3.  大学卒業記念、冬の太平洋は君を迎えてくれたか?

 

大学卒業記念旅行しよーかー

 卒業を間近に控えた平成8年2月、発作的に集まった7人のメンバーによる卒業旅行が突如開始された。メンバーはあつし、あいあい、あーちゃん、ぴぐ、めぐみ、しゅう、そして僕。西宮のあいあいの家で合流し、甲子園浜のフェリー乗り場へと向かった。渋滞のせいで予定は大幅に遅れ、フェリーに乗れたのは昼過ぎ。それでも我々は希望を胸に海原へ第一歩を踏み出したのであった。
クリックすると拡大しますクリックすると拡大します フェリーの上は風が強く、ヘタをするととばされそうだった。楽しい気分で私たちはその風を使ってつかの間の空中浮遊を楽しむ。
 予定では鳴門の渦潮をみて高速をひた走り、高松で一泊をする予定だった。しかし時間は無情にもどんどんながれ、渦潮の見学もできないままやっとの思いで坂出のかんぽに到着したのであった。
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うそつきは大騒動の始まり

 翌朝、2月2日、太平洋へでるべく高速をとばす。今回の旅のタイトルは「君は冬の太平洋に何を見る」。冬の太平洋を前に卒業に臨む心境やこれからの抱負などをみんなで語ろうじゃないか、それも足摺岬で...というのが今回の柱となるはずであった。しかし天は我々を見放した...
 高速を走っていると、な、なんと、川之江JCT(ジャンクション)から先は雪のため高知自動車道が通行止めとのこと。なんてこったー!四国で雪の影響を受けるなんて考えてなかった。今走っているところはまったく雪がないのにー!!この分では国道を行くにしても厳しそうである。そこで急きょ太平洋側へ行くのをあきらめ、松山へ向かうことにした。旅のタイトルはいきなりコケてしまったのである。
 しばらく走行すると、川之江JCT手前の大野原IC付近で渋滞が発生。まったく動かなくなってしまった。情報はまったく入らず、イライラがつのる。業を煮やしてあーちゃんとあつしが徒歩で前方に偵察に行く。トランシーバーをもっていたので偵察隊と連絡を取りつつ状況を聞く。すると....
 「ヘリコプターが墜落して今事故処理してる」との返事。「!!!!」。これは一大事である。どうりで車が動かないはずだ。そういえばさっき上を旋回していたヘリコプターの姿が見えないが....。後方にいる私たちはその言葉にオドロキを隠せなかった。
 
車は依然動かず、後ろの観光バスのバスガイドさんもおりてきた。「なにかあったんですかねぇ」、とガイドさん。「いやー、ヘリコプターが墜落しているらしいですよー」。「ええっっ!!?」周りにいる人もそれを聞きつけ、大騒ぎとなった。
クリックすると拡大しますクリックすると拡大します そんなことも知らず2人は偵察から戻ってきた。あとで分かったことだが、ヘリコプター墜落騒ぎは全くのウソだった!!回りじゃ大騒ぎだったのに。
 実際は路面確認のため(雪でうっすらと路面に雪があった)通行止めにしていたらしい。人騒がせな。まわりのみなさんごめんなさい。
 通行止めも解除され、車は快調に走り出す。松山に着いたのは夕方であった....道後温泉で汗を流す。

 

いざ、因島へ

クリックすると拡大しますクリックすると拡大します 2月3日、松山をあとにした一行は因島行きのフェリーに乗るため、今治へ向かう。途中、美しい海岸で車を止め、しばし海を見て旅情に浸る。しゅうの吹くトランペットの響きが砂浜に寂しく響く...
 
今治ではめぐみが都合により我々と離れ、一人電車で香川県の実家へ向かう。残った6名はフェリーに乗り込み、広島県は因島の土生(はぶ)港へと向かう。建設中の尾道−今治ルートの橋がその巨大な姿を我々の前にさらけだしていた。
 土生港から因島のあーちゃんの実家へと向かう。近くには万田酵素(だったかな?)の工場があった。万田酵素はなんでもすごい効き目のある薬で、アホでも東大に入れてしまうくらいの力があるとかないとか。野菜なんかも「うそやろー!」というくらい巨大になってしまうらしい。
 
クリックすると拡大しますあーちゃんの家につき、一同くつろぐ。心のこもったおもてなしで新鮮な海の幸がたくさん!寿司にふぐにもうシアワセなのでありました。

美作(みまさか)へ

クリックすると拡大します 2月4日、因島をまわる。因島大橋のしたでバカなことをし、白滝山にのぼり、因島を堪能したところで移動。大橋をわたり、車は一路岡山県美作の湯郷温泉(ゆのごうおんせん)へと向かう。湯郷のかんぽが本日クリックすると拡大しますの宿である。みんなつかれが出てきたと見え、車の中は静かになりがちである。くねくねと川沿いの道をひた走り、ようやく夕方湯郷温泉に到着。こちらも寒かったらしく、駐車場には雪がうっすらと積もっていた。

帰路につく

 楽しかった4日間もあっと言う間にすぎ、今日が最終日。しかし今日は帰るだけである。中国道を東へと向かう。卒業したらみんなばらばらになってしまう。こんなふうにまたみんなあつまってバカなことできるだろうか?

 そんな心配は無用だった....いつまでたっても同じようなことをしている。

 

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