた著者が、背伸びせず自分から見える範囲だけを淡々と綴った文章と、その25年ぶりの再訪記が重ねてある。
ひかりごけ 武田泰淳 新潮文庫 ☆☆☆☆☆ 短編集だが、一番目に収録されている、「流人島にて」は、八丈小島が題材となっている。武田氏独特の、なんともやるせない人間の心の内面を実によく表現した小説である。八丈小島と言うところをさらに知ってみたくなった。
伊豆諸島青ヶ島の村落構造と社会組織 鈴木正行 学文社 ☆☆☆ ちょっと専門的な青ヶ島の紹介。不満なのは、著者が現在の青ヶ島の明るい面を強調するあまり、問題点やそれに関する改善の試みなどについての記述が貧弱である点。文献からの引用が多く、ありがたいけれども、著者の意見が見えてこない。しかし、青ヶ島について、これだけまとまった本を、島外の著者が出したことの意義は大きい。
火の島のうた〜還住青ヶ島〜 山田常道 学藝書林 ☆☆☆☆☆ 青ヶ島の還住の物語を描いた長編。著者は青ヶ島の学校の先生を経て、青ヶ島町長を務められた方であり、その青ヶ島の描写は大変しっかりしている。ちょっと読みにくいのが玉に瑕だが、内容もなかなか感動的である。実際の記録にある部分と著者の創作の部分を分ける試みもある程度成功していると思う。この本は、青ヶ島の宿で借りて読んだ。吉村昭著の「漂流」(新潮文庫/鳥島に漂着した三隻の難破船の話)と、内容的に重なる部分があって、読み比べてみてもおもしろい。
火の島に生きる 三田村信行 偕成社 ☆☆☆☆☆ 小学生から中学生ぐらいでも読めるようにわかりやすく書かれた青ヶ島還住の物語。子供が読むことを念頭に書かれたとは言え、それぞれの場面は絶妙の筆運びで臨場感たっぷり。山田常道氏の「火の島のうた〜還住青ヶ島〜」より内容的にも深い。
島焼け 高田宏 新潮社 ☆☆☆☆☆ 青ヶ島還住の立役者、名主次郎太夫を主人公として、青ヶ島噴火から還住完了までを感動的に描いた本。人物描写はさすが高田宏で素晴らしい。綿密に計算され構築された様々なエピソードも、事実の重みをスポイルすることなく場を盛り上げている。
わたしたちの青ヶ島 東京都青ヶ島村立青ヶ島小中学校   ☆☆☆☆☆ 今年(H11)から改訂された青ヶ島小学校中学年の副読本を読ませていただいた。こんな贅沢に身近なことから社会勉強が出来るというのは素晴らしいことだと思った。好ましい手作り感覚とこだわりが感じられる。
火の島 新田次郎 新潮文庫 ☆☆☆☆ 鳥島の気象観測所閉鎖の顛末を書いた長編と、いかにも新田次郎らしい科学小説の短編ふたつからなる本。人間関係までが記号化されているようで、ちょっと薄っぺらな気もするが、鳥島の話はなかなか興味深く読めた。サラリーマンとしての上司のもとでの研究についても、考えさせられる部分があった。
鳥島 気象庁鳥島クラブ「鳥島」編集委員会編 刀江書院 ☆☆☆☆☆ 素晴らしい記録の本だ。鳥島は明治35年の大噴火で大きく地形が変わり住民125名が全滅、昭和14年〜15年の大噴火でも地形が変わり、集落は埋まってしまった(住民26人は避難して無事)。明治35年の大噴火中の火口の写真(!!!)や、有人島時代の島の写真、2回の大噴火で地形がどう変わったのかを地形図で比較してあったりと、興味が尽きない。
鳥を釣った話 米内金治 翰林書房 ☆☆☆ 父島と南鳥島で気象観測所長をされていた頃の記録。とくに南鳥島の話題は貴重であり興味深い。ただ、内容自体は表面的であり、つまらない。
海の痣 近藤精一郎 創芸出版 ☆☆ 南鳥島や鳥島、気象庁の南方定点北方定点、そして南大東島を舞台にした短編小説集。これらの場所を舞台とする本が存在すること自体は評価できるが内容はいまいち。定点モノはまだ読めるが鳥島や南大東島の小説は小説の体を為していない。
みくらの森は生きている 東京都御蔵島   ☆☆☆☆☆ 御蔵島の巨樹について豊富な写真と実地調査に基づき書かれた素晴らしい本。正確で、役立つ情報のいっぱい詰まったA2判の地図が折り込まれていて、これが御蔵島散歩の友に非常に有用。御蔵島の気候についてのくだりで、断熱膨張による温度の低下、などといった熱力学的な考察が出てきて驚かされた。
無人島長平物語 近藤勝 高知新聞社 ☆☆☆☆☆ さまざまな参考文献をもとにして著者が分析を加えた、貴重な「長平」漂流記。鳥島で12年と4ヶ月を過ごしたこと、途中1年半にわたりたった一人の孤独に耐え抜いたことを中心として、長平を讃える内容となっている。ただ、長平に焦点を絞っているため、周りの人たちや情勢に関する記載は不十分だと思う。青ヶ島ファンとしては帰還途中に寄港した、天明大噴火、八丈島避難後の還住への暗中模索状態にあった青ヶ島が、「そのころは僅か9戸の島だった。今は村となっているからもっと多くの人が住んでいるだろう」としか書かれていないのは、ちょっと不満である。
         

