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当院では、不妊症だけでなく、婦人科その他の疾患にも出来る限り対応しております。ほんの一例ですが、ご参考になさってください。
左右の卵巣を手術、でも妊娠(36歳)
15年前に、卵巣腫瘍手術(左全摘、右部分切除)。3年前結婚と同時に転居。生活環境の変化からか、月経不順となり、時々無月経にも。翌年から、専門病院にて治療開始しました。早期卵巣機能不全との診断で、ホルモン剤を使用して、タイミング法・AIH、そして2度の体外受精を行うも、すべて陰性に終わる(途中1度転院)。2年後夫の転勤で、横浜へ転居。2件の病院でかなり悲観的なことを言われていたので、最後のチャレンジとして「子陵」に通うことにしました。
大きな手術を受けておられた為、排卵誘発剤にも反応が悪く、お医者さんもお手上げ状態でした。私は、卵巣はもちろんですが、多くのストレスが身体全体のバランスを乱していると判断しました。4診後、早速月経の内容が改善。3ヶ月後から自力で排卵できるようになりました。その後は一進一退を繰り返しながら改善、その間毎月タイミング法・AIHを続けられました(ホルモン剤は使用せず)。初診から13ヶ月、AIHで陽性反応、心拍も確認された、との報せを受けました。お医者さんも「あなたが、ここまで良くなるとは思わなかった」とおっしゃったそうです。
あきらめずに、治療を継続して頂けた事に感謝します。
閉経が近づくも妊娠(44歳)
結婚して10年、7年前第1子出産(治療歴あり)。2度の転院の間に、10数回体外受精を行うも陰性。1年前より右卵巣が機能停止、左も誘発剤への反応が低下し、これまでより採卵出来ないことが多くなる。このままでは閉経してしまうと悩んでいた時、こちらの患者さんに紹介されました。
失礼な言い方ですが、かなり卵巣機能が低下しており、卵胞発育だけでなく、基礎体温表からは黄体機能低下も見られ「重症」と感じました。さらにご主人にも問題があり、体外受精しか選択できない状態でした。
ただ身体全体の状態は良く、治療後すぐに月経の状態が改善されたことから、年齢というよりも、度重なる不妊治療からくる「婦人科」の疲弊が原因と判断しました。週1回の治療を続けられて2ヶ月目、私の見込みは良い方に大きく外れて、次の体外受精で陽性反応。早期での流産を何度か経験されておられるので、心拍確認後連絡を頂きました。
おめでとうございます。
多嚢胞性卵巣症候群と高プロラクチン血症(31歳)
結婚して6年。結婚直後、夫の転勤で海外へ転居。その頃から月経不順となる。昨年帰国。婦人科検診を受けると、多嚢胞性卵巣症候群と高プロラクチン血症との診断を受け、テルロンと排卵誘発剤が処方される。3ヶ月前に陽性反応が出たのですが、妊娠は継続できませんでした。漢方薬も服用してたので、鍼もやってみようと、受診しました。
この方は、海外転居前は月経が正常であったことやその他問診結果からも、ストレスが最大の原因でした。お小水の状態にも気になる点がありました。排卵誘発剤を服用しないと無排卵のことが多く、高温期の状態も良くありませんでした。
初診から1ヶ月、ご本人の判断で誘発剤の服用を中止。次の月経から改善が見られ、プロラクチン値も正常値近くまで下がりました(テルロンの処方量は半減)。3ヶ月目、自力で排卵出来るようになりましたが、高温期の状態はまだまだでした。婦人科の検診でも基礎体温表でも、毎月正常な排卵が確認されていたので、引き続き高温期の調整を図っていたところ、7ヶ月目、自然妊娠されました。
チョコレート嚢胞・筋腫を乗り越え、待望の妊娠(35歳)
子宮内膜症がひどく5年前右卵巣摘出、その3年後子宮筋腫の手術を受けました。夫の状態も良くない為、自然妊娠はあきらめ体外受精に変更しましたが、なかなか妊娠できません。次の移植を1ヶ月後に控え、今回は出来ることは何でもやろうと、数件の鍼灸院に問い合せた中で、先生だけが「そんな数回では無理です。他院へどうぞ。」と断られました。先生の説明に納得できたのと、安易に引き受けられなかった事もかえって気になり、その場で受診を決めました。
