2007年6月8日〜6月10日 北軽井沢スウィートグラス

 梅雨の時期にはちゃんと屋根のある宿泊施設に泊まりたいと思い、過去にPICA富士吉田のキャンピングトレーラー、そして昨年は北軽井沢スウィートグラスのインディアンティピーに泊まりました。両者に共通するのは、昨年の北軽井沢レポートにも書いた土連泊(PICAはハッピーフライデー)。どちらも、金曜土曜の連泊で宿泊費が割引になるというもの。金曜の夜か土曜朝早くのチェックインができるので、連休のない6月でもゆっくりキャンプを楽しめます。

 今年も5月の連休にキャンプできなかったので、なんとしても夏キャンプ前に一度キャンプに行きたいと、おとうぴょんの禁断症状が出たため、厳しいスケジュールを縫って北軽井沢へ出かけることにしました。

 昨年から雨にたたられたキャンプで泥まみれになる事が続き、今年も屋根のあるところへ泊まりたいのはやまやまなれど、それにはちょっとお金がかかってしまいます。軽井沢は火山灰質で水はけが良いので、昨年見てよかった林間サイトにテントを張ろうということでおかあぴゃんと意見が一致。雨は覚悟でインターネットから予約しました。


 6月8日(金)


 おとうは仕事をお昼で切り上げ、早めに帰ってきました。昼間ゆっくり車への積み込みができるので余裕です。夕飯のおにぎりも買い込んで、あとは子供たちが学校から帰るのを待って出発です。できれば早く着いて、少しでも明るいうちにテントを張りたいですからね。

 一番最後に帰ってきたとんちゅを車に押し込み、16:15出発。新しい外環三郷南インターから関越・上信越自動車道と乗り継ぎ、休憩も取らずに走りました。高速を降りる頃より雨が落ちてきて、世間はあっという間に暗くなって行きます。

 軽井沢付近は車も混雑気味で、雨と夕暮れとで気分もグレー。あせる気持ちを切り替えて車の中で早めの夕食を食べ、それでも18:30にはキャンプ場へ着いてしまいました。今夜は林間サイトに他のキャンパーはいないそうです。


テントを張り終わるともう真っ暗


おやすみなさいの時間です


 18:30とはいえ、雨のおかげでずいぶん暗く感じます設営地の林間サイトは木陰でさらに暗く、カッパを着て頭にヘッドランプをつけてのまさにエマージェンシー状態

 ただ、今回はランドブリーズにLXフライのみの軽装なので、まだ楽でした。

 テーブルも出さずテントの中に寝る仕度をして、中でUNOをやって遊びました。結構寒く、テントの中で遊ぶのは楽チンで、ほっとします。9時半ごろにやっと子供を寝かせて、やれやれとワインで乾杯

 ここで早くもおかあの忘れ物が発覚。おやつ箱と呼んでいる、レゴブロックの青いバケツです。いつも車にこのバケツを積んで出かけます。中身は子供のおやつと、大人のおつまみ類。せっかく今回のために用意したお菓子や珍味類が、手元に無いのでした。



 降り続く雨の中、テントの前室で気分よく酒を飲んでいると、10時頃になって車がやってきました。消灯時間なんで、管理スタッフの見回りかねぇなんて言っていると、向かいのキャビンに車を止めて、荷物を降ろし始めました。おお、こんな時間にチェックインするのもありなんだ・・・と不思議に思いました。

 ところが、それから大騒ぎが始まってしまいました。小さい子供がいるようで、その子供が大声ではしゃぎまわり、さらに荷物の運び下ろしのたびに車のドアがバタンバタン、いったい何人の人間が来たんだろうかと覗いて見ると、どうも一家族らしい。

