| SPECIAL |
| 育児休職中の岡本睦美さんから嬉しいメールをいただきました。「ほねぶとネット」をいつも訪問して くださっていること、子どもが生まれて「食育」について真剣に考えるようになったこと、などを知らせてくださいました。 岡本さんが育児休職中に「食の豊かさ」について考えたことを寄稿していただきましたので、2回に分けて紹介します。 〜彼女はこの秋、既に会社に復帰されています〜 |
| 子育てをしながら〜「食の豊かさ」を考えたい |
| その1-「食育」への想い 2002.10.1 |
| 酒類メーカー勤務 岡本睦美 |
飽食・個食・奇食・怪食・食障害・・・「食」にまつわる話題が連日メディアに登場します。2児の母となった今、子供達自身が、自分の目・口・耳、五感を使って自分達の「食」について考え、自ら行動(口にする)する、その「行動指針」「選択肢」をプレゼントしてあげたいと考え出したのが、私が「食育」に興味を持ち始めた理由です。 |
| ○仕事の中で「食の広がり」を発見 |
| 私は大学で栄養学を学び、管理栄養士の資格を取得しました。大学での授業では「食」について科学的な知識を身につける事が出来、元来化学好き、理屈好き、シロ・クロはっきりさせる事が好きな私にとっては興味ある内容でした。 卒業後は「食を通して心豊かな生活を実現したい」という動機で酒類メーカーであるA社に入社し、2度の産休・育休を経て現在に至っています。 「心豊かな生活」などと書くと少々カッコ良く聞こえますが、気の合う仲間と美味しい物を食べ、世間話やその「料理」について語り合う、そこに「お酒」があるとさらに気分が良くなり場が盛り上がる、そんな状況が好きでしたので、そういう場面を提供する事の出来る企業に入社したまでです。 入社当時はバブルの終焉期でしたがまだ超売り手市場でした。同期の総合職女性も今では考えられない100名を越す数で、全国各地へ配属されました。私も配属先の支社で「営業職」として社会人生活がスタートしました。 酒類メーカーの「営業職」の仕事は、自社製品を消費者のお客様に飲んで頂くために、その流通の過程にある問屋さん、小売店さん、飲食店さん等を得意先として営業を行う事です。親戚や知人にもよく聞かれたのですが、メーカーが直接商品をお客様に売る訳ではないので、例えばコンビニエンスストアでお客様に商品を買って頂くためにはそのコンビニエンスストア様で商品を定番にして頂くために、また、割烹○○でお客様に自社製品を飲んで頂くためにはその飲食店様へ、そしてその飲食店様に商品を卸して頂く小売店様へ、そして小売店様へ円滑に商品を卸して頂くための問屋さんへのアプローチが必要となってきます。この一連の流れがメーカーの営業の仕事になります。 メーカー間の競争は大変激しく、毎日叱咤激励されながら早朝から夜中迄飛び回っていました。もちろん最終的には自社製品を1本でも多く扱って頂くための「営業」でしたが、大学を出たばかりの小娘にとっては、色々な方にお会いする事が出来て、仕事以外のお話もたくさん聞く事が出来、大変な財産となりました。 仕事で数々の飲食店様にもお邪魔し、色々なメニューを実際に食べる事も出来ました。「食」についての科学的知識は学んできましたが、それに加えて「食材」「調理人側の技術・創意工夫」「店内の内装」「メニュー構成」によって「食」というものはこんなにも広がりをもってくるのだ、という事も実感出来ました。 その後、「現場」での営業職から、営業職をサポートする内勤職に変わりましたが、「営業」に関する業務にずっと携わっています。 |
| ○子どもが出来て、主体的な「食育」の必要性を実感する |
| 子供が出来る前の私は、現在のユーザーである方、またすぐ次にユーザーになられる方(この場合はもうすぐお酒が解禁になる若い世代)、また代表して商品を買って頂く事の多い主婦の方へのアプローチ法はそれなりに考えて実践してきました。 けれど、「母」へのアプローチ、また本当の意味での主婦の方(というか家事労働をなさる方)へのアプローチには乏しいものがあったな、と痛感しています。自分1人で料理をするのであれば、手の込んだ料理にたっぷりの時間を費やす事も出来ましたが、子供がいるとそうはいかなくなりました。 私の働くメーカーの関連会社や各食品メーカーから発売されている加工食品や食材(調味料系)も大変豊富で便利にはなりましたが、一方で、自分の子供はこの「加工品」が作られる過程やその内容物等を全く知らないで育っていくのかな、という不安も抱くようになりました。 「手の込んだ料理」をするために必要な「時間」と、それを助けるためにも重宝な「加工食品」。この「時間」というファクターだけを考えても、どんどん便利な物を使えばいい。これも一つの「選択」だと考えます。また、昨今はやりの「スローフード」。これを実践するのも一つの「選択」です。お互いを強要するのではなく、「選択」出来る自由とそれを「選択」した理由をしっかり持つ事が出来ることこそ必要だと考えています。 BSE騒動や添加物問題で「食の安全」という事も大変注目を浴びています。農林水産省と厚生労働省の間で協議が始まった「食品表示」の見直しも両省間の綱引きで残念ながら早急にキレイに決着がつくのか疑問です。 こんなご時世の中、自分の子供にはどう向きあえばいいのか。こんな事も母親になった今、真剣に考えるようになりました。 |
| 2002.11月更新「その2」に続きます。 |
| 岡本 睦美さんのプロフィール |
| おかもとむつみ 出身:埼玉県さいたま市 生年月日:昭和43年10月25日 最終学歴:東京農業大学農学部栄養学科管理栄養士専攻 (平成3年3月卒業) 社歴:H 3年 4月 アサヒビール鞄社 埼玉支社にて営業研修 9月 埼玉支社配属(営業) 7年 9月 東京支社業務部(営業企画) 10年 9月 関信越地区本部営業企画部(営業企画) 11年11月 第1回産休 11年12月 長男出産 12年 4月 復職 首都圏本部特約店営業部(営業内勤) 13年12月 第2回産休 14年 1月 長女出産 9月 正式復職 埼玉支社業務部 家族構成: 夫(37歳),長男(2歳9ケ月),長女(0歳7ケ月) 趣味: 音楽鑑賞(最近はCDばかり),スポーツ観戦(最近はTVばかり),食べ歩き(最近はお休み) 性格:完璧主義(良く取ればしっかり者、悪く取れば細かい),負けず嫌い 血液型:でもB型(ちなみに子供は2人ともAB型。怖い。。。) |
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