俳優としての岡田真善・・・




リトルナイトミュージック  
さて、彼の素晴らしい品性、それは訓練して身につけられるものではないだろう。
ただし、1999年、彼にとっての事件になったであろう、大きな舞台をこなしている。
スティーブン・ソンドハイムの最高傑作、リトルナイトミュージックである。
細川俊之との品性の競演とでも言おうか・・・。彼はヘンリックという役で、細川俊之演じるフレデリックの息子という設定。神学生だが、ほぼ年齢が一緒の、なんと父親の再婚相手!つまり、母親に恋心を抱き、危険な恋に悩みながらもまっしぐら!精神不安定な年頃、環境に置かれた青年を、親子の掛け合いの中で、素晴らしいまでに演じきっていた。
先日、細川氏とお仕事で御一緒した時、細川氏曰く、「彼は僕の息子ですよ。彼の演技には僕が責任を持ちます。ある人物と、僕は彼に関して1000万円の賭けをしているんですよ。でも、僕が勝ちますよ。」なんとも意味ありげな発言をし、スタジオを後にしていった。


細川俊之との競演  
彼には、そもそも、もとからあった育ちのよさみたいな品があったわけだが、それが特筆されるまでになったのは、この作品での細川俊之との共演があったからといえるだろう。
とにかく親子という役柄であったが、この親にしてこの子あり!という雰囲気、
この二人だからこそ成し得た品と品との繊細なぶつかり合い。彼はこのときに内在された品性を舞台の上で発揮して輝かせる手段を学んだのであろう。
この作品での細川俊之と岡田の掛け合いのシーンというのは、自分が観客席にいながらも、まさしく本当の親子を目の当たりにしているように錯覚してしまうほどで、彼がまさしく成長を遂げている瞬間だった。
本当に美しく、素敵だった。
再演はないものか・・・。


ミュージカル、白雪姫  
2000年の夏からは、7月の東京、三越劇場を皮切りに、ミュージカル、白雪姫の全国ツアーに主演として参加、今年も再演が続いており、その王子様役として、舞台の上で輝いている。2002年にも再演が決定されている。矢部美穂ちゃんと杉本彩さん、そして岡田真善!というメインキャストで彩られたこの作品、かなり大人向けになっているもので、涙してしまいます。
それにしても、日本で彼ほどまでに、王子様!と感じられる存在というのは、彼以外にはいないでしょう。彼には独特の本性があり、その品の良さと言うものは、岡田真澄というよりも、やはり細川俊之にちかいものがあるのですね。
彼の額から流れる汗は、キラキラと光り、優しくも、すがすがしい。
矢部美穂ちゃんのお姫様の現実感とあいまって、物語に吸い込まれていくような感覚を覚えるのです。現実離れした王子様ではなく、リアリティーある王子様を今後も続けていって欲しいものです。

楽屋での岡田君、お姫様の矢部美穂さん!




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