6. 転覆!カヤック初挑戦の巻
今年の夏のテーマはズバリ!「水に親しむ」
98年、今年の活動のテーマをなんとなく話し合っていたとき、「やっぱり水に親しまなあかんな!」ということでなんとなく落ち着いた。そうすると「やっぱりカヌーやね!」という話で短絡的に結論が決まった。それからいつもの調子で突如として「カヌー初挑戦隊」が編成され(...といってもいつものメンバーだけど)、長野県の青木湖で「リトルアドベンチャー」というところがカヌーの講習をやっているという情報を得た。
初めて知ったことだが、カヌーとは一般的に「カナディアンカヌー」のことで、私たちのイメージしていた「カヌー」とは、実は「カヤック」と言うことが分かった。バカの一つ覚えで「カヤック、カヤック...」と連呼しつつ4人は青木湖へ向かった。
カヤックは暑い!
7月24日深夜、仕事が終わってから集まり、夜の高速を走る。出発が遅かったせいか(いつものこと)、青木湖に到着したのは....遅刻でした。大至急着替えを済ませ、スマンスマンといいつつ準備運動。基本的操作を教えてもらうと、さあ、実際の講習である。
ライフジャケットを身につけ、カヤックに乗り込む。水の上なので安定しない。それでもなんとか乗り込むとよく言われていることだが、ホントに「水すまし」になったようである。それも初心者マーク付きの....。水に慣れるという意味でしばらく不格好な水すましは湖面を右往左往する。簡単そうに見えるが全然まっすぐ進まない。同じところをぐるぐるまわったり、くねくねと頼りない足どりを繰り返す。
水上の講習が始まる。パドルの使い方をもう一度水の上で復習し、先生の
後をカルガモの子供たちのように必死についていく。カルガモと違うのは子供たちがきちんと列を作って後ろをついていくのに対して、後ろについて行けず取り残され
たり意思とは全然違う方向に行ってしまい、とにかくバラバラだということだ。
時間が経過し、みんな曲がりなりにもまっすぐ進めるようになっていく。7月というのに水は思ったよりも冷たい。しかしカヤックに乗っている分にはパドルを伝って流れてくる少量の水ぐらいしか体にはかからない。スプレーカバーをつけているのでカヤックの内部には水が入らず、さながら蒸し風呂のようである。あまりにも暑いので湖の水を体にかけるが焼け石に水(?)。すぐに暑くなってくる。こんなにカヤックが暑いものだとは...
しばらくすると、脱出のお時間となった。カヤックをする上で「沈(ちん)」は避けられない。エスキモーロールなどで復活できればいいのだが、そんな技術もあるわけがなく、皆真剣な面もちで脱出についての講習を聞く。
「だれかやってみるひとー」の先生の声でみんなの顔が引き締まる。一人がやり始めると次々にトライするものがあらわれた。僕も「せっかくきたんだからやらなあかんな」というわけで、トライすることにした。
沈は鼻にくる...
人のカヤックにつかまり、艇をロールさせて体を半分だけ水につける。水は怖くないにしてもちゃんと脱出できるだろうか?スプレーカバーは以外にぴっちりと固定されているのでちゃんととることができるか一抹の不安が漂う。「えーい!いてまえー!!」。体を水の中に沈める。上下が逆になり、湖面がやけに明るく見える。息さえできれば沈んでることを忘れるくらいだ(...そんなわけないやろー!)。スプレーカバーに手をかけ、思い切り引っ張る。あっけないほど簡単にはずれてしまった。次に足を艇から引き抜かなくてはならない。落ち着いてぬけようとするが鼻に水が入ってきて痛い。しかもライフジャケットの浮力が邪魔してなかなか思うようにぬけない。必死の思いで足を抜き、浮上する。空気のなんとうまかったことか。それにしても鼻に水が入って痛い...
カヤックを水際までひっぱり、ひっくり返して水を出す。そうしてやっと復活!全身ずぶぬれなので涼しさが心地よい。怖いものがなくなった僕はまわりのひとに迷惑をかけつつ暑さしのぎも手伝って人に水をかけ始めた。その
後は....水攻撃の修羅場になったことは...言うまでもない..
3時間の講習ではあったが、思う存分楽しむことができた。
心地よい疲れを感じながら、本日の宿、木崎湖温泉のやまか荘へと向かう。とても庶民的で良いところであった。
雲上の世界へ
天気は快晴。山歩きには絶好の日和である。八方のゴンドラリフト「アダ
ム」、その上のリフトを乗り継ぎ、とりあえず八方池をめざす。大阪へ帰らなくてはいけないのであまり時間がない。ノーテンキな4人はあまり気にせず上へ上へとのぼっていく。高山植物が可憐な花を咲かせ、思わずたちどまってしまう。もともと好奇心旺盛な4人。普通の人が歩くよりも何倍も時間がかかる。つまり、道草ばっかり食ってしまうわけですねー。
雲の上の雄大なパノラマを回りに感じつつ第一ケルンに到着。時間を見ると、八方池まではちょっと厳しいかなーという時間。まあなるようになるやろ、というわけでさらに上に歩く。しかし時間はやはり厳しくなり、第二ケルンまでのぼって下山。八方池見たかったー。シクシク。
のぼりでは考えられなかったハイペースで下山し、車に乗り込む。楽しかった休みも終わりで明日からまた仕事が待っている。休みが取れたらもっとゆっくり来れるのに...と後ろ髪引かれながら八方を後にする。今度は八方池までのぼろう。そして、リバーカヤックへの挑戦を胸に誓うのであった。