 おかあは、ちょっとうるさいから注意してきてよ、などと無責任なことを言うけれど、どうせ荷物を降ろす間だけだろうからと、無視して飲んでおりました。

 ところが30分経っても一向に収まる気配がありません。相変わらず子供の叫び声、車のドアが何故こんなに何度も開け閉めされるのか、うるさいから終わるまで開けっ放しにすりゃあいいじゃねーかよ。さらにはペグを打っているような、大工仕事をしているような、訳のわからない打撃音までがんがん響く

 トイレに行くので外へ出ると、キャビンの入り口を開け放して、子供が出たり入ったり。うるさいからドア閉めて中で騒げよ。

 父親はまだ車のドアを開けて何かしています。いい加減にせいよ、と、父親のところに行き、極めて温厚に、夜も遅いし子供がもう寝ているので、もっと静かにしてもらえませんかと言うと、いや申し訳ありませんと平謝りされて、拍子抜け。こう丁寧に謝られてしまうと、怒りのもって行き場がないではありませんか。うーん不完全燃焼。いや別に燃焼しなくて良かったんだけど・・・理不尽な憤りであるのはわかっているんですよ。

 トイレに行くと、夜10時以降は静かにしろよと張り紙がされていて、それならこんな時間にチェックインさせんじゃねーよと余計に腹が立つ。(八つ当たりだな、こりゃ)

 テントへ戻り事の顛末を伝えると、おとうぴょんはえらいねぇと、おかあに言われて複雑な気分。おかあも腹を立ててはいるんだけど、その無責任な発言に毒気を抜かれました

 なんか最近こういうのが多いなぁ。こうやって人はうるさい小言ジジイと化していくんだろうか・・・うん、だとしたらこれは、周囲が悪いために起こる必然だな、仕方ない、仕方ない。


翌朝一番のサイト周り


フライパンの取っ手を組み立てるとんちゅ


 6月9日(土)


 7:00起床。前室の入り口を庇にして、さらにその前にブルーシートならぬ銀色のレジャーシートを張って雨よけと目隠しにしました。

 ブルーシートは便利なんだけど、これを張ると、工事現場かホームレスかっていうちょっとブルーな気分になってしまうんですよ。だから銀色でもブルーシート?


 若干美意識には反するけれど、実に快適なリビング空間ができて、雨対策も万全。雨は小雨で降ったり止んだり。

 その間におかあと子供たちは朝食の準備。テント内のテーブルでパンにはさむ具を作っていました。フライパンで両面をさっと焼いて、ホットサンドです。これは、ガルヴィに連載している「みなくちなほこのかんたんJanJanクッキング」で仕入れたネタのアレンジであります。


ゆでたまごをとんとん


パンにはさんで4辺を押さえる


フライパンで両面焼いて


とろけるチーズがのびーる



 午前中は、お昼寝タイム。子供はおとなしく何やらやっていましたが、よくわかりません。

 昼は焼きそばを作り、食後は雨も止んでいるのでバドミントンで少し遊んだ後、場内散策に出ました。


小さいティピーもきれいになりました


ハイジブランコに乗るオヤジ 


 押際端(おしぎっぱ)の森方面では、ドッグラン横のペットウォークとピクニック広場部分に昨年はなかった新しいアスレチック遊具が増えていて、熱心に遊んでいました。

 りょんはフリークライミングの壁に取り付いたままいつまでも降りてこないし、ポンタも大喜びで登っています。とんちゅは気持ちだけ空回り。あまりの腕力のなさが露呈して、まともに遊べません。ああ、何たることか


フリークライミングに挑戦


りょんが登り、とんが見る


男二人は木登りが気に入ったようで


おしぎっぱの森を歩く



 おしぎっぱの森から一旦戻り、新設されたイーグルサイトを見に行きました。ウッディな屋根つきデッキに流し台とテーブルセットが置かれ、コールマングッズが山ほど準備されていて、超豪華。ただ、壁がないんで風が吹いたら大変そうですが。そんなときは風除けのシートでも用意してくれるんでしょうか?

