ほねぶとメニュー
ほねぶと献立&レシピ  2002年(秋)10.1
旬の食材をいかし、1食としてざっくりとバランスのとれた献立とレシピです。
2002年度は春夏秋冬の4回の「ほねぶと献立&レシピ」とともに、
ほねぶと母さんからの「いまの食へのひとこと」をあわせて紹介します。
今回は、ほねぶとネットサポーターの村上澄子さんからの提供です。

旬の素材を生かした日本料理を堪能した時「日本に生まれてよかった!」と感じる時があります。
四季折々の彩りの中で、ことに実りの秋には脂がのっているおいしい魚や、
旬の素材ならではの風味を楽しめる食材が沢山あります。秋満載のお惣菜をご家庭の食卓に!
ほねぶと献立NO.1

日本型メニュー     ポイント食材:秋刀魚、銀杏(栗)、きのこ類、おくら
秋の炊きおこわ
秋刀魚の香り揚げ
・ほうれん草のくるみ和え
 (ほうれん草一束、くるみ7〜8個分、醤油大1強、砂糖大1弱)
・すまし汁(菊花豆腐、もみじ人参、星形おくら)
秋の炊きおこわ(4人分)

<材料>

もち米 3カップ    うるち米 1カップ
水分量(椎茸つけ汁・酒・煮汁・水) 3カップ強

干し椎茸 5枚    ごぼう 80g    人参 60g
まいたけ 100g   しめじ 100g   銀杏(栗) 20個
調味料(砂糖大さじ1.5,醤油大さじ1.5,酒大さじ1,椎茸汁1カップ)

<作り方>
@もち米、うるち米を合わせて洗い、30分以上水につけておく
A干し椎茸は水でもどし細く切る。ごぼうは2cmのささがき、人参も2cmほどの細いせん切り、まいたけ、しめじも他の材料に大きさを合わせて切る。
B銀杏は殻をとって鍋に入れ、ひたひたの水と少量の塩を加え、玉じゃくしの背でこすって薄皮をむきながらゆでる
Cしめじ、まいたけは別にして、各大さじ1の醤油と酒をまぶしておく。椎茸、ごぼう、人参は椎茸の浸し汁1カップと調味料で煮て、人参、ごぼうが軟らかくなったら、しめじ、まいたけを加えて煮含める。
D米は塩小さじ1を加えて分量の水分で塩加減をみて炊きあげ、具と銀杏を混ぜて10分以上蒸らす 

    
<おいしく作るコツ>
お米を炊く水分は昆布だしを使うとより旨味が増しておいしい。1リットルの水には昆布10センチ位のものを30分以上浸水して使う
○塩と醤油で色の加減をみるとよい。米1カップに対して塩分量は2gが標準。ただし具が入ると1g〜1.5gを目安にして味を見て加減する
○銀杏が苦手な人や子供には、生のむき栗や壜詰めの栗の甘露煮を使うとよい 
○三つ葉や大葉、炒り胡麻をきざんで散らすと香りもよくきれい


秋刀魚の香り揚げ(4人分)

<材料>
秋刀魚 4尾    醤油 大さじ1.5,生姜汁 小さじ1,酒 大さじ1,長葱 1/3本,片栗粉 大さじ3
揚げ油 適宜    
合わせ調味料(砂糖大さじ2.5,醤油大さじ3,酒大さじ1,ごま油小さじ2)
長葱 1/2本   レタス,トマト,レモン,パセリ

<作り方>
@ 秋刀魚は頭をおとし腹は切らずに内臓を頭の方から抜く。2〜3cmの筒切りにして洗い水気をとる。葱は2センチのぶつ切りにして調味料に入れ、この中に秋刀魚を浸して20分おく。水気をとって片栗粉を薄くまぶしてきつね色に揚げる
A ボールに調味料を合わせておき、揚げたての秋刀魚を漬けこむ。長葱は5cmの長さに切って中央に縦に包丁を入れて開き、縦に細く切って白髪葱を作り水にさらしておく
B 大皿にレタスやトマト、レモン、パセリで飾り、秋刀魚を盛りつけ、この上に白髪葱をこんもりと盛る

    
<おいしく作るコツ>
秋刀魚は下味をつけて生臭みをとり、カリッと香ばしく揚げるのがポイント
○揚げ油にごま油を加えるとさらに香ばしくなる
○好みで、漬けこむ合わせ調味料に、唐辛子や酢を加えると南蛮漬けに変身する
○下味をつけた秋刀魚に、小麦粉とカレー粉を混ぜた粉をつけて揚げてもおいしい
ほねぶと献立NO.2

日本型メニュー         ポイント食材:さと芋、秋鮭、秋茄子
・さと芋ごはん(米3カップ、さと芋300g、昆布だし汁3カップ、塩、酒、醤油、味りんなどの調味料を入れて炊く。好みで塩昆布、しその実や山椒の実の塩漬などを添えてもよい)
生春巻サーモンサラダ
秋茄子のサウザンドソース焼き
・しじみ味噌汁(しじみ、味噌、ねぎ)
生春巻サーモンサラダ(4人分)

<材料>
生春巻(ライスペーパー)8枚
スモークサーモンスライス 8枚
胡瓜 1本
グリーンアスパラ 8本
サニーレタス 小8枚
大葉 8枚
つけ汁   醤油大さじ2,胡麻ペースト大さじ3,砂糖大さじ1.5,酢(レモン汁)大さじ1.5〜2

