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 陽 史明著
 発行 遊タイム出版
 大判(菊) 384頁
   本体 ¥4,700
   税込 ¥4,935



     
     
     
   
最新四柱推命理論 中級からの 『滴天髄』 (バイブル)

             全編ルビ入り・・・  付録・新四柱推命用語辞典 


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正誤表

 
P127 10行目 ーー 『忌神』木火  は   『忌神』火土  です。
 P196  4行目  −− 木1        は   木1.5        です
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 *命理・子平の基本である陰陽論で言えば、陽が主で陰は従です。
 *故に、男性が主で考えられています。
 *また陽日干が主で考えられています。
 *次に、「形全者」すなわち月支の神が日干に透っている者が主で考えられています。
 *それが「形象」です。日主が月令を得てこそ成となる「格」、独象・両神・全象・五気等
 *対するに「形缺者」すなわち月支の神が日主以外に透っている者、それが「八格の
  真」なのです。(単なる「八格」とは区別します)
 *「形全者」は剋洩を、「形缺者」は幇助を喜用神と為すのです。
 *その例外が「棄命従格」「従旺格」となります。
   
   『滴天髄』はそのことを順序立てて述べていたのです。
   「木を見て森を見ず」の論が多かったのは確かです。
  また火土同根の生旺墓絶で語られている時代の原文原注を『旺相死囚休』論のデ
      ータのままで解こうとしてもソフトが合うのかな、と長年苦労の私は今思いますが、、
      ところで老婆心でいいますと、例えば官殺旺強の命であろうが、大運旺運来たれ
      ば「形象」の成と並ぶ命運ですから、身弱と言って何の悲観も不要です。食神制殺
      もあります。日主強が食傷財官殺すべて喜神とも限りません。食神が制殺すれば
      死亡、という命『滴天髄闡微』にもあります。
      ということですが、私発明の自説などありません。誰にいただいたという訳でもなく、
      言ってみれば『滴天髄』のパクリなのです。あとは生旺墓絶論の『旺相死囚休』論
      へのアレンジでしょうか。ただ大きくヒントを得た書と言えば内田明道氏ではなく、内
      田勝郎氏の『陰陽五行入門』と藤原秀普氏の『四柱推命』ですね。



 補講『八格』

 原注にある「格之真者、月支の神、透於天干也」から
 *卯月戊己日にて天干に甲乙透れば問題なく官殺格の真で、原則喜用神は土の根か火の
   印です。(卯月蔵干乙、または甲乙)簡単に推せます。四柱推命は一見簡単。
 *寅月も同じく戊己土日にて甲乙透れば官殺格の真で、喜用神は火か土の根。
 *旺令の寅ですから、当然、と見ればいいです。
 *しかるに、旺は木なのに寅の蔵干(戊丙甲)の丙のみ透れば、印格。などと見る故に喜用
   神は不明となり、真であって真でない、となる。
 *では、戊土透れば如何に? 建禄・月劫格? 首尾一貫は?
 *「格の真者、月支の神天干に透る」は旺相死囚休論の旺の五行を指す場合のみ該当す。
 *旺令の神以外の丙戊では、書にいう「天干に散乱したる者」と同じ。喜用神不明。
 *では、戊己土日、甲透らずの寅月の格はといえば単なる官殺格。丙透り、他に午でもあれ
   ば喜用神ますます不明。
 *復習します。『滴天髄』にいう「形欠者・八格」の真なるものは推すに簡単なのです。
 *甲乙日巳午月、丙丁透れば「真の食傷格」喜用神の一は水。次いで木の根。
 *(巳中の)庚透っても無視、真の官殺格などと取っても意味なく、事象にも合わない。
 *旺令(本気の支)以外は透ると見ないこと。単なる格。
 *なのですが、実は卯月がすべて官殺旺で、寅月がそうでない、ということの矛盾からも、余
   気戊はじめ中気丙の蔵干に疑問あって当然では? また何より事象が合わないことが問
   題なのです。
 