 ちなみに、イーグルサイトはレギュラーシーズンで9,000円、我家の泊まっている林間サイトは1,300円です。

 ドッグフリーサイト方面に行くと、新しくフードショップ「Luck-楽-」という小さなお店ができていて、軽食が用意されるようでした。(朝食7時半と、夕方5時からの営業らしい)つまり、イーグルサイトに泊まり「楽」で食事を済ませると、お手軽ビアガーデン状態を堪能できるというわけです。こいつはちょっと魅力。(でもテントを張って持参の発泡酒を飲んでる貧乏人には縁のない話なんですけど・・・)

 メニューもいろいろ豊富で、場内でのデリバリーもしてくれるらしい。うーんすごい、日本じゃないみたいです。

イーグルサイトはコールマンとのコラボ


フードショップ「Luck-楽-」



 場内ぐるりと回り、戻る途中のステラサークルというところにバスケットゴールがあり、ちょっと遊ぶつもりが結構本気モードに入ってしまい、どえらく疲れました。

 なまりきった体には、バスケットボールは超ハード。身の程を知りました


 15:00になり、ちょっと早いが買い物を兼ねて地蔵川温泉ホテルへ行きましたが、今日は団体客が入っているとかで、入浴を断られてしまいました。そういえば昨年は電話で確認してから行ったっけ。慣れはいかんな。

 ほかの温泉に行くのも面倒になって、結局キャンプ場に戻ってコインシャワーで済ませました

 サイトから近い第二サニタリーにあるコインシャワーはユニットタイプの清潔な設備で、子供も安心して入れました


 雨がまた降りだして、気温は下がる一方。長袖シャツにフリース、ウインドブレーカという6月とは思えない姿で過ごしました。今日は他に3組のキャンパーが来て、林間サイトにテントを張っています。

 ところで、昨夜うるさいと注意した家族、朝には父親からまたご丁寧な謝罪を受けてしまいかえって困惑とってもいい人なんですよ

 しかし朝からまたトンカンうるさいのです。何をやっているのかと思ったら、わざわざ玄関前のウッドデッキの上で薪割をしているんですよ。薪に食い込ませた鉈をふるってデッキにたたきつけてるわけで。昨夜もそれをやってたわけね地面でやれ、地面で

 おまけに、入り口開けっ放しでまた子供が騒ぐ。昼間なんで別にいいんだけど、開けた扉から、中で燃えてる薪の炎が大きく見えて、扉閉められないほど暑いんだったらそんなに燃やさなきゃいいのにと余計なことまで考えてしまう、ああ自己嫌悪


 夜はビーフストロガノフ。赤ワインをたっぷり使い、味の仕上げはおとうが念入りに。いつもより上出来です。雨は止む気配がなく、今夜もテントでUNOやって子供を寝かせました。

 今回は面倒なんで焚き火も炭火もなし。狭い前室でランタンつけてりゃかなり暖かいんで、問題ありませんでした。

 6月10日(日)


 7:00〜8:00頃、ばらばらと起床。雨は降り続いています。ロールパンにきゅうりやハム・チーズをはさんだいつもの朝食をとり、ぼちぼちと片づけを始めました。今回はあんまり道具を使わなかったんで、撤収も簡単です。雨が小降りになるタイミングを待って、一気にフライシートを引っぺがし、テントをたたみました。

 撤収が終わり、10時半ごろ、雨は一旦止みました。早いけどもうやることもないんでチェックアウトして出発です。


屋根の上に荷物を積めば、準備完了


撤収したら、サイトのごみ拾いです

 

 雨は完全に止んだわけではなく、小雨が降ったり止んだりです。今回は鬼押出し浅間園の、浅間火山博物館へ行ってみることにしました。

 広いみやげ物売り場の奥でチケットを買い、入口を進むと、足元もよく見えない真っ暗な岩のトンネルのような道を下って行きます。心臓の弱い方はご遠慮くださいなんていう脅かしもあってなかなかうまい演出。

