家庭・地域から
2006年の8月に長野県飯田市の保育園の研修会に参加させていただきました。
田んぼを中心に地域の人々が食農教育を広げながら、子どもたちの意欲や自立に向けてイキイキとした活動を
展開されているのに感動。“あぐりの田んぼ”(H19.12.3)から子どもたちの収穫祭の様子を紹介します。
“あぐりの田んぼ”は今年で6年目。地域に根ざした食育コンクールでも度々入賞されています。
田んぼとともに地域が支える子どもの自立
2008.1.15
あぐりの田んぼから
竜丘・時又両園合同収獲祭 竜丘公民館 佐々木園長のレポートより
・・・“あぐりの田んぼから”H19.12.3(熊谷伊久夫)メルマガより・・・
待ちに待った収穫祭

昨日は年長さんがずーっと楽しみに待っていた時又保育園のお友達と一緒の収穫祭の日でした。職員も朝早くから公民館、調理室と園を何往復もして準備を整え、年長さんの来るのを待っていました。

市の栄養士の田口先生も応援に来てくれました。昨年お世話になった市瀬先生も丁度お休みだったのでご飯を炊くのを手伝いに来てくれました。

9時30分、両園の子供達が集まりました。昨年の反省を元に、今年は両園が混じったグループで何処へ座るかも担任がしっかり打ち合わせ、準備が出来ていたので、人数が多いにも関わらずスムーズに席に着き身支度も出来ました。85人いても一人ひとりが次の動きをよく理解して動けていて感心でした。

自分たちが育てたお米や地元の食材を使って・・・

最初に外テラスへ出て、御釜でご飯を炊いている様子を見せてもらいました。今は皆炊飯器だと思いますが、「昔はこうやって炊いていたんだよ」と話すとビックリしている子もいました。

次は大根切りです。まず石鹸でよく手を洗って、アルコールで消毒して、きれいにしてから1人1本の大根を切りました。この日のために保育園でも練習してきましたし、お家でもお母さんがやらせてくれたおかげで、落ち着いて切れたり、中にはまるで大人のような慣れた手つきの子もいました。

たった1本だったけれど心をこめて集中して切っており、写真を撮りに来てくださった農業課の筒井さんはしきりに感心されていました。誰も怪我人が出る事もなく全員が切り終えました。

今度はおにぎり作りです。このあたりから徐々にお客様が顔を出して下さり、包丁さばきや、おにぎり作りの様子を目を細めてみてくれました。おにぎりは時又保育園で収穫した秋晴れで1個、あぐりの伊那28号で1個、そしてお芋ご飯で1個の計一人3個握りました。

〜お芋ご飯は今年も倉澤さんから紫芋をいただき、入れて炊きました。お芋から色が出てきれいなお赤飯のように炊き上がりました。有り難うございました〜

子供達が切った大根は具沢山味噌汁に入りました。こちらには他に竜丘産の里芋(塚平さん)、大根(岡村さん)、人参(今村さん)、しめじ(古田さん)、ごぼう(下平さん)、手作りこんにゃく等が入りました。味噌は毎年恒例、時又保育園のあや先生のお家の三年味噌を美味しく使わせてもらいました。

地域のみなさんと一緒にいただく

お客様は、小学校の池戸校長先生、美術博物館の四方先生、あいぱんの店長さん、あぐりのサポーターから前澤さん、今村さん、唐沢さん、農業課の筒井さん、そして地元生産者農家の皆さんでした。

子供達の間の席に入り、一緒に食べてくれましたが、3個のおにぎりをパクパク食べ、野菜一杯のお味噌汁をお代わりして食べるそのたべっぷりに、感心してくれた方が多かったです。

やっぱり竜丘の子達はお米作りの成果から、ご飯の美味しさ、野菜の美味しさがわかる子達に育ってきているなあと感じました。

新聞社の方も何人も見えられ、取材をしながら一緒に食べていかれた方達もいました。

全部美味しいよ!!

両園混じった席に座って食べたのですが、同じ名前の子が何人かいて「あっ○○君と同じ!」と名札を見て言い合ったり、名前を呼び合い手を振る姿もありました。「もう、お友達になったんだもん」と嬉しそうな顔をしていました。

おにぎりは3個食べ比べて「全部美味しい!」と満足そう。味噌汁の方は「お野菜の味が全部出てて美味しい。」と絶賛でした。自分達で切った大根をつまみ「これはきっと僕が切ったやつだ。」「じゃあこれは?」「これは少しかけとるで△△ちゃんが切ったんだに。」等自分達で切ったのは格別のようでした。

会食テーブルの周りには先日の文化祭で食育ブースに飾った展示物を、前澤さんが上手に飾り付けてくれました。今村さんの描いて下さった子供達の絵がとてもあったかみがあり、場を賑わせてくれていました。

お腹一杯になった食後は両園の出し物の時間です。竜丘保育園では運動会に見せた今年の楽しかった米作り、虫探し、玉ねぎとり、ひまわりの種取などを子供達が表現で表しました。時又保育園は、お米作り、野菜作りの体験を紙芝居とペープサートにして発表してくれました。もうすぐ一年生になる年長さんは午後の時間も眠くなる子もなく、元気に演じてくれていました。

楽しい時間はあっという間に過ぎてしまい、もう、お別れの時間になってしまいました。本日半日、一緒のグループで同じ体験をして、同じ釜のご飯を食べた両園の子供達、午後には随分と打ち解けた会話や関わりが見られる様になりました。

楽しい交流が出来て良かったね。入学前にまだこれからも一日入学や、冬の交流会で会えるので、又宜しくお願いします。小学校へ入って仲良しになれる日が今からとても待ちどうしくなった子供達でした。

子どもを台所に立たせてあげてください

嬉しかった本日の報告が、きっと子供さんの口からあったことと思います。せっかく目覚めたクッキングへの興味、これで終わらせる事のないよう、これからは時々台所に立たせてあげて下さい。お母さんの姿を見て一生懸命覚えてやろうとするはずです。最初は下手でも当たり前、でも毎日繰り返すうちに必ず上達するものです。親子で楽しいクッキング沢山やって下さい。そして様子を是非保育園に教えて下さいね。楽しみに待っています。

〜こうして無事楽しい収穫祭を迎えられましたのも、地域の皆様のお力添えのおかげと職員一同感謝しております。有難うございました。これからも引き続きご指導宜しくお願致します〜
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