<作り方>
@ 生春巻の皮は1枚ずつ水にくぐらせて軟らかく戻す。戻したものはくっつきやすいので重ねないように注意する
A 胡瓜は細く切り、グリーンアスパラは塩を入れた熱湯でボイルして冷ましておく
B 生春巻の皮に、サーモン、胡瓜、アスパラ、サニーレタス、大葉、各1人分を順にならべ、サーモンが透けて見えるようにしてきちんと巻く
C 分量の調味料を混ぜて胡麻だれを作り各自つけていただく。食べにくければ半分に斜め切りにして切り口を上にして盛り付け、上からたれをかけてもよい


<おいしく作るコツ>
中身の具の材料は、家族の好みにあわせて選んでください(ハム、焼き豚、ゆで卵など)
○お子様向けには、かぼちゃ、さつま芋、じゃが芋、バナナ、などを入れてバターでこんがりと焼いてもおいしいおやつになります。さらにナッツ類、じゃこなどを入れると、栄養面でのパワーアップになります
○エスニック調のタレにするには、ナンプラー、レモン汁、レッドペッパーソースなどを加えて、大人向けの味をお楽しみください

秋茄子のサウザンドソース焼き(4人分)

<材料>
茄子       大4個
サラダ油     大さじ2
マヨネーズ    大さじ3
トマトケチャップ 大さじ2
粉チーズ     大さじ2
パン粉       大さじ3
パセリまたはあさつきのみじん切り 適宜

<作り方>
@ 茄子を1.5cm〜1.7cmほどのやや厚めの斜め切りにして、フライパンに油を入れて熱し、茄子の両面をこんがりと焼いておく
A 焼いてしんなりした茄子をバットに並べ、マヨネーズとトマトケチャップを混ぜたサウザンドソースをのせてていねいに塗り、上から粉チーズとパン粉をふりかける。天板にアルミホイルを敷いて茄子をならべておく
B 200度に熱したオーブンまたはオーブントースターで5〜8分、こんがりときつね色になれば出来あがり
C 食べやすくするために、包丁で半分に切れ目を入れてもよい。
D パセリ、あさつきのみじん切りを散らす

<おいしく作るコツ>
茄子は厚みがある方が秋茄子独特の甘味があり、ジューシーでおいしい
○サウザンドソースは好みでケチャップを多くしてもよい
○パン粉の代わりにピーナツの粉や炒り胡麻を使ってもよい。焦げすぎに注意!
*今月のおすすめデザート
〜秋の味覚!簡単でおいしいのでお子様とご一緒に〜
○さつま芋とりんごのグラタン 直径20センチの焼き皿〜

<材料>

りんご中(紅玉) 2個 
レモン汁 1/2個分
砂糖 30g
さつま芋 中1本
シナモンシュガー 適宜
生クリーム 1/2カップ
プレーンヨーグルト 1/2カップ
小麦粉(コーンスターチ) 大さじ1
レーズンまたはドライプルーン 50g
バター 大さじ2


<作り方>
@ さつま芋は皮ごと使うので皮がきれいなものを選び、よく洗って皮をつけたまま7〜8mmの厚さで輪切りにし、さらに十文字に包丁を入れ、いちょう切りにして水にさらしてざるにあげ、100gで2分を目安に電子レンジで加熱して軟かくしておく
A 皮の色のきれいなりんごをよく洗い、皮つきのまま8等分にして芯をとり、さらに2〜3等分に切って一口大にしてレモン汁をかけておく
B さつま芋、りんご、レーズンをボールに入れて、分量の砂糖と小麦粉を加え混ぜ合わせておく(片栗粉や小麦粉に比べ、コンスターチは冷めてもとろみが戻らないのが特長)
C 分量の生クリームとヨーグルトを合わせてよく混ぜ、Bのボールに加えてボールを上下に返しながら全体にからめる
D バターを塗った焼き皿にCを入れ、残りのバターを散らして、上からシナモンシュガーを振りかける(砂糖やシナモンは好みで加減する)
E 180度に予熱設定したオーブンで約30分、焼き色を見ながら仕上げる
F 熱いうちは汁にとろみがつかず味がなじまないので、冷ましてから取り分ける
ほねぶと母さんからひとこと
食べてくれる人の身になって

村上澄子
 食べた人の心に響く料理ってどんな料理でしょう。幼い頃の思い出には、海や山に遊びに行った思い出とともに、お母さんが作ってくれたメニューの中のいくつかは、懐かしい思い出のページに記憶されていることでしょう。

 いつも尊敬している料理研究家の城戸崎 愛先生は「お料理には人柄が出る」と書いておられます。心の優しい素直な人は、食べてくれる人の身になって作るので、レシピにない心温まる味が出せるとおっしゃいます。家族のためにも自分のためにも、そんな料理をこころがけたいものです。

 ここでお母さん方に提案したいのです。もちろん自分も大好きな料理で、ご家族にもお客様にも人気のある料理を、3つ〜5つほど絞りこんでみましょう〜 自信のある料理が手持ちの中にあって、お母さんならではの味が出せれば、それは生涯の宝です。心のこもったおいしいお料理を食べる時、誰しも幸せを感じます。巣立って行った子供達も、折に触れて同じ料理に接した時には、作ってくれた人の顔を思い浮かべてくれることでしょう…。
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