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「島を歩く〜伊豆諸島・小笠原〜」1981 ゆう出版局 絶版
伊豆諸島・小笠原のちょっと変わった観光ガイドブックです。宿泊アドバイスのページをひとつとってみても、やれ、宿の門限を守れ!だとか、宿の人へのあいさつ、忘れるな! ……こんなガイドブック初めてです。まったくこまごまと、うるさくはあるのですが、そういうところに「島が好きだ、島の人が好きだ」と言い切る河田さんを感じてしまうのです。
いたるところに河田さんを感じながらも、読み終わったころには、彼女はどこへやら、もう私だけの島旅の夢が広がっていました。
(清水良子/あいらんだあ11号/1981)
「島が好き 海が好き」1986年 新潮社 絶版
「無名の、新人の、書き下ろしの本が新潮社から出るなんて、10年に一度のまぐれ!」
というのが、巷のゲバ評です。
「どうしても島の本を出したい!」
と頑張ってくれた担当編集者の力があってこそ、上梓できる本です。
「なんとか、合格!」
まで、二年半、かかりました。でも、できたぞ、万歳!
出てくる島は、マーシャル諸島と八丈島と奄美諸島ですが、お話は、ただの旅好きの女の子だった著者が、19歳で沖永良部に行き、島に目覚め、島に通うようになり、島を仕事にする「島旅専門家」になるまでの物語です。
島が好き、海が好きな人にはもちろんですが、島に住んでいる人に読んでいただきたい気持ちで書いた本です。
自分のことをあんまりいっぱい書いてしまったので、只今、本恐怖症です。6月以降は本屋さんの前を数メートル迂回して逃げるつもりです。
(河田真智子/あいらんだあ26号/1986)
「島からの手紙」1986 クロスロード 入手困難
ぐるーぷ・あいらんだあが発足して8年、その間に多くの手紙を受け取ってきました。
そんな、本物の手紙文を集めた本ができあがります。
『あいらんだあ』別冊として『手紙集』をつくりたいと話していた夢が、クロスロードのお誘いで、早々と実現してしまいました。
この本の中には、ぐるーぷ・あいらんだあの活動、島の本を送る活動、写真展、Tシャツ作りのことなども、紹介されています。
この本を読んでいただくと、河田真智子自身の島との関わり方はもちろんですが、ぐるーぷ・あいらんだあの目指すものが何であるのか、そして島とは何かということを、創った文章ではなく、手紙文というありのままのノンフィクションで感じていただけると思います。
(河田真智子/あいらんだあ27号/1986)
「島旅の楽しみ方」1997 山海堂 1680円
初めての海外旅行はフィリピンで、パラワン島を訪れた。
「子ども一人の命より牛一頭の方が大事」
と、聞いた。何故なら、畑を耕すカラバウが死んでしまったら、10人の子どもの食べ物が買えなくなってしまうから。
一冊の本を作るのに、一体、何本の木が必要なのだろう。本を作るために森林が失われてゆくとしたら、そこに住む子どもの命も縮めてゆくのだと、聞いたことがある。
普段はパリパリと紙を無駄にしているくせに、本の執筆依頼を受けるとこの話を思い出す。まして自分が書けるテーマではないなと思うと断る。
5年間やった障害児を育てながら仕事もしていきたいお母さんのネットワーク「マザー・アンド・マザー」の代表を次にバトンタッチして、ちょっと身が軽くなるタイミングだった。
山海堂の編集者、中村研太さんの話を聞きながら、
「フーン、こういう若いお兄サンと本を作るというのも、気が楽でいいかもネ」
と、思った。(こういうのを魔が差した、と言うのですネ)
時が経つにつれて、編集者が書き手に求めているものがわかってきた。
「自分のために書くのではなく、これから島旅を楽しみたいと思っている人に、島の入り口に立ってもらう、その方法を伝える本、心が優しくなれないと、書けない本」
なんだ、確かに、島旅に関してのそういう本、なかったネ。
研太お兄さんも、しぶとい奴で妥協しない。だから、だんだん心の限界への挑戦になってしまった。
デザイナーの大野敏さんも「優しさ」に妥協をしない。だから本づくりの最後の表紙の打ち合わせは(夏帆が家にいる夏休みで)、デザイナーと編集者と私の三人で、かわりばんこに夏帆を抱っこしながらやった。
フウ〜。
優しい本に、なったか?
(河田真智子/あいらんだあ74号/1997)
「南の島へ とびきりの感動に出会う旅」2001 三笠書房 王様文庫 580円
とうとう出ました、河田真智子さんの「島旅」観が、今まで以上に表現された、島旅入門書。非日常としての島旅への方向性は、ぼくの島旅と共通するものが多い。海外が中心だけれど、伊豆大島などの話も少し出てくる。そして、美しい島々の、そして島人たちの写真。ため息が出る。
(渋谷篤/ホームページ/2001)
「「島旅」の楽しみ方」2001 三笠書房 王様文庫 580円
文庫版の「島旅の楽しみ方」。写真も載っています。
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