身体を整えるにはどうしても2〜3ヶ月は掛かります。数回の治療ではとても無理です。この方は2度の手術に加え、元々ストレスの影響を受け易いタイプで、様々な症状が出ていました。婦人科も例外でなく、月経も基礎体温表も良くありませんでした。全身の調整を中心に、徐々に婦人科への働きかけを増やしました。2ヶ月目位から冷え性や便秘といった症状が消え、3ヶ月を過ぎた頃には婦人科も安定してきました。そして初診から半年、嬉しい報せを受けました。安定期以降は、出産に向けて月に1度の治療を続けられ、無事に元気な女児を出産されました。
鍼灸と漢方薬だけで自然妊娠(39歳)
5年前にチョコレート嚢胞が見つかり、内膜症があると妊娠しにくいと聞いていたので、不妊治療を始めました。2度の体外受精はうまくいかなかったので、まず身体を整える事に重点を変更、不妊治療はしばらく休むことにしました。取りあえず漢方薬を飲み始め、他の方法を模索していたところ、こちらが「不妊専門」と知り、試してみることに。
ご本人は順調と判断されていたようですが、基礎体温表も月経もとてもいい状態とは言えませんでした。身体の冷えも強く、病気ではないのですが、身体のあちこちにバランスの悪さが見られました。6診目で冷え性が改善、7診目で低いなりにも高温期が安定する。19診目からはお手本のような基礎体温が続くようになり、ようやく月経も改善しました。予定通り身体のリセットが出来たと考え、その後は体調を診ながら治療を続けたところ、7ヶ月目(32
診)で妊娠報告を受けることが出来ました。
月経が来ない(30代)
月経が不順で、ホルモン剤や漢方薬を使用して月経を起こす状態が長年続いていました。結婚して家庭を持ちたい思っており、このまま薬に頼っていてはどうなのか悩んでいたところ、たまたまこちらが「婦人科」専門と知り相談に伺いました。鍼灸に対する不安もあり、ホルモン剤併用の治療をお願いしたところ、「鍼灸は、身体を本来の状態に戻し、正しく作用させることが目的です。今お使いのお薬は、鍼の作用とはちょっと合わないので薬を飲み終えてからいらっしゃい。」と言われました。鍼灸がどこまで信用できるものかずいぶん悩みましたが、今まで薬の作用はその時その周期だけだったので、思い切って鍼に専念することにしました。
この方の場合、ひと目で、元々弱い部分が判りました(中医学的に)。それに様々な要因が重なり、婦人科を悪化させていました。基礎体温表から、無月経の月もたびたび見られ、とても不安定な状態でした。冷え性が強く、お小水の状態も気になる点がいくつか有りました。まず全身の調整、それに「弱い部分」を助けるように施術しました。私の予想に反し、2診後(2ヵ月後)自然に月経がありました。(重症に見えたので、もう少し掛かると判断していました。)その後も毎月正常に月経が来ています。月経や基礎体温表の内容はまだまだ十分なものではありませんが、月毎に改善が見られるので心配ないでしょう。
子宮内膜症(チョコレート嚢胞)(30代)
20代から生理痛が激しくなり仕事も休みがちでした。3年前内膜症が見つかりましたが、痛みは薬で一応我慢できるので、そのまま放置しておいたら1年後に拡大、さらに他の臓器との癒着も起きていると診断されました。お医者さんからは「早く妊娠するか、手術しましょう。」と言われています。まだ結婚もしていないので、鍼灸で何とかならないものかと思いました。
この方は、ストレスや冷え性が強く、それが職場環境でさらに増幅しているような状態でした。そのため生理の状態はひどく、不正出血までありました。でも中医学的に見ると、典型的な症状です。そこで、表に出ている症状と裏に隠れている原因を取り除くため、全身の調整を中心に、婦人科への働きかけを加えて月1回の治療を続けています。取りあえず、生理痛はかなり軽減したとのこと。半年後との検診でも、内膜症自体も癒着も全く悪化していないことが確認されています。お忙しい方ですが、もう少し集中して治療できればと思います。
臨月なのに逆子に(30代)
7ヶ月目に逆子になり、お灸で正しい位置に戻してもらいました。それなのに予定日直前になって、再度逆子に。帝王切開の日程まで決められてしまい、パニックになりあわてて駆け込みました。