瀬戸内海の島
書名 著者 出版社 評価 コメント
瀬戸内離島物語 福島菊次郎 社会評論社 ☆☆☆☆☆ 山口県瀬戸内側の離島の、日の当たらない部分にスポットを当て、昭和20年代から島々を取材し足で感じた重い記録だ。写真がまた壮絶。
大往生の島 佐野眞一 文藝春秋 ☆☆☆ 瀬戸内の、あまりにも高齢化の進んだことで有名になった沖家室島を舞台にしたノンフィクション。なかなか考えさせられる内容だったけれど、ちょっと詰めが甘いような気がした。特に最後のあたりに東京の高級養護老人ホームが対比のために出てくるけれど、あれなんとかならんのかね。
孤島生活ノート 柴田勝弘 創芸出版 ☆☆☆☆☆ いままで読んだことのない種類の本だ。オモイツキで小さな島に民宿をはじめ、出来るだけエネルギーをかけない暮らしをする様子が書かれている。島人たちとのなんだかはらはらするような、しかしほのぼのとしたつきあい方も好感が持てる。
 ただ、ぼくはそんな生活は出来ないと思うが……。
         

西海・九州周辺の島
書名 著者 出版社 評価 コメント
竹やぶの小道を抜けて遠見に登ろう 朝長重信 近代文藝社 ☆☆☆☆

人口数十人の僻地離島、平戸の高島の小学校に昭和50年代前半に赴任した教師の記録。どちらかというと記録と言うよりも著者の経験から得られた考えを述べた内容であり、僻地の教育がいかにあるべきか、ムラとのつきあいをどうするべきか、いろいろ考えさせられる。僻地教育に当たる方々には参考書にもなるだろう。
ちなみに題名は平戸市立野子小中学校高島分校の校歌の一節。倍賞千恵子さんも歌ったというすばらしい校歌である。
平成14年、この島が、挙島離島、無人島化を選んだという記事が新聞の片隅に載った。実に残念だ。またひとつ、文化が日本から消える。

軍艦島グラフィティ むらかみ ゆきこ 不知火書房 ☆☆☆☆☆ 絵本である。すばらしい絵本。表紙の裏には昔の写真も多数ある。軍艦島こと、端島に生まれ育った著者の思い出を綴った文章。ほのぼのとした絵。
軍艦島・海上産業都市に住む 伊藤千行-写真・阿久井喜孝-文 岩波書店 ☆☆☆☆☆ これも集団離島の物語。軍艦島という異称で知られる端島の写文集だ。元島民が趣味で撮影し続けていた軍艦島が元気だった頃の多数の写真と、建築に造詣が深い著者の建物にたいする綿密な考察から成る本。軍艦島の特殊性とエネルギーがこれでもかと言うほど伝わってくる。台風時の写真は凄いの一言。
よう診ておくれまっせ 萩原仁 てらぺいあ ☆☆☆☆ 離島医療について、どちらかというとこれから離島医療に向かおうとする医者相手に書かれた本。専門的な部分もわかりやすく書かれていて読めるが、やはりこの本の白眉はその島、鷹島、あるいはそこに住む方々とのつきあい方であろう。
先生助けて 西秀人 南日本新聞開発センター ☆☆☆☆☆ 離島医療としてその頂点にある島のひとつが甑島ではないだろうか。その甑島の医療システムを作り上げてきた医師たちを見つけてきた物語。著者はその甑島の医師を探し続けて25年。その間の失敗談やかけがえない出会いなどが簡潔な文章で淡々と書かれている。
         

