浄土真宗親鸞会 親子ネット
幸せを呼ぶ「和顔愛語」
「子供のほほえみはお金で換算すると、16000ポンド(約320万円)以上、チョコレートバーで2000本くらい」
そんな実験結果を、イギリスの科学者が公表して話題となりました。この調査は、対象者に様々なものを見せ、その時の脳波や心拍数の変化を測定したもののようです。
何かものをもらうより、ちょっとした笑顔を見せてくれるほうが、どれだけ安心し、心が喜びにあふれることでしょうか。
まさに、お釈迦さまの教えられる「和顔愛語」の布施行です。

仏教では、物やお金に恵まれていなくても、心さえあれば立派に布施(親切)ができると教えておられます。『雑宝蔵経』に説かれている「無財の七施」です。
○眼施
○和顔悦色施
○言辞施
○身施
○心施
○床座施
○房舎施
一つずつ、説明していきましょう。
第一の眼施は、優しく温かいまなざしで、周りの人々の心を明るくするよう努めることです。
「目は口よりも物を言う」とか、「目は心の鏡」ともいわれますが、人間の目ぐらい複雑な色合いを映し出すものはありません。その目にたたえられた和やかな光は、どんなにか人々を慰め、励ますことでしょう。
とくに過失を犯して悲愁に暮れている時などは、更生への愛撫となりましょう。
次の和顔悦色施とは、優しいほほえみをたたえて人に接することをいいます。
心からの美しい笑顔こそまさに人生の花。純粋無垢な笑顔に接する時、一瞬、人生の苦労を忘れ、生き甲斐さえ感じます。
笑顔は周囲全体を和ませ、トゲトゲしい対人関係をスムーズにするのです。
「主婦の笑顔は家庭の光」ともいわれます。女性の明るい笑顔が、一家の盛衰のカギをも握っているといえましょう。