予定日直前になると胎児が動けるスペースが少なく危険も伴うので、出来れば避けたい時期なのですがうまくいった例です。お灸を相当数行い、鍼は補助的に打ちました。夜中にかなり動いたそうです。1度の施術で正常な位置に戻り、無事に普通分娩となりました。後日元気な赤ちゃんと来院された際に、産後のケアにもお灸を勧めました。逆子に対する施術は部分鍼です。早めにいらしてください。1〜3回で改善する例がほとんどです。
子宮下垂・子宮脱(50代)
お風呂で体を洗っていたところ下腹部に違和感をおぼえたので、注意して触ってみると卵のようなものが出ていました。婦人科で診て頂いたところ、子宮が下がってきて、出掛かっているとのこと。「閉経後の子宮は不要だから取りましょう。」と言われたのですが、踏ん切りがつかず、知人の紹介で相談しました。
内臓を支える筋肉の衰えと、気のバランスの乱れが原因と考えました。子宮は後ろから下がらないように靭帯で引っ張られ、下側でも支えられているのですが、加齢などで下がり易いのです。それに伴い、膀胱が下がることもあります。重いものを持ったり、冷え性の人がなり易い疾病です。全身を調節して気のバランスを回復させ、部分的に若干強めに刺激を与え、さらに温めました。12回の治療で元の位置に戻ったことが婦人科でも確認されました。ただ筋肉の衰えまでは回復出来ていないので、骨盤底体操を続けて再発予防に努めてもらってます。
乳がん手術後の倦怠感(40代)
1ヶ月前から風邪の症状が治まりません。咳が続き微熱もある、全身がだるい、胃がむかむかして食欲もありません。5年前に乳がんの手術を受けてから体調がすぐれない日が多いように思います。抗がん剤治療は1年前に終わっているのに、白血球数は減少、生理も止まったままです。再発の心配と少しでも体調が良くなればと思い受診しました。
痩せて青白い顔で受診されました。良く眠れないとの事。全身の調整だけでも十分回復できますが、この方には免疫力に重点を置き治療しました。2診後咳が止まり食欲も出てきました。5診後月経があり、これにはご本人もビックリ。お医者さんからは「もう月経はないでしょう」と言われていたそうです。また検査の結果白血球数も正常値に戻ったことが判り、一安心です。
リウマチの痛みで夜も眠れず(40代)
2年前指の関節が腫れ、検査の結果リウマチと診断されました。薬のおかげである程度症状は抑えられているのですが、3ヶ月前から右肘及び左膝の痛みがひどく杖が手放せません。寝返りのたびに痛みで目が覚めます。眠れない上に食欲も無く8kgも痩せてしまいました。痛みだけでも何とかならないかと思い伺いました。(6年前に胃がんの為胃の大部分摘出手術を受けています)
初診時、一見して病人だと判るほど痩せておられました。全身及び痛みが強い膝を中心に治療しました。1診後食欲が戻り、2診後膝の痛みが軽減、よく眠れるようになったとの事。5診後杖無しで歩けるようになり、お医者さんも大変驚き、リハビリ以外に何をやっているのか聞かれたそうです。リウマチ因子も正常値に近くなり、体重も元に戻りつつあります。ただ肘は骨破壊がかなり進んでおり、もう鍼でも痛みを軽減するのは難しいので手術を勧めました。
四十肩(40代)
2〜3日前、仕事中に突然痛みが襲ってきました。あまりの激痛に夜も眠れず、仕事はもちろん日常生活もままならなくなりました。動かす時だけでなく、腕の重みさえ痛みを増幅するようになり、たまらず友人の紹介で伺いました。
四十肩は誰にでも起こりうる症状です。痛みそのものは我慢できる程度ならば、数ヶ月で治まりますが肩関節が動かしづらくなり日常生活にも支障が出ます。必要な経穴と特に傷む点に深めに刺鍼しました。症状が重かった為か、痛みは翌日まで残りましたが、翌々日の夜嘘のように痛みが引き、その後2回の治療でほぼ完治しました。急性ほど早く回復します。この方は5年前反対側が四十肩になっておられ、いまだに痛みが残っていました。こちらは2〜3週に1回の治療で完治まで14回掛かりました。発症後直ぐに治療を受ることをお勧めします。
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