こころの病について
| こころの病とは何か | |
| こころの問題や症状が起こるのは、その人がおかれた環境(職場、学校、家庭など)での、ある状況(人間関係や孤独など)のために、その個人に過剰な精神的なストレス(負荷)がかかっていたり、また(または、その上)、そのような精神的なストレスに対処するのに、不適切な考え方(こだわり)ややり方(習慣)を行っていたりするような場合です。 そのようになる背景としては、精神的なストレスを受けやすいような体質や性格(たとえば、神経過敏)とか、また、そのストレスにうまく対処するのにはあまり適していないような性格(たとえば、神経質)とかがあります。 |
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| こころの病を治すには | |
| 上記の考えから、症状や問題を根本的に解消をするには、一般的には、“環境や状況”が変わるか、“個人の環境や状況への対処のし方が変わる”こと(あるいは、両方)が必要になります。 “環境や状況が変わる”とは、たとえば、“精神的にストレスを感じていた苦手な上司が別の部署に異動になる”といったことです。“考え方ややり方が変わる”とは、“苦手な上司に対して、表面上は普通に接しながら、言われたりされたりしたことを気にせず、聴き流していくようにする”といったことです。 一般に、“環境や状況”を自分の力でコントロールすることはなかなか容易でないことのほうが多く、その点、自分の考えや行動を変えることのほうがより簡単です。それに、一旦“環境”が変わっても、将来、また同じ“状況”におかれるかもしれず、“自分を変える”ことのほうがより適応的な対策なのです。 |
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| 薬の効用とは | |
| こころの病に用いられる薬はすべて、“対症療法”のためのものでしかありません。つまり、症状を一時的に緩和したり、消失させたりするだけで、こころの病の原因を根本的になくすような働きはありません。 ただ、症状(問題)が個人に与える影響のために、二次的に別の症状や問題が起こったり、病状が複雑化して治りにくくなったりするようなことがあります。また、症状のために、精神的な余裕とか、冷静さ(客観的な視点)が損なわれ、症状や問題への対処がうまくできないままでいるようなこともあります。 このような場合に、薬で症状や問題を緩和させることができれば、それらの悪循環を解消させることで、症状や問題のより根本的な解消を達成するために道を開くことができると考えられます。 |
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