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       最新四柱推命理論 中級からの『滴天髄』(バイブル)

 目次 
               まえがき
          
               はじめに

              第一章 知命のための序章 
              滴天髄(てきてんずい)』にみる四柱推命とは

            〔通神論〕 【天道・地道・人道・知命理気配合】

                  【天干・地支・干支総論】

              第二章      知命論
                 『滴天髄』にみる「格」「用神」取用法

                    第一項      「格」

                    第二項      「格」の思考過程 

                    第三項 T形象
                        U(方局) 

                    第四項 八格

             
  第五項       従化
                  従象
化象仮従仮化


                    第六項      順逆
                          順局・反局・戦局・合局・君象臣象・母象・子象

                         
              第三章      通変論

                  第一項『滴天髄』にみる通変 

               第二項『滴天髄』にいわれる官殺 

              第三項 正官と偏官  

                  第四項 『滴天髄闡微挙例解命譜 官殺

                    一曰財滋弱殺格  

                    二曰殺重用印格  

                    三曰食神制殺格  

                    四曰合官留殺格  

                    五曰官殺混雑格  

                    六曰制殺大過格  

             第五項 『滴天髄』にいわれる傷官  

                  第六項 『滴天髄闡微』挙例解命譜 傷官

                    一曰傷官用印格  

                    二曰傷官用財格  

                    三曰傷官用劫格  

                    四曰傷官用傷官格 

                    五曰傷官用官格  

                    六曰假傷官格   

               第四章      体用精神       

第一項      体用・精神

第二項      月令・生時

第三項      衰旺(すいおう)・中和

第四項      源流・通関(つうかん)

第五項      清気・濁気(だっき)

第六項      真神・化神(けしん)

第七項      剛柔・順逆・恩怨(おんえん)閑神(かんじん)
      

                 第五章 四柱総論

第一項      寒暖(かんだん)燥湿(そうしつ)

第二項      才徳・奮鬱(ふんうつ)隠顕(いんけん)衆寡(しゅうか)

第三項      震兌(しんだ)坎離(かんり)

            おわりに

            あとがき  




  