薩南の島
書名 著者 出版社 評価 コメント
道之島紀行 榮喜久元 丸山学芸図書 ☆☆☆ 道之島とは、琉球とヤマトを繋ぐネックレス状に連なった島々。その島々の地名などにこだわった調査の記録。特に「坂」に関する記録はエネルギーを感じる。ただ、読みづらい本だ。
南の島に行かないか 根岸泉 南日本新聞開発センター ☆☆ 副題は、「離島の中の離島・口永良部島」とある。内容はともかく、口永良部島の本ができた、と言うところが嬉しい。ただ、内容的にはちょっと消化不良の本である。特に前半がいけない。もう少し掘り下げて書いていただきたかった。
吐喝喇へ−。 清水哲男・今村治華 渕上印刷株式会社 ☆☆☆☆☆

ノンフィクションの作家、清水哲男氏のトカラ各島への駆け足旅の記録と、「島あるきライター」、今村治香さんの悪石島一週間の旅記録。村の息のかかった本のようだったので、あんまり期待せず読み始めたのだが、いずれもなかなか面白く読める。村の行政への批判まで書いてある。

吐喝喇 瀬尾央 山と渓谷社 ☆☆☆☆☆ すばらしい航空写真や島の写真と、深く読み応えのある文章から構成された写真集。トカラに少しでも興味のある方なら、これをぱらぱらめくればその世界に引き込まれること間違いない。
ふるさととは何か 西日本新聞社 未來社 ☆☆☆☆☆ 臥蛇島の集団離島とその周辺を扱った本。1973年発行だがまだ入手可能。まだ残るふるさととして対馬青海集落、自らふるさとを捨て開発に賭ける湯布院、そして捨てざるを得なかったふるさととしての臥蛇島を対比させている趣向は面白い。臥蛇島離島からそんなに経っていない時期の取材であるため、すべての離島家族の追跡取材を成し遂げている。ときどき、このころに書かれた地方取材ものの常として、記者の地方風俗にたいする蔑視が感じられ鼻につく(特に青海集落取材の部分)が、この本の場合はその度合いは少ない。写真にも貴重なものがあり、臥蛇島離島の石塔に書かれた碑文の写真は見るものの心を打つ。
十七年目のトカラ・平島 稲垣尚友 梟社 ☆☆☆☆ ディープに島に浸ることを目的に来た島にいたたまれなくなって飛び出し、それ以来行きづらくなっていた島への再訪記。昔の島と今の島。
密林の中の書斎 稲垣尚友 梟社 ☆☆☆☆☆ むかし住んでいたトカラ列島平島へのほぼ2度目の再訪記。熱い血を持つ著者が、熱い島民と交わす様々な会話や挨拶から生じる心の動きなどが、熱く語られる。
棄民列島・吐火羅人国記 稲垣尚友 未來社 ☆☆☆ この本は上記2冊に比べ、なんだかちょっと歯切れが悪い内容となっていて、文章もちょっといただけない部分も多い。しかし、内容は大変興味深く読める。
悲しきトカラ 稲垣尚友 未來社 ☆☆☆ これはこれでいい本であるが、この本の狙いであるとはいえ、視点が狭く、この本だけ読んでも面白くない。ただし、ほかの本とあわせて読めば、ほかの本では余りふれられていない著者の心が書かれていて、すばらしいと思う。
吐火羅国 稲垣尚友 八重岳書房 ☆☆☆☆☆ 筆禍といわれるもとになった本。のびのび書かれていてすばらしい本で、稲垣氏の本の中では一番ではないかと思う。ただし、再訪ものはイイタイコトがまったく違うので違った良さがあるけれど。
海上の集落 稲垣尚友著・大島洋写真 ナツメ社 ☆☆☆☆☆ 幻の稲垣氏のトカラ本。古本屋で入手した。筆禍事件のあと稲垣氏が島を逃れ出てから書いた本らしい。文章もいいけれど、写真がいい。写真にキャプションをつけると言うことが、如何に邪道であるかと言うことをこの本は教えてくれる。
火山は生きている 青木章 あかね書房 ☆☆☆☆☆ 小学生向けの図鑑のシリーズだが、写真の過半は諏訪之瀬島である。著者の火山に対する並々ならぬ情熱が伝わってくる本。
離島トカラに生きた男
第一部/第二部
中野卓 御茶の水書房 ☆☆ 非常に読みにくい本だが、内容には興味深い部分もある。小さな島の中の集落どうしの反目、米占領下のトカラの密航船の暗躍などは興味深い。
         