 噴火口の様子を模したジオラマに迫力の映像で度肝をぬかれ、後半はなんだかまじめな資料の展示としょぼい人形劇でお茶を濁された感じ。階段を登って出ると、元の広いみやげ物コーナーに戻りました。



 しばらくお土産を物色し、併設のレストランでおそばを食べて、まだ時間もあるんで自然遊歩道を歩きました。

 狭い舗装道路を歩いて行くと、あまりにも誰もいないんで不安になりました。見晴らしのいい場所から、昨年歩いた鬼押出し園が見えます。あちらは混雑した観光地だったけれど、こちらはもっとぐっとワイルドで、岩よりも緑が多い自然観察コースになっています

 天気が悪いんで歩いている人もほとんど見かけず、静かなウォーキングが楽しめました。途中また雨が降って傘を差したものの、大きな崩れもなく助かりました。アップダウンの激しい小道を歩いて吊橋を渡ると、博物館の裏手へ戻りました。結局歩いたのは最長の溶岩コース(60分)でした


ちび二人は元気


母と長男は仲良くちょっとバテ気味


吊橋を渡るとゴールは近い


火山博物館入口


高山植物の宝庫


展望台の岩の上


鬼押出し園


旧博物館の廃墟



 帰り道はやや混雑し、高速に出るまでは雨と霧でちょっとびびりました

 関越高坂SAでおやつを食べた時にはすっかり雨もやみ、16:30頃には帰宅。東京は晴れておりました。 


SAでクレープを食べてご満悦


 まとめ

 雨の林間サイトは、なかなか居心地の良い場所でした。正式な場内マップには直火サイトと書かれていますが、各サイトにトラックのホイールを使った炉が置かれていて、直火で焚き火が楽しめるのです。残念ながら我々の張ったサイトは炉の位置がうまく合わず、テントのすぐ後ろに炉がある状態で使うことはできませんでした。どちらにしろ雨でそれどころじゃなかったんですけれど。

 林間サイトの良いところは、緑が多く気持ちよく、日陰で涼しい、少しの雨ならしのげる、風避けになるので安心、夜露が降りない、などです。

 しかし欠点も多く、虫が多い、暗い、陽が当たりにくいので寒いときはつらく、雨上がりにも当分雫が落ちて濡れるし、落ち葉や木の油などでテントや車が汚れる、などなど、このあたりの選択は季節や天候により左右される部分もあり、あとは個人の趣味の問題でしょうね。

 火山灰質のサイトは水はけ抜群で、かなりの雨でもサイト内にはまったく水溜りはできませんでした。その分土中の石が多く、ペグは若干刺さり難い場所もありました。でも場所を少しずらして打ち直せばほぼOKでしたし、ソリッドステークを無理やり打ち込む気になれば問題なしです。

 通路部分は土を固めてあるせいか、雨が降っている最中は結構水溜りになっていましたが、止んで少し経つとあっという間に消えました。

 今回夜遅くに来た家族連れのうるささにちょっと困ったんですが、サイトの入口側にキャビンがいくつか並んでいて、そこの宿泊客でした。幸い善良な家族連れだったんで、一言注意したらそれで済んだので助かりました。昨年も夜にキャビンの方角から若者たちが大声で騒ぐ声が聞こえていたんですが、酔っ払った大勢の若者相手じゃ、注意するのもちょっと怖いですよね。ここは客層にちょっと問題のあるキャンプ場なのかもしれません。まぁ、こういうのは天気みたいなもので、たまたまそういう日に当たってしまったという運もあるんでしょうけど

 どこのキャンプ場でもそうですけど、酒飲んで騒ぐために来る客をどうやって管理してるのかというのが、問題なんですよね。特に、コテージなどの宿泊施設の充実しているところは、気楽に来る人(マナーの悪い人)が多いので要注意です。
 
 
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