 ≪『滴天髄』に触れて30年≫

 原典・聖典といいますが、「甲申戊寅殺印相生」などと蔵干中の干の相生が天干を生じるなどと
信じておられるかたはおられるのでしょうか。少なくとも理論的に整理されていると思う方がおられ
るのでしょうか?。巳中の庚丙の剋は?旺令の丙と死令の庚の生剋論は?辰中の癸乙相生言わ
ずですか?
 時代的な制約などを考慮すれば、かなりの部分何かに支配されての謬論も存したのではと考える
のが普通なのです。何から何まで『滴天髄』にあるからなどのメクラ信奉はおかしいのです。(『滴天
髄』自体は何年前ですか。劉氏が約650年前の活躍ですから、それ以前、日本では義経時代ですか。
私は研究者ではなく実践家ですから、そういうことは重箱の隅くらいの感覚で間違っているかも知れ
ませんが。)
 「生旺墓絶」や「中気・余気」の存在の理はどこにありますか?最初にあったのですか?その存在
は「まあ水の墓だから辰中に癸水入れとこう、あるだろう」で、優先されたのは辰中に存する癸水で
はないのですよ。支は支で既に辰は湿土として存しているのに「蔵干の戊が燥土と信じて、乙木に
洩れる癸水が戊土を湿にする故に辰は湿土」などという理は一貫していますか?というより信じられ
ますか?天干に癸水戊土並べば、合去以外なら戊土は湿土ですか? ということは未中の己土は
湿土で丁火によって未は燥土になっているのですか?丁火と己土、癸水と戊土の関係も考え直さ
ねば、、、寅・巳中の戊土はもともとの燥土をより燥に、申・亥中の戊土は湿土に?本気からの生剋
ですか。なら辰中は戊土剋癸水、戌は丁剋辛で何が強いのですか? 普通のかたには分からない
理ですね。そして何より当たればいいのですが、混乱してしまうだけで当たらない、し、どう生剋を見
るのかも分からない。戊寅相生なら他も見ないと頭が許さない、というのが普通のかたでは?
 まず四柱推命は当たらないとダメですよ。元々私はこと競馬については新馬三才(ざい・今は2才)
からのデータを書にしようか思ったほどの誰にも負けない研究者でした。(馬券は負け続けましたが)
ボートレースに関してはこれも書を出そうと思ったほどで、こちらはそう負けずの実践家でしたが、命
理に関しても同じ態度でした。
 命理は事象を理論に合わせていけません。理論を事象に合さねばなりません。妄信的に原書を信
じてはいけません。何しろ古い昔の論です。進歩なしの学問など学問ではありません。(遊び・麻雀
・囲碁・でも進歩あります。)『滴天髄』のずっとあと『滴天髄闡微』の時代にすら干五年支五年となっ
ていたのです。今でも信じておられるかたはあるのでしょうか?まあ局なら局で事象がすべて当たる
のならいいのですが。何十年かけて何千人に当たらなくても周りの方の一生を見れば取らないほう
がベターなのはお分かりですが。まぁあの空亡でも当たったように見えることはあります。しかし100%
どころか半々でもないので、他の要素でそうなったのだということには直ぐにお気づきになるでしょう。
 妄信がいけないのは少し『滴天髄』でも学ばれたかたなら事象に合わない当たらないことあるのに
もお気づきでしょう。「甲申戊寅」や「衰神冲旺」や「局混方」など正確な事象もっていれば直ぐに分か
ります。いろんな解説のかたの挙例などもすべて疑問なしで信じるというかたは初心者以外にはない
でしょう。と言っても命理の成り立ち思考方法、事象の見方、これより優れた書はありません。どこか
らは無視できてどこまでは信じて、というのもご自身の推察経験を当てはめて決めればいいのですが、
時間がかりますので、その助けにでもなれば、ということでの刊行でもあります。数値や生剋幇の見
方でも実際は少し複雑なのですが、それらもどこまでは無視できるかを知るために数10年を費やして
きた、とも言えるのです。

 
ーーー


 『滴天髄』 十干

 

『甲木參天。脱胎要火。春不容金。秋不容土。火乘龍。水宕騎虎。地潤天和。植立千古。』

 

〇 強い甲(かぶと)(旺木)を破るには火が必要。

〇 春初めは柔らかく金は恐れる。秋は弱く本来は相性のいい湿土も生金してしまうので必要としません。

〇 火が多いと辰が納火して、木の柔らかい地盤となり良く育ちます。

    かえって水多で根が腐るような時は寅が納水してくれるのを喜びます。

〇 ですから、地が潤い、丙の気あれば、陰陽・燥湿 和して、千年の樹となります。

 

 

『乙木雖柔。?羊解牛。懐丁抱丙。跨鳳乘猴。虚濕之地。騎馬亦憂。藤蘿繋甲。可春可秋。』

 

 〇 乙木は柔ですが、己土くらいには対抗できます。

 〇 秋の申酉庚金の剋も丙火や丁火が適切なら、大丈夫です。(食神制殺)

 〇 乙木は陰ですから、丙の照暖を喜びますのに、たとえ土に根を育ててもらうにしろ丑や  辰重なっては丙午の気も充分役目をはたすことが出来ません。もちろん壬癸盛んは、午あ  っても発するに難となります。

〇 寅卯の根あって甲木が幇してくれるなら、万事OKです。庚金が良く制木し、帯殺禄刃格  の成ともなれ、甲の意、甲の性情もっての成功も期待できます。

 

 

『丙火猛烈。欺霜侮雪。能V庚金。逢辛反怯。土衆成慈。水猖顯節。虎馬犬郷。甲木若來。必當焚滅。』

 

