ToHeartを語る。

 1997年の、確か夏コミに出したコピー本に載せた対談です。
 題材はToHeart。当然まだPS版は「出る」という話すら無いころの話ですからPC版に限った話題です。
 「対談」という形式を取ってはいるものの、お察しの通り一人二役です。つまり、一人で書いています。
 書いている方は面白かったんですが受け的にはイマイチで(当たり前かも)、こういうニセ対談はこれ1回きりになっています。PS版が出たときに本物の対談をやりましたけれど、あれはなんつうかワケわかんない物になっちゃいましたし、それ以前に負担がでかすぎました。もうやりたくないです(笑)


しっぽ☆(し): 大学の機械科に通う4年生。Hゲームは数多くやりこんでいる。大学の先輩であるファウストにリーフのゲームを伝道した。趣味で小説を書く。
ファウスト(ふぁ): 大学院を中退。現在、某雑誌の編集者。あまりゲームはしないが、「雫」「痕」でリーフのゲームに限りHゲームにはまる。

し: 先輩、ToHeartは終わりました?
ふぁ: ああ、仕事の合間をぬってなんとか全員分は終わらせた。
し: 期待に違わず、良かったですよね〜、やっぱり。
ふぁ: う〜ん…。悪くはなかったんだが、なんつうかこう、いまいちだったな。
し: そうですか?
ふぁ: 誰がどこに現れるのか、決まってるとはいえ最初は分からないせいで、セーブしてはロードしてってのを繰り返さなきゃならないだろ? 「ゲームを攻略してる」って感じが凄く強くてな。いまいちのめりこめなかったんだ。結局、女のコの出現テーブルを早めにネットからダウンして、プリントアウトしてそれを見ながらやってたんだけれどな。
し: システムはともかく、中身は良かったじゃないですか、私、プレイしててまた泣いちゃいましたよ。
ふぁ: それは認めるよ。文章と絵、そして音楽の相乗効果による演出の見事さは相変わらずだったな。ちょっと聞いただけで下川氏の作だと分かる音楽も相変わらずだった。
し: え? どこらへんで分かるんです?
ふぁ: 本人も「さおりんといっしょ」で言ってたけれど、とにかく下川氏はアルペジオ(※)を多用するんだ。分かって来ると出だしの1小節で「あ、下川さんの曲だ」って気付くくらいでな。オレは勝手に「下川節」とか呼んでんだけれど(笑)。まあ、イヤミになるほどじゃないし、ゲーム音楽としてはじっくり盛り上げてくれる下川氏のやり方は間違ってないと思うんで、非難してるわけじゃないんだ。
し: 今回は、前2作とは打って変わって明るい話でした。人数も多いし。
ふぁ: 人も死なない、血も出ない(笑)。パッケージからしてさわやかな作りで、随分とイメージが違うよなあ。




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