沖縄の島
書名 著者 出版社 評価 コメント
楽園の花嫁〜宮古・来間島に渡った日々〜 砂川智子 ボーダーインク ☆☆☆☆☆ ちょっと沖縄病入った著者が、沖縄の離島の旦那さんと結婚し、その離島で暮らしながら書いた心の記録。くじけそうになったこと、楽しかったこと、なかなか素直に書かれていて好ましい。また、ちょうど来間架橋の時期の記録であり、その記録としても貴重である。文句なく応援したくなってしまう。
透きとおった魚/沖縄南帰行 大竹昭子 文藝春秋 ☆☆☆☆☆ すばらしい。著者はナイチャー(内地の人)であるが、見事に沖縄の精神文化に触れている。ただ表面だけでない沖縄賛歌であり、沖縄の街や人や心への賛歌でもある。池上永一著「風車祭」にも通じる世界を扱ったエッセイ。
子乞い〜八重山・鳩間島生活誌〜 森口豁 マルジュ社 ☆☆☆☆☆ 離島の様々な問題点を深く掘り下げ、その中でひとつの山場を的確に切り取ったすばらしい本だ。鳩間島に何十回と通い詰めた著者ならではの人物描写もしっかりしている。
しかしやはり、どうしても、この手の本は赤裸々に島びとの生活や心の「一面」を浮き彫りにしてしまうので、島民からは槍玉にあげられるようだ。
鳩間島で、宿の庭先でモバイルギアを使って、ある原稿を書いていたら、
〜にいさん、何か書いてるけど、この島のことを本に書いたりはしないのだろうね?
と、宿のオバアに聞かれた。(本当はウチナーグチ)
〜いえ、そんなことはないです。これは完全なぼくの趣味です・・・。
〜かかんでいいことを書く人がいるからさぁ。ちょっと不安になったさ。
やはり、島びとのことを考えると、島のことをいろいろ書いたりするのは難しいのかもしれない。
楽園を作った男 森本和子 アースメディア ☆☆☆☆☆ 由布島の開拓、挫折と、植物園としての再出発を、その仕掛け人である西表正治さんを主人公にして生き生きと描いた好ましい本。話の筋よりも、その人となりがあつく語られているところがいい。もっと話を聞いてみたい、と思わせる控えめな事実描写が、逆にこの作品を好ましいものにしている。なお、この本は大下島の民宿のご主人に紹介していただいた本。島人が、他の島のことについて興味を持って本を読むと言うことは素晴らしいことである。
         

その他、海外の島
書名 著者 出版社 評価 コメント
北方四島紀行 井出孫六著・石川文洋写真 桐原書店 ☆☆☆☆☆ 北方四島をなるだけ客観的かつ現実的に捉えた紀行。北方四島の現状を知る数少ない本のひとつで、内容の質も高い。
地域の未來と子供の未來 服部晁夫 農山漁村文化協会 ☆☆☆☆☆ 愛知県佐久島の教育の物語。同島の学校の校長先生をされた著者がどのように島の教育を盛り上げてきたか、ということが生き生きと書かれている。佐久島という島はこの独特の教育の成果か、最近大変興味深いイベントなどを島民自ら主催していて興味が尽きない。
         


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