〇 丙火は猛烈なもので、霧雨の癸などには少々のことでは困りません。  

〇 しかし壬癸重々となっては、湖(壬)に映えることが出来ません。

〇 良く庚金は鍛えますが、辛金にあうと、合を貪り、無力となります。

〇 火多なら、湿土の洩あって、慈愛の徳をなし、壬癸に逢いますと、忠節の風をあらわし炎上の性を抑えます。

〇 火旺にして多なれば、甲乙寅卯すべて火源となり、木の性は発揮できません。

 

 

『丁火柔中。内性昭融。抱乙而孝。合壬而忠。旺而不烈。衰而不窮。如有嫡母。可秋可冬。』

 

〇 丁火は柔にして内は明るく文明の象。

〇 甲の丙は焚木の憂い。丁の己土は晦火。そうした憂いは丁乙にはない。壬と干合して化木は丁の印(無視)

〇 旺じても、丙のように、万物不正の憂いはない。陰干弱きを畏れず。(陽干は衰えると救い難い)

〇 甲木の助けで成となるは最も安定して喜となる。

 

 

『戊土固重。既中且正。静翕動闢。萬物司令。水潤物生。火燥物病。若在艮坤。怕沖宜静。』

 

〇 戊土は固にして重。中気を得てかつ正大です。

〇 春夏は気を開いて万物を生じ、秋冬は気を閉じて万物が成るものです。

〇 潤を喜び燥は喜びません。

〇 寅申に座せば沖を畏れます。

 

 

『己土卑濕。中正蓄蔵。不愁木盛。不畏水狂。火少火晦。金多金光。若要物旺。宜助宜幇。』

 

〇 己土は低く薄く柔らかく湿っています。

〇 中正でよく万物を蓄蔵します。

〇 木盛んでも畏れず、水を吸い込み蓄水しますから水のたけり狂うのを畏れません。

〇 火が少ないと火を晦くし、金が多ければ金を光らせます。

〇 もし万物旺ぜしめることを要するなら丙火の助や戊土の幇を欲します。

 

 

『庚金帶?。剛健為最。得水而清。得火而鋭。土潤則生。土乾則脆。能?甲兄。輸于乙妹。』

 

〇 庚金は殺の気を帯び剛健。

〇 健ですから水を得ると清くなり、火を得ますと鋭利となります。

〇 湿の土は良く生金をし、土乾くと金は脆くなります。

〇 甲木は剋しますが、乙木に逢うとかえって弱くなります。

 

 

『辛金軟弱。温潤而清。畏土之疊。樂水之盈。能扶社稷。能救生靈。熱則喜母・寒則喜丁。』

 

〇 辛金は陰金で温軟で清潤です。

〇 埋もれてしまうので土多いのを畏れます。水多で洗われるのを喜びます。

〇 丙と合し壬にせしめて社稷を助け、壬は辛の臣下甲を救援します。

〇 火強ければ化して生ずる己土を喜び、寒に過ぎれば火を要すのですが丙火とは化水してしまい  ますので丁の火を喜びます。

 

 

『壬水通河。能洩金気。剛中之徳。周流不滯。通根透癸。沖天奔地。化則有情。從則相齊。』

 

〇 壬水は運行して止むことありません。

〇 よく金の気を洩らし又巡り流れ滞ることないゆえ剛中の徳といわれます。

〇 水の根強く、癸水通りますとその勢いは沖奔となります。

〇 丁火と合して化木すれば丁火とも有情となります。

〇 火土に従っても天に昇り再び雨露となり循環します。

 

 

『癸水至弱。達于天津。得龍而運。功化斯~。不愁火土。不論庚辛。合戊見火。化象斯眞。』

 

〇 癸水は至って弱いものですが、天津に達します。

〇 天に運行し、辰を得るは雲雨となってよく万物を潤沢しますがこのことを功化祈神といいます。

〇 火土多くとも恐れず、金の生も頼みとしません。

〇 戊と合し化して火